武富士から朝日新聞への資金提供
愛妻が、“ワタシ、SBIとFBIとBSEとM&Aが、みんなごっちゃになって、区別つかないの。”と申しております。
どなたか、良い薬をお持ちでしたら、教えてください。
本日付けの週刊文春に、武富士から朝日新聞社に5千万の資金提供があったと報じられていて、ウラ広告費、スキャンダル隠しのヤミ金だったと、断定してます。一方朝日側は、5千万円は取材協力費として受け取ったが、武富士の不祥事に手加減した事実は無いとの見解です。
ただこの資金提供時期が、盗聴など一連の武富士の不祥事が実行されている最中であり、朝日側が疑惑を持たれるのは当然です。
マスコミが、世論形成に大きな影響を与えることから、マスコミをいかに利用するか、どうやって味方につけるかに、各企業、業界は知恵を絞っています。企業広告というと、普通はテレビのCMや番組スポンサー、新聞や雑誌の広告欄を思い浮かべますが、それが全てではありません。
企業名を表に出すことなく、マスコミと共同で、あるいは広告代理店を通じて、広い意味の広告宣伝活動を行うことは、普通に行われています。
業界全体のイメージアップや、マスコミがその業界に不利な記事を書くのを抑えるということも、大事なPR活動なのです。こちらをメインにしているケースもあり、どちらかと云うと世間様に多少ウシロメタイ業界、企業が多いようです。
今回の朝日新聞と武富士の件は、ほんの氷山の一角と考えて方が良さそうです。
サラ金のCMが正々堂々と、テレビのゴールデンタイムに流れるようになったのも、そうした効果の現れです。テレビニュースや新聞報道から、サラ金地獄の記事が減った結果だそうです。正に電通サマサマですね。
勿論、政府や政党も大いに利用しています。テレビでは隠れ政府広報番組が流れ、総理大臣の話すキャッチフレーズや映像への露出の仕方にも、広告代理店のカゲを見ることができます。電通は国家なり、というような電通神話が生まれるのも、この辺りに起因しているのでしょう。
私たちも、こうした宣伝に惑わされないよう、もっと賢くなる必要がありそうです。
余談ですが、数ヶ月前銀座で飲んでましたら、(まるで北尾さんのような)ヤケに態度の大きい二人連れが入ってきました。余りにエラソウな口を利くので、ママが怒って店から追い出しました。後で聞いたら二人とも電通の社員とのことで、それから余計に電通が嫌いになりました。
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» 文春広告の一部を黒塗り 協力費報道で朝日新聞 [居室待機]
武富士から5000万もらっていた件について、文春がタイトル掲載したところ・・・。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=2005... [続きを読む]
TBありがとうございます。
朝日新聞はこの件について報道した文春の広告タイトルを墨塗りしていますが、「広告代理店を通じて文春側に見出しを変えることを要求。だが、文春側が拒否したため、広告代理店が黒塗りしたという。」と報道されています。
これも、広告代理店が勝手にやったのかなぁ?
投稿: はたひら | 2005/04/01 15:26
はたひら様
マスコミには、実は色々なタブーがあります。俗に菊タブー、鶴タブーなどがあげられますが、何といっても最大のタブーは電通です。うっかり批判すれば、忽ちマスコミ界から追放されると言われています。
こうした絶対的権威の存在を許してるのは、健全な社会とはいえません。
投稿: home-9 | 2005/04/02 07:41