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2024/06/13

我が青春の愛読書(下)

高校生になった頃というのは誰もがそうだと思うが、人生の生き方に悩む時期だ。
読書も、その答えのヒントとなる様な書籍に向かう様になる。
高一になって、最初に大河小説それも戦争に関係した作品を選んだ。
・トルストイ「戦争と平和」
・ショーロホフ「静かなドン」
・マルタン・デュ・ガール 「チボー家の人々」
この中で最も心に響いたのは「チボー家の人々」で、主人公の一人であるジャックの真っ直ぐな生き方に魅かれ、自分もそういう人生を歩もうと決意した。
・オストロフスキー「鋼鉄はいかに鍛えられたか」
その「青さ」が、その後の人生に良い面があった反面、周囲の人との摩擦を生むことになる。
推理小説を読み始めたが、松本清張のいわゆる社会派推理小説から、次第にノンフィクション作品に興味が移る。
・松本清張「昭和史発掘」「日本の黒い霧」
黒い霧シリーズでは、米国占領下の日本が置かれていた状況がよく分かった。
哲学や社会論に関する書籍にも目が向くようになる。
・石母田正「歴史と民族の発見」
マルクスの盟友にして、労働運動家でありながら経営者でもあったエンゲルスの著作に興味を持った。
・エンゲルス「空想より科学へ」「家族・私有財産・国家の起源」「フォイエルバッハ論」
その一方で
・菊池寛
・山本周五郎
の時代小説を読み漁った。

2024/06/10

死語事典

戦後に日常的に使われていたが、現在では死語となっている言葉を集めてみた。
【パンパンとオンリー】
パンパンとは、不特定多数の米兵相手の娼婦をさす。派手なワンピースとハイヒール姿で街を闊歩していたので直ぐに分かった。
戦災で親や親族を失った女性が、生きてゆくために身を落としたケースもあった。
オンリーとは、特定の米兵を相手にしていた娼婦で、実際は妾(めかけ)や二号、あるいは愛人と言った方が実態に近い。
某有名女優が、戦後しばらくは米軍将校のオンリーだったのは世に知られている。
【モク拾い】
モクとは煙草のことで、モク拾いとは、道端に捨てられていた煙草の吸殻を拾う行為、又は拾う人をさす。
集めた吸殻はほぐして紙煙草として再生する。紙の上に吸殻を並べて紙煙草に成形する簡単な道具があった。
再生した煙草は自分で使うか、他人に売るかしていた。
【にこよん】
政府や地方自治体が失業対策として、失業者に軽作業を行わせ賃金を払っていた。
賃金が日給で240円と決まっていたので、にこよんと呼ばれていた。
にこよんをテーマにした鶴田六郎「天下の為さん」がヒットし、紅白歌合戦にも出場した。
【犬殺し】
狂犬病を予防するため野犬を狩った。狩られた犬は保健所で薬殺されていたのでこの名がついた。
公共事業で行っていたのに、担当者はこんな侮辱的な言葉で呼ばれて気の毒だった。
【傷痍軍人】
広くは戦争で負傷した元軍人をさすが、生活の為に街頭で募金活動をしていた人を傷痍軍人と呼んでいた。
腕や足を失った人や失明した人たちが、だいたい二人一組で白衣を着て軍隊帽をかぶり、片方がアコーディオンで軍歌を弾いている姿が多かった。
なかには偽物もいたようだが。
【DDT】
DDTとはdichlorodiphenyltrichloroethane(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)の略。
戦後、衛生状態が悪く伝染病やハエ、蚤、虱などが蔓延していたのでDDTが盛んにまかれた。
空中散布や児童の頭にまかれる事があったが、人体に有害であることが分かり現在は使用が禁止されている。
【銀シャリ】
戦後、都市部では食べ物が無く米は憧れだった。
銀シャリとは米だけの飯をさすが、当時は大変な贅沢品だった。
【浮浪児】
戦災によって親を失った子どもをさす。
上野駅の地下道に住んでいる子が多く、子どもたちのホームレスだった。
戦後しばらくして収容施設ができ始め、そちらで生活を送る子が増えた。
NHKラジオドラマの「鐘のなる丘」は、そうした施設を舞台にしていた。

2024/06/09

我が青春の愛読書(上)

中学頃に読んだ小説を思いだすままに列記してみる。
12歳年上の兄の本棚を漁って最初に目に留まったのは次の通り。
・芥川龍之介はほぼ読了 「蜘蛛の糸」「杜子春」「藪の中」「鼻」「地獄変」「侏儒の言葉」「トロッコ」が印象に残る また「歯車」は龍之介が私と同じ症状だったので親近感を覚えた
・志賀直哉の短編 「清兵衛と瓢箪」「正義派」「城崎にて」「菜の花と小娘」が印象に残る 後年「暗夜行路」を執筆した旅館に泊まりに行った
兄が2年間ほど単身赴任していて、週末に家に帰る時に「夏目漱石全集」を1冊ずつ買ってきたので、漱石の小説はほぼ全部読んだことになる 
ただ面白いと思ったのは「坊つちやん」「三四郎」「野分」「こゝろ」で、他は中学生では面白さが理解出来なかった
・親との関係に悩んでいたので ヘッセ「車輪の下に」 ツルゲーネフ「父と子」を読んだ
・小学高学年から中学にかけて ケストナー「飛ぶ教室」 ラーゲルレーヴ「ニルスのふしぎな旅」などの児童文学を夢中で読んだ

最近の若い人はどんな本を読んでいるのだろうか?

2024/06/07

日本はギャンブル天国

2024/6/5付東京新聞に、精神科医で作家の帚木蓬生が、ギャンブル依存症について下記のようにインタビューに答えている。
厚生労働省の2021年の調査によれば、国民の2.2%がギャンブル依存症が疑われている。換算すれば日本全体で196万人に達する。、
周囲に迷惑を蒙る人が5倍ほどいるので、およそ1千万人の人がこの疾患の迷惑を蒙っている。
依存症の本人は妻や子どもの財布から金を盗み、ウソで逃げる。ギャンブルで作った借金はギャンブルで返すという妄想にとらわれる。
帚木が診た患者では1億6千万円の借金を作り、家族が返した。それでも依存症は治らなかったし、かえって酷くなったと言う。
ギャンブルは、身を滅ぼし身内を滅ぼし国をも滅ぼす。
だから国家は法律で禁止してきた。
ところが、今の日本では公営の競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじ、スポーツ振興くじが認められている。
さらにパチンコ店が全国で9000店もある。
これらの総売り上げは年に20兆円を超えている。
世界有数のカジノを持つマカオの売り上げが3兆円で、日本はカジノをおよそ7か所を有していることになる。
加えて大阪では新しいカジノを作ろうとしている。
しかも各々のギャンブルが別々の組織の管轄になっていて、各組織の利権につながっている。
例えば、警察とパチンコ業界の癒着は有名だ。
日本はギャンブル依存症を亡くすどころか、官庁や地方自治体の利益を優先させ、ギャンブル依存症の人を増大させているキャンブル天国なのだ。
大谷選手の通訳がギャンブルの穴埋めのために大金を横領し問題となっているが、これの小型版は日本全国津々浦々で日々おきている。
政府が本気でギャンブル依存症を無くそうとすれば、先ずは各ギャンブルを統合して総合的に規制する機関を設け、依存症を克服しようとしている活動を支援すべきだ。
ギャンブル依存症の行く末は、家族や周囲に散々迷惑をかけて、最悪は刑務所行きとなることを肝に銘じて置かねばならない。

 

2024/06/05

四代目「紫紺亭志い朝」

四代目紫紺亭志い朝は俳優というよりコメディアンの方が通りが良いか、「三宅裕司」が明治大学落語研究会に所属していた当時の高座名だ。
もちろん古今亭志ん朝の名前からもじったもので、紫紺亭は明大のスクールカラーから、志い朝は「C調」(調子の良いこと、又は人物)から採ったもの。
かつて松竹歌劇団(SKD)に所属していた母親の影響で幼い頃から日本舞踊、三味線、長唄、小唄などを習う。中学時代から落語を始めた。
結局、三宅は進路を落語ではなく喜劇を選び、劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)を旗揚げし、現在に至るまで座長を務めている。
その後、明大落研の後輩から紫紺亭志い朝の高座名は、五代目の立川志の輔、六代目の渡辺正行に引き継がれた。
明大出身の落語家は多く、五街道雲助もその一人だ。入学した翌年に飛び級で卒業したとマクラで語っていた。
もし三宅裕司が落語の道に進んでいたら、今ごろは看板の噺家になっていたかも。

2024/06/03

蓮舫は東京をどうしようとしているのか?

小池百合子都知事の任期満了に伴う東京都知事選挙が6月20日に告示、7月7日に投開票される。
既に何人かが立候補の意思を表明しており、今後は例によって売名を目的(近ごろは金のために立候補する人間も現れている)とした人物が名乗りをあげてくるだろうから、候補者はかなりの数に達するだろう。
その中でも注目されているのは蓮舫の出馬表明だ。現職の参院議員としての実績と知名度の高さが売り物だ。
最終的は小池百合子も立候補する可能性が高く、そうなると実質的に二人の一騎打ちという選挙選になるかも。
小池百合子の虚飾に満ちた人生を考えると、いつまでもこうした人物に都知事を続けさせることは出来ない。
そうなると蓮舫に期待したいのだが、今のところ蓮舫が東京をどうしようとしているのかが見えてこない。
例えば、蓮舫は小池都知事が前回の立候補の際に掲げた重要政策がひとつも実現していないと批判している。
これはその通りだ。
しかし、その小池の掲げた政策に自身は賛成なのか反対なのかが不明だ。
もし政策その物に反対であるなら、実現しなかった事は喜ばしい事態で歓迎すべきだ、となる筈だ。
実現しなかった事を批判するというなら、小池の政策を引き継ぐつもりだろうか。
蓮舫は意気込みが先行し、肝心の政策が明らかでない。
都心の住宅価格が高騰し、普通の人が住めない街になっている。
住居費の高騰は、子どもを産み育てる経済力を削ぎ、結果として少子化が更に進む。
外苑再開発に見られるように、自然がどんどん破壊され、都全体が人造都市になりつつある。
課題は山積している。
蓮舫は応援したいが、政策待ちで今は躊躇している。

2024/05/30

蝶花楼桃花が31日間連続口演

蝶花楼桃花が、7月に池袋演芸場で31夜の連続独演会を行う。
「桃花 31夜」と題して31日間ネタおろしを含む、異なる演目を披露するという。
落語家の中には、これだけ演じる力量がある人はいるだろうが、問題は31日間客が入るかどうかだ。それだけの集客力があるかだ。
現在の桃花の人気から充分にいけるという確信があるのだろう。
何せ、真打昇進後4か月で寄席のトリをとったのは、落語協会では最速の記録だ。
前座でデビューしたのは2007年、当時は春風亭ぽっぽの高座名でネタは「平林」を演じたが、上手い女流が出てきたなという印象で、当ブログに感想を載せた。
私は元々女性は落語家には向かないという信念があったが、桃花と同じ時期に前座でデビューした立川こはる(現在は立川小春志)の二人を見て、考え方を変えた。
2011年、二ツ目に昇進し「春風亭ぴっかり☆」に改名。寄席や落語会で何度か高座に接したが、古典を磨くという姿勢は好ましく感じた。そして着実に力をつけてきた。
2022年3月下席より真打に昇進して「蝶花楼桃花」に改名した。
残念ながら、その頃から当方は体調を崩し、寄席や落語会にも行けない状態になった。従って蝶花楼桃花になってからの高座は未見である。
何時の日か、健康が戻れば桃花の高座を見たいと願っているが、難しそうだ。

2024/05/27

ブログの墓標

またまた2週間ほど入院していた。
この分じゃ、墓仕舞いや賀状仕舞いならぬ「ブログ仕舞」をそろそろ検討しないと、という思いもある。
ブログの中には中断したまま数年間放置されているのを見かけることがある。
管理者が中断したのか、あるいは死亡したのかは分からないが、まるで「ブログの墓標」の様に見えてしまう。
削除する決断が出来なかったのか、あるいは内容が資料的な価値があると思い残したものか。
当ブログの管理人もブログを削除するか残すか、いずれかの選択を迫られる時が来るだろう。
その日まで、もう暫く続けたいと思う。

2024/05/07

リニア新幹線工事の遅れは川勝知事のせいなのか

リニア中央新幹線の工事遅れが川勝静岡県知事に原因があるかのような報道が行われて、非難を一身に浴びた形で知事を辞任することになった。
しかし、リニア中央新幹線工事の遅れはかなり深刻で、川勝知事の抵抗はそのごく一部に過ぎない。
JR東海が進めている東京~名古屋間の工事では、2027年の開業計画を断念した。
用地買収も残されていて、停車駅も確定できていない。工事の入札も未着手の所が残っている。
難関とされている南アルプスのトンネル工事では、2026年完工予定のところ未だ4割程度の進捗状況、大幅の遅れは避けられない。
都市部で行われている大深度シールド工法も大きな壁にぶつかっており、2021年に始まった品川の工事では300mを半年で掘る予定が、2024年4月段階で120mに留まっている。
こうした工事も遅れは工事費の膨張を招き、当初5兆5千億の予算が、3年前に1兆5千億に上積みさいるが、今後は更に増加するのは避けられまい。
予算の膨張は、運賃の高騰に跳ね返ってくる。

ここまで来ると、リニア中央新幹線が果たして必要だったのかという疑問が生じる。
東海道新幹線の時は、当時は東京~大阪間の輸送能力が限界に達していて、高度経済成長む迎えて新幹線がどうしても必要だった。
それに比べて、リニア新幹線はどうか。
人口減少と共に、東京~名古屋を利用するビジネス客は大幅に減少するだろう。
開業は恐らく2040年頃を見込むとして、その時点で高い運賃を支払ってまでしてリニア新幹線を利用する人間はどれだけいるだろうか。
計画自体に無理があったとしか思えない。

2024/05/03

不「健康食品」は使わない

TVのCMや新聞広告でもいわゆる健康食品やサプリメントが大々的に宣伝されている。
あれだけ広告費を使えるということは、よほど利益率が高いんだろう。
よく「これから30分以内にお電話頂いたかただけに・・・」と言って、5割から8割引きの提供価格が表示されるているが、実はこっちの方が本当の定価ではと疑ってしまう。
私は健康食品やサプリを利用したことがない。
理由は信用してないからだ。
今から40年以上前のサラリーマン当時に、半年間ほど健康食品に携わったことがある。
自社で開発した商品のPRや、他社との連携の可能性を探るためだった。
そこで分かったことは、健康食品業界の杜撰さだ。
効能を証明するデータの改ざんや、都合の良いデータだけを表示するなんてことは普通に行われていた。
目覚ましい効果があれば副作用があるのが普通だが、そこは説明しない
皆がやってるから誰も指摘しない。
そこから得た結論は、私が所属していたような企業は手を出すべきでないということだった。
今の健康食品業界は当時より正常化されているかも知れないが、昨今の健康食品やサプリのトラブルを見てると、根本的な改善が行われているか疑問だ。
もっとも「健康食品やサプリを利用したことがない」なんて言ってるから、しょっちゅう病気に罹るんだと言われと、グーの音もでないのだが。

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