オモシロ広告
日曜日の新聞の全面広告で、SSLという会社の“デュレックス”という商品のPRなのですが、耳慣れないブランド名なので、ついつい宣伝文を読んでしまいました。その文章ですが、紙面の端のほうに小さな字で遠慮勝ちに書いてあるものですから、真剣に目を通しました。
この“デュレックス”という商品はコンドームで、世界140カ国にシェア26%を占めると書かれていますので、トヨタ自動車も真っ青ですね。このガリバー商品が、最近日本にも上陸したそうで、黒船以来の大事件です。
宣伝文ですが、先ず旭川医科大学の調査結果で、16才の女子では2割がクラミジアという性病に罹っているそうで、これは確かに大問題ですね。直ちに相手の名前を聞き出して、淫行罪でタイホしなくては。先日国会で、児童向けの性教育読本が過激すぎると議員さんたちが騒いで、回収する騒ぎがありましたが、こりゃあ現実のほうがすっかり先を行ってますぞ。
こうした予防には、是非“デュレックス”をお使い下さいというわけです。
それでこの会社は、コンドームを陰の存在からオープンな存在にしようとキャンペーンを繰り広げる計画だそうで、“スペルマン”(いかにもというネーミング)というキャラクターを使って、街頭でサンプリングをするとか。
左上写真の“精子”の着グルミが、街中でコンドームを配るというのは、ちょっと趣味が悪くないか。
この会社は、毎年世界最大規模の性に関する意識・実態調査を行っているそうです。
そこのお父さん、急に前の方へ出てこないで!
2004年の調査結果が一部紹介されていますが、世界41カ国31万人を調べた結果、1年間の回数は最高がフランス(ヤッパリ!)の137回で、最低が日本の46回とあります。最近若いカップルのセックスレスが社会問題となっていますが、やはり統計にも表れているんですね。
ところがパートナーの数は、意外にも一位が中国の19.3人で、最低がベトナムの2.5人、我が国は堂々の第三位で12,7人、銅メダル獲得です。え、そんなに多いんかい。私なんか一人でガマンしてるのに、実にケシカラン。
この他にも、回数が最も多い年齢層は35~44才、というような実にタメになることが書かれておりました。
これから先が、理解に苦しむのです。宣伝文をそのまま引用します。「コンドームをもっと若者にとって身近な興味のある存在にするために、トロピカルというバナナ、イチゴ、オレンジなどの味付き、香り付きコンドームを発売」としており、更に「この冬は、数量限定でチョコレート味のコンドームを発売」と書かれてました。
う~ん、意味不明なんですけど。人生経験が足りないのかなあ。
するってえとなんですかい、これからは薬局で「チョコにしようか」「あたしはストロベリーがいいわ」などと相談して買うんですかねえ。
先ずは電話でもして、“お試しセット”サンプルでも取り寄せますか。でも年齢を言ったら、断られるかも。
« JR西日本の事故を再考する | トップページ | 柳家喬太郎独演会 »
「性」カテゴリの記事
- 「風俗」が最後のセーフティーネットという現実(2022.06.05)
- 「色は年増にとどめさす」(2021.09.07)
- 男の上半身と下半身は別人格(2013.10.03)
- 日本の男性は13㎝、だって(2011.05.17)
- 団鬼六さんのこと(2011.05.07)
私もイチゴとかフルーツの臭いとか言うのはどうかと思います(^^;
けれどコンドームが誰も恥ずかしがることなく変えるような雰囲気やコンドームの正しい使用法が広まれば十代での望まぬ妊娠や性病は多くが防げるような気がします。
なんにせよあのキャラクターは可愛くありません(笑)
投稿: アヤメ | 2005/05/15 21:31
アヤメ様
コメント有難うございます。
コンドームについては、女性より男性の方に抵抗感が強いようです。だって男は妊娠しないですからね。
このデュレックスというメーカーは、やれイチゴだチョコだと、どうも女の子路線を行っているようで、ピントが外れています。
もっと、男性が喜んで使いたくなるような製品開発を、すべきではないでしょうか。例えば・・・、ヤメテおきましょう。
スミマセン、いい歳して、こんな記事書いて。何しろ、この手の話し、3度の飯より好きなもので。
投稿: home-9 | 2005/05/15 22:29