ツアーな人々(おまけ)
海外のパッケージツアーでは、日通旅行の1回を除き、JTB、クラブツーリズム、阪急交通、新日本トラベル各社をほぼ均等に利用していますので、各社6-8回は使った計算になります。この内、明らかに添乗員のレベルが低かったは、新日本トラベルです。この会社、せっかく一味違った企画を持っているのに、モッタイない。
他社のツアーに参加して、最も多く聞く声は、「阪急交通で、嫌な思いをした、もう懲りた、二度と利用しない」です。私のように、「阪急、別に問題ないですよ」という意見は、少数派です。
でも前回の記事に寄せられた、タケチャンマンさんの次のようなご意見を聞くと、これは見過ごせません。
“私が現地の状況に詳しい数カ国だけでの話しですが、阪急交通社の使っているバス会社の評判は良くないケースが多いと言わざるを得ません。”
同様の意見は、他の掲示板にも見られます。
もし、コストダウンのために、安全に眼をつむっているようなら、JR西日本の二の舞になります。阪急交通は、こうした疑問について、利用者にキチンと回答すべきでしょう。
次はタケチャンマンさんの、旅行コストに関するコメントです。
“問題は安いツァーの場合、どうやってコストを下げる努力をするかです。
食事のレベルを下げる、レストランと交渉して少食な日本人向けに食事の量を減らす、ホテルの格を下げる、観光地から離れた田舎のホテルに泊める、(中略)安全上問題があると噂されているようなバス会社を使う、色々なコストの下げ方があります。”
正にこの通りです。安いツアーでは、この全てを含んでますから、覚悟が必要です。
激安ツアーでは、悲惨な話を聞きます。ハワイに行ったら、海岸から遠く離れたホテルに泊められ、「ここは、本当にハワイか?」とか。ニューヨークに着いたら、「このホテル周辺は、大変危険なところですから、外に出ないように。」と注意され、ついにホテルから一歩も出られなかったとか。
こんなんじゃあ、何のために旅行に行ったのか、分かりませんね。
前回の記事で漏れたことを追加します。
現地ガイド、これも旅の良し悪しに大きく影響します。
理想は日本人でその国が大好きで、長年暮らしている人です。そういう人は、その国の良さを一生懸命説明してくれるので、こちらも相手国に愛情を感じます。
でも、チェコの日本人ガイドは、横柄で不親切でした。そのせいか、チェコは余り良いイメージがないのです。
台湾のガイドは現地の人でしたが、日本の統治下で教育を受けたため、日本語がベラベラ。しかも、小説は古典から最新の作品まで眼を通し、日本の新聞も毎日読んでいるという、実に研究熱心な方でした。日本の文化について語られると、こっちが赤面するほどです。
このガイドは日本贔屓で、しかも大の中国嫌い、中国の悪口を一杯しゃべってくれました。こうした人が頑張ってるうちは、台湾は中国に返還されませんね。
コメント頂いた、うさぎさんのブログで紹介されていた世界地図ですが、赤く塗ってるところが、入国したことがある国です。
我ながら、何だか幼稚園児みたいですね。
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コメント
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» TBありがとうです。 [空を見上げて。]
返事遅れました。TB有難うございました。
貴重な意見をありがとうです。
今後旅行に参加するときに参考にさせてもらいます。
それにしても、世界地図「真赤」ですね。
小生なんか、海外旅行は
ハワイ・グァム・アメリカ・シンガポール・オーストラリア・
マレーシア・中国・韓国で
プライベートは「ハワイ」の新婚旅行くらいです。
もっとグローバルでいきたいですね。
では、また
... [続きを読む]
おはようございます。
さすがですねー!まっかっかではないですかっ。添乗員になってみる気はありませんでしょうか?
また、カナダ、ハワイにはいらっしゃる予定はないとのことですが、両国とも私の好きな国ベスト3に入ります。カナディアンロッキーなどは是非いらしてみる価値は大有りです。
今後いかがでしょうか?
投稿: こぶママ | 2005/07/08 12:45
こぶママ様
遺跡観光と美術館巡りが中心で旅行してきましたが、そろそろ所期の目的地は一巡です。
これからは、少しユックリ出来るところを、歩いて見たいと思っています。
しかし、旅は本当にいいですね!
大袈裟に云うと、何か生きる希望が湧いてくるような感じさえしてきます。
投稿: home-9 | 2005/07/08 18:37
ほめくさん、塗り絵世界地図をありがとうございます!
すごいですねえ~こんなに行かれてたんですか!だけど、コメントでは36カ国と書いてられましたよね。面積の広い国ばかりへいかれてるのかな?
うさぎは小国をくまなく廻るところから始めたんで、色塗り面積は少ないようです。
そんなことはどうでもいいんだけど、南米へいかれてるのが羨ましいです。
早く旅行記を読ませてもらいたいなあ~。
投稿: うさぎ | 2005/07/08 20:04
うさぎ様
本当に、色塗りの面積ばかり大きくて、自分でも恥ずかしいと思っています。
こぶママさんから指摘されて、ようやく左側に”ほめく別館”のリンクを表示しました。
5月5日付から、南米旅行記を4回連載してますので、良かったらご覧下さい。
投稿: home-9 | 2005/07/08 21:13
TBありがとうございます。
これから旅行業に携わる人間として、
とても参考になります。
投稿: ヒカル | 2005/07/08 23:47
ヒカル様
コメント有難うございます、
旅行会社への就職が決まったようで、おめでとうございます。
これからも、旅行に関すること、色々教えてください。
投稿: home-9 | 2005/07/09 05:26
ふらりと、立ち寄ったのでコメント残しておきます。。
>でも前回の記事に寄せられた、タケチャンマンさんの次のようなご意見を聞くと、これは見過ごせません。
“私が現地の状況に詳しい数カ国だけでの話しですが、阪急交通社の使っているバス会社の評判は[中略] 阪急交通は、こうした疑問について、利用者にキチンと回答すべきでしょう。
なるほど~ きちんとした回答は、必要ですね。 しかしながら、誹謗中傷は、触らぬが仏の場合もありますし、スレッドやblogが荒れるのであまりコメントを、したくないですが。。。
こういった考え方の人もいることを伝えておきたいです。
タケチャンマンさんのコメントに疑問があります。
まず、死亡事故が多い 根拠が見えません。
具体的な数値の発表が各社 毎年発表しているのでしょうか? 個人情報ですよ。。
あと件数が具体的にあった場合ですが、海外渡航者の取扱人数の割合で比較すべきかなと思います。
年間100名の取扱の会社で1名の事故体験と、年間50万人の取扱の会社での5000人は、同数ですね。 数字のマジックです。
また、安全管理ですが、阪急さんは、1日の走行距離(最大)がきちんと決まっているそうで、ドライバーの連続運転時間の規定とか、シートベルト装備チェック、タイヤの溝チェックまで、使用バス会社への通達と、添乗員さんへの再チェックの依頼、抜き打ち社員視察等々も行っているようです。
疑問があれば直接会社に聞いてもいいと思います。 実際に聞いてみました。
対照に、home-9さんは、実際の経験でお話されているので、まさに同感しました。
個人的な感想は、最後の最後は、たびに行く本人がいかに楽しむか?に尽きるような気がします。
投稿: 旅人 | 2005/07/21 18:32