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2005/04/29

脱線事故は、JR西日本の企業犯罪

jiko2
JR福知山線の脱線事故は、真相が明らかになるにつれ、JR西日本の企業犯罪であることがはっきりしてきました。
先ず最初に問題になるのは、企業の隠蔽体質です。JR西日本は今回の事故について、当初踏み切り事故と発表しました。それを脱線事故として公表したのは、事故後5時間経ってからです。あの現場を見れば、誰でも単なる踏み切り事故とは思えないはずです。
次に原因が置石だと、記者会見で盛んに強調していました。事故原因は、警察や調査委員会が調べることであって、発生当事者が決めることではありません。
最後は、高見運転手の処分暦を積極的に公表し、運転手個人の不注意に全ての責任を押し付けようとしたことがミエミエでした。

そして最大問題点は、JR西日本の安全軽視の企業姿勢です。
JR西日本では、ミスをした運転手に、“日勤教育”というペナルティを課していました。列車の遅れを出した運転手に再教育するという名目で、草むしりや窓拭き、ペンキ塗りまでさせるという、教育というよりは見せしめです。その期間は、上司の裁量で決められるため、本人としてはいつ終わるのか分からず、不安に陥ります。もちろん給料や賞与、昇格まですべての待遇に影響し、繰り返せば運転手を辞めさせられます。

この話、昔どこかで聞いたようなと、ふと思い出しましたが、国鉄からJRに変わるときに、旧国労組合員に対して行った仕打ちとそっくりです。JR西日本も、あの時の体質が、そのまま定着してしまったのでしょうか。

こうした日勤教育を苦に自殺した44歳の運転手がおられて、自殺原因が会社のいじめにあったとして、現在父親が裁判を起こしています。この運転手がなぜ日勤教育を受けさせられてかというと、折り返し運転の京都駅で、安全確認に手間取って“50秒”の遅れを出したためだそうです。50秒ですよ。
こうした実例を見せつけられれば、誰しも安全より時間厳守を優先します。
JR西日本の安全軽視と隠蔽体質は、表裏一体であり、まさに企業ぐるみ犯罪といえます。

安全について、もう一つ気になる記事がありました。死傷者3名以上の重大労災の件数が、この20年間で倍増したとの報道です。原因として、熟練労働者から若い人への、知識や経験の継承がなされていないことが指摘されています。
この時期、日本の大半の企業は、社会的使命をかなぐり捨てて、利潤と効率追求だけに注力してきました。
実績主義、成績主義の給与体系と、高齢者への退職強要のツケが、こうして回ってきたものと考えます。
私たちは、今回の悲惨な事故を教訓に、世の中や企業のあり方を、いま一度考え直してゆく必要があるでしょう。

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2005/04/27

列車脱線事故の続報

jiko
最近気になる耳障りな言葉に“あってはならぬ事”があります。不祥事や事故があると、“あってはならぬ事”が枕ことばのように使われて、不快な思いをしています。
尼崎・列車脱線事故は、ついに死者90名を越え、死傷者およそ550名という、日本の鉄道史上最悪の惨事となりました。この事故のJR西日本の会見でも、“あってはならぬ事”が連発されています。
では、本当に想像もつかないことが起きたのでしょうか。

未だ事故原因は調査中ですが、現在のところ現場の急カーブを、制限時速70kmをはるかに越えた100km以上のスピードで進入したことが、原因の一つと考えられています。
この現場では、列車のスピードが134kmを越えると脱線する可能性があるのだそうで、安全を見て70kmという制限が設定されたようです。

ではなぜ運転手がこれほど速度を上げたかというと、列車に1分30秒の遅れが出ていて、しかも次の尼崎駅で接続列車があったこと、尼崎駅では1秒単位で遅れを会社に報告するよう義務付けられていたこと、そして何よりこの列車の運転手が過去に3回も処分を受けており、4回目の処分は避けたいという気持ちが強く働いたことによると推定されます。

では、なぜこの列車に遅れが出たかというと、前の伊丹駅で列車がオーバーランして、いったんバックさせて発車したからです。
伊丹駅のオーバーランも当初は8mとされていましたが、実際は40mであり、運転手と車掌が口裏を合わせてウソの報告をしていたことが分かりました。
列車の運行規則では原則としてバックは認められていない、ホームの停車位置の調整のみ、車掌の判断でバックができるのだそうです。そうしてみると、もし正直に40mと報告していればバックができず、伊丹駅は通過となって、運転手には相当重い処分が下された筈です。
それに後であんな事故が起きなければ、バレることは無い、だからウソをついたのです。

こうして考えると、この事故の直接原因と考えられるスピードの出し過ぎは、実に分かり易い。
自らのミスで起きた時間遅れを、必死で取り戻そうとスピードを上げて運転していたら、現場にさしかかり、制限速度をはるかに越えていたことに気付き、あわてて急ブレーキを踏んだか、あるいは減速できずにそのまま猛スピードで突っ込んだか、そして他の要因とも重なって脱線したのでしょう。
こう筋道をたてて考えてくると、会社側の“あってはならぬ事”どころか、十分あり得る、むしろサラリーマン経験者なら身につまされる状況であることが分かります。

運転手の不注意や本人の資質にスポットが当てられていますが、人間は必ずミスをします。
それでなくても、強い責任感とプレッシャーの中で乗務している列車の運転手に、遅れを1秒単位で報告させ、ミスすれば減給などの罰則を与えた、JR西日本の経営方針にこそメスを入れる必要があります。
毎日の通勤・通学で命を預けている列車の運転手さんたちの置かれている環境に、私たちももっと関心を持つべきでしょう。

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2005/04/26

尼崎・列車脱線事故

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兵庫県尼崎市で起きたJR福知山線の脱線事故は、死者70名を越え、負傷者は約450名に達する大事故となりました。JRになってからは最大で、旧国鉄時代を含めても、鶴見事故以来の惨事となりました。通勤時間帯であったことから、被害者の多くは勤め人や学生で、ご遺族のことを考えると、胸が痛みます。
原因は未だ分かっておらず、今のところ遅れを取り戻そうとした電車のスピードの出し過ぎ、または線路の上の置石と見られています。これから本格的に事故原因を調べるのでしょうが、いずれにしろJR西日本の効率優先、安全軽視の経営方針が背景にあるものと思われます。

その鶴見事故ですが、私が社会人になりたての1963年におきました。死者161人、負傷者119人という大惨事で、特に死者の数が多いのが特徴的でした。前年の三河島事故に続く大事故で、当時国鉄の安全管理に大きな批判が浴びせられました。

丁度そのころ親しい会社の同僚の勧めで、私は聖教新聞を購読していました。鶴見事故がおきた時、新聞も一面を使って事故の記事が載せていました。
確か人数は3名であったと記憶していますが、その宗教の信者の手記が掲載されていて、信心のお陰で奇跡的に助かったという内容でした。それだけで、他の被害者への同情の言葉も、死者への悼みも、事故を起こした国鉄への怒りも、一切書かれていなかった。
私はそれまで、宗教というのはもっとヒューマンなものだと思っていましたので、同僚にこの記事はおかしいと指摘しました。しかし同僚は、いや宗教的にはこれが正しいと主張して譲りません。どうも私の宗教観とは合わないと判断し、新聞の購読を断りました。
その同僚とはとてもウマが合い、しょっちゅう一緒に飲みに行ったり、旅行に行ったりしましたが、こと宗教観だけは最後まで一致しませんでした。
今回の事故の映像をみながら、ふと当時のことを思い出しました。

結局三河島事故で列車にATS装置が着けられるようになり、鶴見事故で横須賀線が東海道線と分離され、別のルートとなりました。以来40年以上、大きな脱線事故は起きていなかったわけです。
今回の事故についても、私たちは科学的に技術的に原因を検証し、対策を講じることが先決です。
亡くなられて方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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2005/04/24

ポール牧の自殺

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ポール牧が4月22日亡くなりました。遺書はなかったが、9階のマンションの自室から飛び降りてのことで、自殺と見られています。身内に不幸が続いたり、最近仕事が少なかったことに悩んでおられたとか、合掌。
一般には指パッチンでお馴染みだったでしょうが、私は関武志と組んでコント・ラッキー7で演じていた頃が印象に残っています。肉体労働者とインテリ(又はエリート)のズレを基本としたコントで、とにかく面白かった。

お笑いの人というのは、結構自殺するケースが多く、また若死にする人も多いようです。他人を笑わせるというのは、大変なエネルギーが要るもので、精神的な消耗が大きいのではと思います。
学生の頃、喜劇の台本を書こうとしたことがありましたが、苦心の末に諦めました。こうしたら確実に笑って貰えるという計算が、全くできないのです。
だから今でも喜劇作家とかコント作家は、無条件に尊敬します。
きっとお笑い芸人も、こうして胃の痛むような毎日を送っているのだろうなと、想像しています。

一時期は大いに売れていたが、今は引退した元お笑い芸人が、あの頃なんで自分のお喋りでお客が笑うのか、一体どこが面白いのか、不思議でしょうがなかったと、話していたことがありました。だから、ある時からパッタリ売れなくなっても、当たり前だと思ったそうです。こういうのは、お笑いの世界だけでしょうね。
先日、初めて“エンタの神様”という番組を見ましたが、実につまらない。その証拠に、笑い声はかなり効果音を使っていました。あれじゃ見ている客も、演じている芸人も本当に辛いでしょうね。ブームで無理やり作り上げたお笑いは、消えるのも早いです。

昭和の爆笑王といわれた林家三平を、寄席で見たことがあります。人気絶頂期で、めくりが“三平”と出ただけで、当人がまだ姿を見せる前から、場内は大爆笑です。私は、一つ一つの小噺は、さほど面白いとは感じなかった。本人のキャラで、客を笑わせていたと思います。
最後は、高座から客席に転げ落ちて見せ、腰をさすりながらまた高座に戻るのです。
うーん三平、そこまでやるか。あれじゃあ命をすり減らすなあと、つくづく感心しました。

ある時期東京のお笑い芸人は、渥美清からコント55号、ビートたけしに至るまで、浅草ストリップの劇場出身者で占められていました。なぜそこから、優秀なお笑い芸人を輩出したかといえば、踊り子の裸を身に来た客を笑わせるということは、大変な技術なのです。最も厳しい環境で努力し大成していった。だから強いし、人気も長持ちしたわけです。
ダウンタウンは大阪の寄席で揉まれて出てきましたし、爆笑問題は人気が出た後も、時々寄席に出ていました。アンタッチャブルが、今月の国立演芸場に出演しています。
やはり、お笑いの世界で生き残ろうとするなら、金を払った客を相手に、芸を磨くしかないでしょう。

お笑い芸人というのは、世の中で最も過酷な職業かも知れません。

サラリーマンの方は、待ちに待ったGWが近づきました。海外にお出掛けの方もおられると思いますが、4月17日から“別館”(下記のURL)で、海外旅行についての雑文と下手な写真を載せています。もしお暇と興味がありましたら、一度覗いて見てください。
http://home9.exblog.jp/

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2005/04/22

中国経済の驚異と脅威

反日デモ騒ぎに隠れてしまったのですが、この間に、中国を巡る大事な国際ニュースが2件ありました。一つはEU非公式外相会議に提出された中国についての報告書であり、もう一つはブッシュ大統領と温家宝首相の米中首脳会談です。この件は、また日を改めて取り上げます。

EUの報告書については、とりわけ新しい内容があったわけではありませんが、EU各国が今の中国をどう見ているかが分かります。私も要旨を解説した記事しか見ていませんが、これからの中国の、光と影を分析しています。

先ず光の部分ですが、2050年には国民一人当たりの所得水準が、先進国並みになる可能性があり、将来どのように発展するか分からないと述べています。

中国の人口は日本の10倍ですから、日本のすぐ隣に日本があと10個出来ることになり、そうしたら一体どうなりますか。政治・経済・文化・軍事あらゆる面で、大変なキョーイですよね。しかしこれは完全な空想物語ではないのです。

考えてみますと、第二次大戦後の日本の発展にとり、中国が昔のような国だったからよかったと言えます。それが日本の10倍の経済力を持った国が、日本と競合関係になれば、話はガラッと変わってきます。

一方で報告書は将来、中国に天然資源の枯渇、環境汚染、政治的混乱--などの問題が起きる危険性も指摘しています。

中国の銀行の不良債権比率は、およそ50%と推定されています。現在のように高度成長が続いている内は良いのですが、いったん歯車が狂いだすと、直ちに信用不安が噴き出します。

1978年以来の改革開放路線で、中国はキョーイ的な発展を遂げましたが、一方で都市と農村、沿海部と内陸部、国営企業と私企業の格差が拡がり、貧富の差は拡大する一方です。

今現在中国政府は、強権力でこうした不満を抑え込んでいますが、国民の不満が爆発したときには、ソ連崩壊の二の前にならないとは限りません。

この他、北朝鮮の金正日政情が崩壊した場合は、難民が一挙に中国に押し寄せることになり、これも又中国の政治的経済的混乱を招くと危惧しています。その時は、北朝鮮難民は日本にも押し寄せてくるわけで、こっちも大変な事にはなりますが。

報告書では、日本に対する問題にも触れていて、中国の成長は日本の不況脱出のカギと指摘する一方で、教科書・靖国問題での日中の対立を紹介していて、領土問題などで悪化する日韓関係が「中韓友好を促進する可能性がある」としています。

確かに我が国としては、注意が必要ですね。

また報告書は実質年間600億ドル(約6兆5000億円)とされる中国の軍事予算について「実際はこれをはるかに上回る」とする専門家の見方を紹介し、「中国は無視できない軍事国家になりつつある」と分析しています。

その一方で、中国国内の人権問題が改善されればEUから武器輸出ができるとの、したたかな計算もしています。中国は台湾との緊張関係に備えて軍備を増強したい、EUは武器を売り込みたいという両者の思惑が垣間見えてきます。

つまり、この先中国がこのまま順調に経済発展しても、つまずいて国内に大混乱が起きるとしても、いずれも日本への影響は甚大です。

アメリカがくしゃみすると、日本は風邪をひきますが、中国が風邪をひくと、日本は肺炎になりかねません。

日本人も、反日デモにカッカとなってばかりいないで、こうした国際的な動きに十分注意を払う必要があります。

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2005/04/21

鎮静化に向かう中国反日デモ

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連日中国の反日デモについてのニュースの洪水でしたが、どうやら鎮静化に向かいそうです。これ以上デモが拡大すれば、今度は反政府運動に発展しかねないですから、政府としては収拾にかかるでしょう。又現在の中国国民が、かつてのソ連崩壊のように一挙に政権を倒すような状況でもないので、運動は終息してゆくと思われます。

今回のデモ、日本人の中にも世代間で捕らえ方に差があるでしょうね。私たちの若い頃の時代、つまり1960-1970年代に掛けては、日本国内で日米安保条約反対やベトナム反戦の反米デモが、全国各地で毎日のように行われていました。機動隊と衝突して、多数の死傷者も出しました。今TVの映像をみながら、当時のアメリカ人は、こんな気持ちで日本のデモを見ていたんだなとの感慨に耽っています。
当時、都内の最大規模デモは50万人位と記憶していますので、今の中国に置き換えれば、北京で500万人規模となります。そういう眼で見れば、今回の中国の反日デモは、規模も内容も小さい小さい。

新聞報道を見ると、今回の反日デモのきっかけはぁー(ホリエモンじゃあ無いですよ)、在米華人のネットへの書き込みだそうですね。最初は在米の華僑と思っていましたが、そうではなく、現在の中国政府打倒と民主化を求めてアメリカに渡った中国人のようです。この人たちは、元々が反北京政府であると同時に反日の意識が強いのです。当然米国政府や民間団体から、様々な支援を受けている人たちでしょう。
アメリカといえば、最近の高官の発言を聞いていると、日本の国連常任理事国入りは、早急には望んでいないんですね。現在の安保理の常任理事国を増やすことには、慎重な姿勢のようです。
そりゃあないぜ、ブッシュさん、あれだけ普段尽くしてるのにさと、私が小泉さんなら一言ブータレテやりますが。
でも男女関係でもそうですね。片方があんまりすり寄ってくると、もう片方は引いていきます。たまに少し冷たくしといた方が、却って大事にされます。まあ私はそういう経験が全くないので、偉そうなことは言えないですが。

たまに世界地図を広げて、つらつら眺めていると、つくづく感じることがあります。日本のオトナリさんは、先ず東は太平洋を挟んでアメリカ、北はロシア、日本海を挟んで北朝鮮と韓国、西には中国、南は台湾、ああ大変だ、これだけの国々と近所付き合いをしていかねばならないんだと、改めて思います。何だかアブナソウナ国が集まったもんだと思っても、引っ越すわけには行きません。
じゃあ、そうした国々に負けない軍備を備えてなどと考えたら、それこそ国家予算の大半をつぎ込んで、チョウ軍事大国にならないといけない。
そんなことは出来ませんから、仲良くお付き合いしてゆくしかないのです。

歴史教科書や靖国参拝などの問題について、日本国民の中には様々な意見があります。しかし、政府首脳、高官や閣僚というような公的な人たちの言動には、節度が必要です。
ドイツでもネオナチを中心に、ホローコスト(ユダヤ人根絶)は無かった、あるいは正しかった、強制収容所など存在していなかった、あれは後からデッチ上げだ、と主張する人たちがいます。しかし、政府の閣僚や高官たちは、決してそういう発言をしません。周辺国に対しては、あくまで罪を認め、謝罪し、償いをしています。そうした態度が評価され、今やEU諸国のリーダーの位置につけたのだと思います。

日本も、今回の反日デモに対する対応を通して、真の国際化が試されるでしょう。

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2005/04/19

桂文朝、そして高田渡

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訃報です。18日に落語家の桂文朝が亡くなりました。ひいきの噺家を亡くすと、友達を失ったような寂しさに襲われます。古今亭志ん朝の時は、1週間くらい落ち込んでしまいました。
文朝は、TVのお笑い番組に出るような落語家ではないので、一般にはお馴染みが無いかも知れませんが、飄々とした芸風の中に、江戸落語らしい気風の良さがあり、好きな芸人でした。今年始めごろには、ちょっとやせ方が気にはなりましたが、元気で高座をつとめていましたので、ショックを受けています。
文朝が噺家になった1952年は、私が親に連れられて初めて寄席に行った年です。文朝の芸暦と私の寄席暦とは一緒です。文朝は10歳でプロの落語家になった、天才落語少年でした。前座名は、山遊亭タア坊でした。小学生のプロ落語家は、多分空前絶後でしょう。たれ目で、少し甲高い声で、折り目正しく古典一筋でした。

takada
その前には、フォークソングの高田渡が亡くなっています。こちらもつい2ヶ月前くらいに、NHK衛星放送で歌っていましたので、驚いています。メジャーな存在ではなかったのですが、一部に熱烈なファンを持っていました。
昨年彼のプライベートな生活を追った記録映画「タカダワタル的」が公開されたばかりです。酒が好きで。演奏中に寝てしまったことがあるそうです。
代表曲は「自衛隊に入ろう」。1968年の曲ですから、ご存知無い方も多いと思いますので、サビ部分の歌詞を紹介します。
“自衛隊に入ろう(繰り返し) 自衛隊に入れば この世は天国 男の中の男はみんな 自衛隊に入って華と散る”
そそっかしい国会議員が、自衛隊募集の歌として推薦したという、笑い話が残されています。
発売当時は冗談で済みましたが、昨今の世相では笑ってられなくなりました。時代の流れを感じますね。

お二人とも、まだまだお若いのに・・・、ご冥福を祈ります。

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2005/04/18

「国際化」は、何をもたらしたか

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ここ十数年、耳にタコができるほど毎日のように聞かされてるキーワードで、“国際化”という言葉があります。
時に大きな政策決定も、この一言で説明されてしまい、まるで水戸黄門の印籠のような権威を持っています。
国際化の定義は辞書によると、「国際的なものになること。世界に通用するようになること。」だそうです。お分かりになりましたか?
海外旅行が趣味で、渡航した国は30を越えますが、国によって政治体制も法律も経済も文化も風俗も、実にまちまちです。私たちは、こうしたお互いの国の違いを認めながら、各国と共存しています。だから国際化といっても、その基準が分からない。

そこに一人、俺だけが正義だ、俺だけが正しい、俺が法律だ、だからみんな俺の言う通りにしろ、という人が現れたらどうしますか。普通は無視(シカト)ですね。そうです、仰せの通りです、これからは何でもあなたに合わせましょうというのが、現在の日米関係です。先程の辞書の定義でいえば、「アメリカ的なものになること、アメリカに通用するようになること」と言われれば、“国際化”は実に分かり易い。
先日、外務省OBで外交評論家の岡崎久彦氏がTVで、“とにかく、アメリカの言う通りにしていれば、間違いはない”と言ってましたが、端的に“国際化”の本質をついています。

小泉総理が、郵政民営化を急ぐ背景、最大の理由も、この“国際化”に関係しているようです。米国大統領選挙前の昨年9月に、日米首脳会談が行われました。その際に、冒頭ブッシュ大統領は「郵政民営化はどうなっているか」と問い質し、これに対し小泉総理は「自民党内にはいろいろな意見があるが、政府としては郵政民営化の方針を決めた。」と答えて、ブッシュは「小泉首相の姿勢を高く評価する」と述べたそうです。
もう一つ、G7でスノー米財務長官が谷垣財務大臣に対し、簡易保険の民営化の実現について念を押し、谷垣大臣は、これは小泉政権の方針であることを説明しました。
ブッシュ陣営の支持団体に全米保険業界があり、以前から日本の保険市場への進出をブッシュに陳情していました。百兆円を越える簡易保険の民営化は、米国保険業界にとっては大きな魅力です。

こうして、郵政民営化は日本国内の問題ではなく、日米間の重要テーマとなりました。ブッシュは、選挙公約である郵政民営化の実現はどうしても譲れませんし、小泉総理は何が何でもブッシュとの約束を守る必要があります。郵政民営化によって、日本の国民生活がどうなるかなどという議論は、小泉政権にとっては最早どうでも良いことになりました。

2001年に小泉政権が誕生し、当初は数々のコイズミ語録で世間から喝采を浴びました。その後も人気は衰えず、歴代総理の中では高い支持率を保っています。
しかし、4年間の実績はとなると、何があったか余り思い浮かびません。
郵政民営化を急ぐ背景には、総理在任中に何かしら後世に残るような実績を残したいという、小泉氏の功名心も働いているようです。

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2005/04/16

沢山のコメント、感謝します

毎日、多くのコメントが寄せられ、感謝しています。このブログを始めた当初は、賛成意見が圧倒的でしたが、最近は反対の意見や批判、気付きを寄せる方が増えてきました。その一つ一つにお答えしていませんが、ご意見は身に沁みています。 
批判や反対は、健全さの現れですから、今後も大歓迎です。

私は世の中に、絶対的に正しいこととか絶対的正義などというものは無いと考えています。
私は昭和19年生まれですが、その当時の大多数の日本人は天皇を神様だと信じ、“鬼畜米英”を唱えていました。それが昭和20年8月15日を境に一転、天皇は人間であり、アメリカが正しいと180度変わってしまいました。昨日までの正義は不正義となり、昨日までの正しいが間違いとなったのです。
こうした事は、今後も十分起こりうるわけで、寛容と批判的精神は常に保ってゆくべきと思います。

記事を書くにあたり、できるだけ事実関係の確認と、賛成反対両方の意見に眼を通しています。
ですから、ある結論を書く場合でも、これで良いか自問しながら書いています。その反面書いているうちに、ついつい筆が走ると言えば聞こえが良いのですが、調子に乗って余計なことを書いてしまう、これが自分の悪い癖です。軽薄さと冗談好きは、死ななきゃ直りません。

“子供を宗教に・・・”の記事には、特に多くのコメントが寄せられています。この件は又改めて見解を述べるつもりです。私は、特定の宗派を信仰していませんが、宗教そのものに対する関心は持っているつもりです。

郵政民営化に対して、民営化に異論を唱えながら、民営化反対派を批判しているとのご指摘がありました。郵政の中の、郵便貯金と簡易保険事業については過去余りに大きな問題があり過ぎて、これはこれで改革の必要があります。反対論の中に、改革を埋没させてはいけないというのが、私の主張です。

これからも、気楽に読んで貰えて、時々考えるヒントが得られるような記事が書ければ、これに越したことはありません。

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2005/04/15

なぜ急ぐ、郵政民営化(2)

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郵政民営化について、もう一つ問題を難しくしているのは、自民党内の反対勢力のウサン臭さです。一昨日も反対集会を開き、101人の議員が出席しましが、いわゆる郵政族と呼ばれるメンバーが中心になっています。郵政族議員というのは、郵便事業に利益になるような法案を通すかわりに、様々なウマイ汁を吸ってきました。

郵便貯金や簡易保険で集められた金は、以前は旧大蔵省資金運用部を通して、国会の議決を経ないで使われていました。財政投融資資金として、道路公団、石油公団、本四連絡橋公団などの特殊法人に貸し付けていたのです。この貸し付けが、郵政族の利権となっていました。又こうした特殊法人へのバラマキにより、監督官庁が天下り先を確保できるので、政官癒着の温床となっています。
しかし、こうしたずさんな融資は、多くの不良債権を生み出しています。これら不良債権処理の費用は、最終的には国民の税金が注入される可能性が高いのです。
郵便貯金が民営化されると、当然不良債権が表に出てきますので、債務超過による国有化の可能性だって十分あり得ます。この場合は、国営→民営化→国有化という、漫画みたいな結果となりかねません。

もう一つは、全国特定郵便局長会(全特)による選挙活動です。
町や村にある小規模の郵便局は特定郵便局と呼ばれ、大半の局長が代々の世襲制です。局長であると同時に、建物のオーナーでもあります。全国1万8千人の局長の集まりが全特で、つい最近まで国家公務員であったにも拘らず、自民党の後援組織です。
それどころか。自民党員20万人、選挙での集票能力100万票という、医師会と並ぶ自民党最大の集票マシンであり、圧力団体です。
では、その見返りは何だったんでしょうか。ここに“渡切費”と言われる不透明な一種の裏金の存在がありました。その金額は、平均で局長一人当たり毎年約5百万円に達していました。この一部は、自民党の選挙資金に回っています。
でも元の原資は郵便貯金と簡易保険ですから、国民の零細貯蓄がこうした目的に使われていたわけです。このように長年の間に、自民党郵政族と全特の、持ちつ持たれつの関係が築かれました。

民営化の議論が生まれてから、資金運用部による融資が無くなったし、渡切費も大幅に縮小されたようですが、人間一度見た甘い夢は、なかなか捨てられないものです。
郵政民営化には異論がありますが、民営化反対の議員達を到底支持は出来ません。
はい、そこのお父さん、TVの野田聖子の顔ばかり見とれてちゃダメですよ。

次回は、反対批判渦巻く中で、小泉総理が民営化を急ぐ背景について、考えてみます。

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2005/04/14

税金の天引き制度を廃止させよう!

怒りの緊急特集です。財務省のワルダクミを告発します。
増税案の一環として、サラリーマンの給与所得控除(つまり必要経費)を減らすというものです。現在この控除は、定額65万円で、所得が上がるに連れて高くなり、およそ収入の3分の1程度が必要経費として控除されています。この率を減らすことにより、税率を変更することなく税収入を増やすことができるというものです。取り易いところから取る、これが今の政府のスタンスです。

やって貰いましょうよ。その代わり、現在のサラリーマンの源泉徴収制度〔給与から自動的に税金を取り上げている天引き制度〕を直ちに廃止して貰いましょう。
ご存知の通り、日本の税法は各自が計算して申告する「申告納税制度」を原則としています。ではなぜサラリーマンだけが税金を天引きされてるのかと言えば。それは戦争中に税務職員が徴兵されて、人手が足りないための臨時措置でした。これが戦後になってもなぜか元に戻らず残されているのです。
アメリカのサラリーマンだって申告制なのですから、米軍が占領中に正しておけば良かったでしょうに、マッカーサー元帥もそこまで手が廻らなかったかなあ。

税の申告制度は民主主義の基本ですので(確か、日本は民主国家でしたよね?)、昔から天引き制度は憲法に違反しているという指摘がされていました。確かに知らず知らずのうちに税金を取られるので、サラリーマンの納税者意識、政治への参画意識が育たないという問題がありました。
事業主が煩雑な税額の計算と納税義務を負わされていること、またこの計算過程で、事業主が従業員個々のプライバシーを侵害してしまうというデメリットもあります。

つまり、税の天引き制度は、サラリーマンにとって百害あって一利なしの悪弊なのです。直ちに廃止させ、民主政治のルールに従って全てのサラリーマンは自己申告で納税しましょう。

郵政民営化より、こちらの方がよほど緊急課題です。
税額の計算は多少メンドウですが、税金の仕組みから更にはその使い道にまで関心が高くなって、きっと日本の国は良い方向に向かうと、私は確信します。

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2005/04/13

なぜ急ぐ、郵政民営化(1)

koizumi
郵政民営化が大詰めを迎えました。
新聞やTVでも、この問題を連日トップで取り上げ、討論番組も組まれています。
討論といっても、殆どが自民党の賛成派と反対派の討論であり、コップの中の嵐の感もあります。
小泉総理が、改革の本丸、総仕上げと叫んでいる割には世論の関心は低く、国民の多くはもっと他に大事な問題があるんじゃないと考えているようです。

首相は、盛んに説明責任は果たしていると繰り返していますが、なぜ今郵政民営化が中心課題なのか、なぜ今そんなに急ぐのかという点について、十分国民の理解を得ているかと聞かれれば、やはりNOでしょう。与党内でさえ賛否両論分かれているのに、それほど急いで決める必要があるのかが、全く分かりません。

一番問題なのは、郵政民営化が私たちの日々の暮らしをどう良くしてくれるのかが、見えないことです。推進派は、何かというと郵貯が340兆円で巨大に成り過ぎた言うけど、それで何か私たちの生活に支障があるのでしょうか。郵政に関わる職員が40万人いて、全公務員の3分の1だと言うけど、郵政事業の収益の中から全額給料を払っているのですから、我々の税金が使われているわけではない。民営化されても、私たちの税負担は変わらないのです。
そうなると民営化、どんな良いことがあるのでしょうね。

国民生活の面から言えば、むしろ過疎地の郵便局が統廃合されて不便になるとか、全国一律の郵便料金が民営化により崩れるといった、心配事の方が多いのです。
推進派は、それは民営化後も変わらないと言ってますが、これはどう考えてもおかしいでしょう。
民間企業は、利益が出なければ続けません。それを無理やり続けさせるというなら、これは完全民営化では無いでしょう。こういうのを矛盾というのです。
TVなどで、雪深い山村では郵便局員がスキーを履いて、葉書や封書を配達する姿を写すことがあります。民間企業になったらこんな事、誰が50円や80円でやりますか。
どうも総理や推進派は、なにが何でも法案を通すために、赤ん坊の目の前で風車を回すような事をやっているとしか、思えないのです。
小泉、竹中両氏とも、郵便局が無くなるとどれだけ不便になるかという地方の実態を、全く理解できないのでしょう。

今の世の中、そんなにウマイ話なんかあるわけが無い。民営化後に郵便料金は上がるかも知れない、過疎地の郵便局は採算が悪ければつぶれるかも知れない、しかしその反面これだけ国民生活が向上しますよという説明なら、まだ納得がいきます。
口先だけの、調子の良いことばかり喋る人間の言うことは、どうも信用できませんね。

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2005/04/11

キライな言葉

hatoyama
キライな言葉使いがあります。殆どが、TVを通じて全国に伝播したもので、芸能人が媒介したものが多いようです。
最近はグンと減ってきましたが、“・・と言えば、嘘になる”が一時期はやりましたね。主な使い方としては、この・・部分が否定形になるので、否定の否定で肯定文となります。それなら最初から“・・です”と言えば済むのであって、なにか言い訳がましくてイヤでした。
先日久々に耳にしたのは、NHKのOBで今は大学の教員をしている人が、インタビューで使っていました。何でも、個人で海外旅行に行っても、それを取材費とか調査費などの名目さえ立てば、NHKから旅費と日当が支給されていたそうで、全くあきれた話しです。その後にご本人が“私もNHKにいた頃、そういう不正を全くしていなかったと言えば、嘘になります。”と言ってました。要は不正していたんじゃん、はっきり言え!
おまわりさん、この人、直ぐにタイホして下さい。
どうやら、後ろめたいけど認めますよという時の、言葉使いなのでしょう。政治家なら“真に遺憾ながら、認めざるを得ません。”とでも言うんでしょうね。
どっちにしても、イヤな言葉に変わりはないですけど。

それに代わって、近頃鼻に付く言葉使いとして、”・・させて頂きます”というのがあります。これも“・・します”の一言で済むはずですが。
乱用されるようになったのは、ここ10年ぐらいでしょうか。芸能人の記者会見などは、”させて頂きます”のオンパレードです。“良いお付き合いをさせて頂いております”だの、“婚約を発表させて頂きます”だの、この分だとその内、マグワイさせて頂き、妊娠させて頂き、出産させて頂く日も近いでしょう。もっとも女性から“出産させて頂きます。”と言われたら、たいがいの男は狼狽しますけど。
あの“させて頂き”は、一体どなたに許可を求めているのでしょうね。プロダクションですか、TV局ですか、それとも和田アキ子?
政治家で乱用が最初に気になったのは、以前民主党の党首だか代表だかしていた鳩山由紀夫氏です。本人は丁寧語を使っているつもりだったのでしょうが、こちらからは優柔不断、慇懃無礼にしか映りません。
現在は芸能人、政治家、ファミレスなどのサービス業から、ビジネスの世界まですっかり蔓延して、パーティーの挨拶などでは、“させて頂きます”の連呼で辟易とします。

言葉ではありませんが、語尾にアクセントを付ける“語尾上げ”があります。自己の見解を披瀝しつつ、相手の同意を得るという使い方らしいのですが、当初は女子高生や若い女性タレント専用だと思っていましたら、最近はいい年したオッサンオバハンまでが使うようになりました。
私は、こういうイントネーションで喋る人の言葉は、信用しないことにしています。

この他、“・・の方”という言葉も嫌いです、10数年前に旅行に行ったとき、ツアコンが連発していて、これは旅行業の業界用語かと思っていました。”お食事の方”“お部屋の方”“お風呂の方”“費用の方”ってな具合でしたが、今や完全に一般用語となりました。
もっとも、以前“消防署の方から来ました”と言って、消火器を売り歩いて、捕まった人がいましたので、使い方にはご注意を。

断定した言い方は、相手を傷つけることがあるので、こうした持って回った表現になるんだそうで、現代人の優しさの現われとの見方もあるようです。こうした余計な装飾語は、本人の意思や主張をアイマイにするような気がして、ワタシテキにはどうも好きになれません。

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2005/04/09

”子供を宗教活動”への反論を掲載します

前回の記事“子供を宗教活動に巻き込むな”について、ree さんと言う方から反論(コメント欄にも公開されてますが)が送られてきましたので、全文を掲載します。
一点だけ excuse させて貰えば、”パウロ永田”のパウロがキリストの使徒の名であることは、十分承知しています。しかし本人の行った行為との落差が余りに大きく、又パウロ永田という言葉の響きが、お笑い芸人のようでしたので、軽口をたたいたものです。軽口は本性なので、ご容赦を。
信仰を持たれている方から見れば、私のような神仏を含めて世の絶対的権威を認めていない人間のこうした意見は、恐らく天下の暴論と映るだろうと、掲載前から予測しておりました。
私の意見が絶対正しいなどとは、爪の先ほども思っておりません。皆様から広くご意見を伺えれば、幸いです。


プロテスタントの教会に通うクリスチャンです。今回の事件には心を痛めますが、日本人の中に聖書に対する知識のなさとそれを平気で”信教の自由”につなげて発言してしまう方の多さに驚いています。
「パウロ永田」という名はおそらくイエスの弟子から付けられたもので、この牧師以外にも「ペテロ○○」とか、「ヨハネ○○」といった名を付けられて牧会を行っておられる先生は多くおられます。
子供に宗教を・・と問題提起されていますが、子供が自己の意志をはっきり確立させる12~3歳くらいまでは(あくまでも平均的に、ですが)着る物、食べる物、住むところなどはほぼ親の意志で決定して与えているのに、人の命や人生観や魂の行く先まで関わる信仰の問題はもっと親が真実に信じているなら強く勧めるのは当然ではないでしょうか。
我々プロテスタント教会のほとんどは、12~3歳くらいまでの子供には嫌がらない限り「幼児洗礼」を受けさせ、一緒に礼拝に出たり聖書を読み聞かせたりお祈りをしたりします。それ以降は自分の意志で信仰するのかどうかを決めさせ信仰を続ける意志のある子供にはもう一度洗礼を受けさせます。
「お前は・・・」というフレーズを書かれたおかげで、すべての誠実なコメントが汚れて浅はかに見えてしまうことが残念です。

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2005/04/08

子供を宗教活動に巻き込むな

seishin
予定を一日繰り上げて、宗教と子供についてのテーマです。
聖神中央教会という宗教法人で、代表者のパウロ永田(お前は、吉本のお笑い芸人か)こと金保が信者の少女を強姦したとして、逮捕されました。オウム真理教事件以来、こうしたカルトに対する世間の眼は厳しくなっていますが、類似の事件が後を絶ちません。
カルトで、教祖と女性信者との間の性的な関係が問題となるのは、決して珍しいことではありません。洋の東西を問わず、どうもカルトの代表者というのは、概して精力絶倫の男が多いようです。私などは、それだけで教祖失格です。
今回の事件が悲惨なのは、信者自身ではなく、その子供の少女達が犠牲になったことです。他にも多数の被害者がいるようですが、殆どが10代前半と見られており、中には数年間も継続して暴行を受けていた少女もいたようです。この代表は、余程のロリコン親爺だったのでしょう。

6日には被害者の会の記者会見が行われていましたが、その様子をTVで見て多少違和感を覚えました。今回の事件は、信者である彼らが宗教施設に子供を連れて行き、宿泊までさせていたことにも原因があったのではないか。子供さんたちは確かに被害者で、本当にお気の毒と思いますが、親である信者は、見方によっては加害者ではないだろうか。厳しいかも知れませんが、親としての保護責任が問われると、私は思います。

日本の憲法には信教の自由がうたわれています。戦前の日本では国家神道が事実上の国教となって、信仰が強制されたのですが、現在は宗教を信じる自由も、信じない自由もあります。つまり信教は、個々人の心の問題です。
ここで私が疑問に思うことは、多くの宗教で、親が入信すると、自分の子供も同じ信者にしてしまうケースが多く見受けられます。小さな子供は判断力がありませんから、親の宗教をそのまま信じてしまうでしょう。それでなくても、子供は自分の親を悲しませたくないので、親の言うことに従います。
これは、その子供個人の信教の自由を奪っていることにならないでしょうか。
私の子供が未だ小学生の頃、日本最大と云われる宗教団体の信者の子弟が、クラスに数名いました。一緒にお祭りに行っても、罰が当たると言って、神社の鳥居から先へは入らないそうです。社会科の授業で、イエス・キリストの話になると、耳を塞いでいたそうです。私の子供にも、その宗教の集会だか催し物だかに、勧誘もありました。一体子供達にこんなことを吹き込んだのは、誰なのでしょう。

親がどの宗教を信じようと、それは自由です。しかし子供は親の従属物ではない。子供には子供の人権があり、人生があります。どうか、子供達に自分の宗教を押し付けないで欲しい。今回の事件を通して、改めてこのことを強く感じました。

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2005/04/07

日本の国連常任理事国入り

kokuren日本が国連の常任理事国入りを目指しています。日本政府がといった方が正確でしょうか。
私は昔からPTAだの町内会だの同窓会だのの役員や幹事をするのが嫌いで、できるだけ逃げ回る方でした。中にはそういうことを積極的に引き受ける人もいて、いつもエライなと思っています。そういう意味で、日本はエライのかも知れません。
今の所、是非ヤリナサイと後押ししてくれているのは米国で、中国や韓国の近隣諸国は反対の意向、その他の国はご本人がやりたければどうぞ、と言う様な大雑把な色分けになっているようです。

United Nations を日本では国際連合、国連と訳していますが、これは少々無映があるようです。中国は“聯合国”と訳していますが、こちらの方が用語として適切でしょう。
国連という響きから、日本では何となく世界各国が一同に会して、紛争解決や平和のために話し合う機関ととらえられています。元々は、第二次世界大戦の真っ最中に、当時の枢軸国つまり日独(イタリアは早々に降伏していたので対象外)と闘っていた連合国つまり米ソ英の3国が中心となって、現在の国連の骨格を作り上げたものです。現在の常任理事国である米英露仏中の5カ国は、この連合国そのものですね。
国連憲章には旧敵国条項というのがあって、日本やドイツなど旧枢軸国が国連憲章に違反した軍事行動を起こした場合は、旧連合国は国連決議抜きで攻撃できるとか書かれています。その後1995年には、この条項が意味を持たないと判断されて削除を求める決議が採択されていますが、正式な条文の改正は未だ行われていません。
こう考えると、日本やドイツが常任理事国になるという事は、国連の基本的な性格が変わることを意味します。

中国や韓国が、日本の常任理事国入りに難色を示していることに、日本国内から反発が起きてます。でも考えてみれば、ついこの間まで、“やあ、あの時は大変悪いことをした。迷惑かけて申し訳ない。深く反省している。”と言っていたのが、最近になって“俺、なんも悪い事なんかしてないよ。むしろ感謝して欲しい位よ。それにいつまでも昔のこと、グダグダ言ってんじゃあねえよ。”と逆ギレされれば、なんだ反省は口先だけだったのかと、先方は思います。

学校でひどいイジメにあったりすると、被害者は何十年ぶりかのクラス会で出会っても結構覚えていますが、加害者の方はすっかり忘れてケロリとしているものです。
何事も、やられた方はいつまでも忘れないし、やった方は直ぐに忘れます。こんな時、やった方から、いいからいいから、気にしないで行こうよと言われれば、相手はカチンときます。

日本が国連に沢山お金を出してるから、常任理事国になって当然というのでは、ホリエモンと同じレベルになってしまう。大切なのは志です。
現在の日本のように、まるで米国の子会社のように振舞っていては、国際舞台で他国から一目置かれることはありません。日本が常任理事国入りを目指すのであれば、現在の米国一辺倒の外交政策を見直し、何よりアジアの国々から支持と共感を得られるような誠意ある態度が必要でしょう。

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2005/04/05

玉にキズ

先日、ちょっとした手術をしました。日帰りの軽いものですが、一応腫瘍だったので、病理検査が必要らしいです。14日には結果が分かるそうです。病院での女医(実物は若くて美女;D)と患者の私(実物は定年過ぎのオッサン;P)とのやり取りを、コント風に書いてみました。今回は画像を出すと、法律違反になりますので、割愛しています。

D-どうしました?
P-先生、小豆大の腫瘍ができてるので、見て欲しいんですが。
D-場所はどの辺ですか?
P-実は、その、陰のうなんですが。
D-ああ、水戸黄門が持っている。
P-先生、それは印籠。私のは、陰のう、つまり玉袋ですよ。
D-ああ、そう。でも陰のうも印籠も、どちらも傍に黄門〔肛門〕がいる。
P-山田君、座布団2枚!
D-じゃあ、早速シタを見せてください。
P-ベー。
D-舌を出してどうするの。下よ。パンツを脱いで、そこに仰向けになって。
P-(モゾモゾと、ここで下半身を丸出し)
D-あら、意外に小さいのね。
P-先生、なんか言いました?
D-勘違いしないで。腫瘍が小さいと言ったのよ。
P-なら良いけど。何だか肉体的欠陥を指摘されたかと思いましたよ。
D-こりゃ、すぐ切りましょう。一応この手術承諾書にサインして。
P-なになに、陰のう腫瘍摘出手術。えらい大袈裟な名前ですね。
D-なんてことないのよ。先端をちょん切るだけだから。
P―先生、慎重にお願いしますよ。何しろ大事な場所なんですから。
D-ふん、どうせもう、お役ご免でしょうに。
P-先生、又なんか言いました?
D-それから、研究のために、患部の写真撮っていいかしら?
P-えー、ここを撮るんですかー。恥ずかしいなあ。
D-じゃあ、撮るわよ。ハイチーズ。
P-チーズって、どういうリアクションすりゃいいんですか。
D-準備できたので、今から手術を始めます。
P-麻酔はするんでしょうね?
D-しますよ、局部麻酔、なーんてね。
P-山田君、座布団1枚!
(30分後、無事終了)
D-終わりました。今度は手術後の写真、では、ハイポーズ。
P-だから、ポーズってどうすりゃあいいんですか。
D-切ったもの、念のため病理検査に出しますね。悪性かどうか調べるから。
P-悪性というのは、ガンですよね。なんというガンになるんですか?
D-こうガンかな。
P-ふざけないで、教えてくださいよ。
D-それなら、きんガン。
P-先生、真面目に。
D-まあ、いずれにしろ、直ぐには命に別状無いから。
P-今日切った所は、どうなるんですか?
D-切って縫ったんだから、傷は残るわよ。これが本当の玉にキズ。
P-山田君、先生の座布団、みんな持って行きなさい!

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2005/04/03

森森夫妻の危機

Wmoriペイオフが4/1から解禁となりました。ニュース番組で“安全対策はどうしてますか?”と街頭インタビューすると、たいがい“どうしようか迷ってる。”とか“どうなるか心配だ。”などと答えています。あの方たちは余程の大金持ちなのでしょうね。
一人一金融機関1000万円まで保証されるんですよ。個人で、1000万円づつ沢山の銀行に分散してる人って、そんなに多いのかなあ。
我が家はペイオフ、なんの心配も影響も無いんですが。

歌手の森森夫妻が、離婚の危機とか。おしどり夫婦がなぜ、などの見出しが躍っていますが、離婚を半年前から予定している芸能人なんていませんしね。妻子がいても独身で通したり、とっくに別れているのに、夫婦円満を演出するなぞザラです。
芸能人にとっては、家庭生活も演技の一部です。

今回の離婚騒動ですが、私は森進一の女性関係が原因と見ていますが、アタリでしょうか。
森進一は、見かけによらず女性にマメで知られています。元アイドルタレントが、若い時彼からストーカー行為を受けたことを、告白したことがあります。今は美人演歌歌手として、有名俳優の夫人として名の通った歌手が、まだ無名時代に森進一の前座歌手兼愛人であったことは、芸能界ではよく知られています。
女性にマメな男というのは、生涯マメなものです。

数年前から森進一の人気に翳りが出てきて、引退していた森昌子を引っ張り出して夫婦コンサートを行ってきたのですが、どうしても家事や子育ての負担は、一方的に奥さんに掛かるものです。
この辺りの不満が蓄積したことも、原因の一つでしょう。
それより何より、結婚して引退した女性歌手が現役復帰すると必ず離婚するという、私が勝手に作った”別れの方程式”通りの結果となりそうです。

NHKが、連日のように愛知万博の宣伝番組を放送してますが、なんか関係あるんですかね。
それにあの紹介番組、見れば見るほど万博に行く気がなくなるんですが、営業妨害にならないのかなあ。

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2005/04/01

武富士から朝日新聞への資金提供

asahi愛妻が、“ワタシ、SBIとFBIとBSEとM&Aが、みんなごっちゃになって、区別つかないの。”と申しております。
どなたか、良い薬をお持ちでしたら、教えてください。

本日付けの週刊文春に、武富士から朝日新聞社に5千万の資金提供があったと報じられていて、ウラ広告費、スキャンダル隠しのヤミ金だったと、断定してます。一方朝日側は、5千万円は取材協力費として受け取ったが、武富士の不祥事に手加減した事実は無いとの見解です。
ただこの資金提供時期が、盗聴など一連の武富士の不祥事が実行されている最中であり、朝日側が疑惑を持たれるのは当然です。  

マスコミが、世論形成に大きな影響を与えることから、マスコミをいかに利用するか、どうやって味方につけるかに、各企業、業界は知恵を絞っています。企業広告というと、普通はテレビのCMや番組スポンサー、新聞や雑誌の広告欄を思い浮かべますが、それが全てではありません。
企業名を表に出すことなく、マスコミと共同で、あるいは広告代理店を通じて、広い意味の広告宣伝活動を行うことは、普通に行われています。
業界全体のイメージアップや、マスコミがその業界に不利な記事を書くのを抑えるということも、大事なPR活動なのです。こちらをメインにしているケースもあり、どちらかと云うと世間様に多少ウシロメタイ業界、企業が多いようです。
今回の朝日新聞と武富士の件は、ほんの氷山の一角と考えて方が良さそうです。

サラ金のCMが正々堂々と、テレビのゴールデンタイムに流れるようになったのも、そうした効果の現れです。テレビニュースや新聞報道から、サラ金地獄の記事が減った結果だそうです。正に電通サマサマですね。
勿論、政府や政党も大いに利用しています。テレビでは隠れ政府広報番組が流れ、総理大臣の話すキャッチフレーズや映像への露出の仕方にも、広告代理店のカゲを見ることができます。電通は国家なり、というような電通神話が生まれるのも、この辺りに起因しているのでしょう。

私たちも、こうした宣伝に惑わされないよう、もっと賢くなる必要がありそうです。

余談ですが、数ヶ月前銀座で飲んでましたら、(まるで北尾さんのような)ヤケに態度の大きい二人連れが入ってきました。余りにエラソウな口を利くので、ママが怒って店から追い出しました。後で聞いたら二人とも電通の社員とのことで、それから余計に電通が嫌いになりました。

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