宮澤賢治
このサイトのタイトル”HOME★9(ほめく)”は、宮澤賢治の詩”雨ニモマケズ”の中の、
ホメラレモセズ
クニモサレズ
から採りました。
小学生の時に初めてこの詩に出会い、強い衝撃を受けました。
ああ、こういう人間の生き方もあるんだなと、自分もやがてこうした生き方をしていこうと、真に単純ですがそう決意して今日に至っています。
賢治の作品の中では”セロひきのゴーシュ”と”グスコーブドリの伝記”が特に気に入って、それぞれ10回以上は読んだでしょう。
”銀河鉄道の夜”は、当時まだ理解できない箇所もありましたが、とにかく星空を見上げてはこの作品の世界に浸っていました。
賢治の作品は、それまで読んだ童話とは全く種類が違うもので、生まれて初めて人生や死という問題を真剣に考えたような気がします。
サラリーマン時代も仕事で壁にぶつかると、よく賢治の詩の
我等ハ黒キ 土ニフシ
マコトノ草ノ 種マケリ
を口ずさんで、自らを励ましていました。
ですから宮澤賢治とのお付き合いも、もうかれこれ50年程にもなります。
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