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2005/08/01

愛読「ブログ」

自分でブログを書くようになってから、他のブログを読むことも増えました。私の場合新しい記事を書く際に、キーワード検索で、同一のテーマでどんな記事が書かれているかを、必ず調べます。この辺り、見かけによらず真面目なのであります。そうして、いくつかのブログを見ていくうちに、優れたもの、面白いものは「お気に入り」に入れて、定期的に閲覧しています。その中のいくつかを、ご紹介します。ブログのタイトルと、URL,()内は管理人名です。 

◆木偶の妄言◆(brotherjin)

http://brotherjin.exblog.jp/

ブログの中に、私がオピニオン系に分類しているブログがあります。雑誌で言えば「論座」とか「正論」ですかね。主に政治、経済、時事問題をテーマに採りあげ解説し、自己の見解を主張するという形式です。硬派なブログですね。

こちらのブログは、硬派の記事に、サッカーや業界の話(本業はライター)を織り交ぜて、読みやすいブログに仕立てています。

雑誌「世界」で紹介されるなど、既にメジャーな存在になっていますが、毎日数百人が閲覧しているのは、管理人の文章力でしょう。

それと、靖国参拝問題などビミョーなテーマを繰り返し採りあげていますが、コメントが荒れません。この点も感心します。 

エントロピーは増大し続ける・・・(teshape_p

http://teshape.exblog.jp/

こちらもオピニオン系ですが、ここのところ管理人が寒天ダイエットに凝っておられ、日々の減量記録が掲載されています。

しかし、こちらのブログが最も精彩を放つ(と感じる)のは、やはり政治、時事をテーマにした時だと思います。靖国参拝問題を断続的に採りあげていますが、関連する多くの資料に眼を配り、それを分かり易く解説する手際は見事です。それと、書き手が絶対にアツクならないのが良いですね。

5月27日の記事では、多くのブログの記事に見られる、非論理性を鋭く衝き(ウーン、耳が痛い)、 7月3日の記事では、最近よく耳にする「ジェンダーフリー教育」という言葉が、実は提唱者であるバーバラ・ヒューストン氏の原典を、日本人学者が誤読し、全く正反対に解釈したものだということを紹介しています。

こうした記事は、理系の管理人の面目躍如たるところでしょうか。

 

インターネットの普及で本当に便利になったか?(柴田晴廣

http://blog.goo.ne.jp/zxcv_002

ブログの中には、特定のテーマについて、シリーズで書かれているものがあります。この中には記事というより、論文に近いものがあります。この論文系ブログの代表として、こちらのブログを採り上げました。6月には「この国の思想」、7月には「この国のあり方」という長期のシリーズが連載されています。

その7月のシリーズ中に、更に「相撲部屋の継承と女性天皇」シリーズが含まれていて、この天皇(及び大相撲)に関する記事が実に詳細を極めています。「なぜそんなに詳しいの?」と、聞いてみたくなりますね。そして私が何より驚異を覚えるのは、これだけの長文(一度訪問すれば分かります)を、週に5本も書かれていることです。私の様に、駄文を週3回書いてフーフー言ってるのが、恥ずかしくなります。

この管理人の、天皇については、国の体制から切り離して考えるべきで、文化として残すという意見は傾聴に値しますし、7月30日の「君が代」の起源についての説を読むと、私など、ただただ“ヘーボタン”を押し続けるのみです。 

世界読書放浪(neto)

http://www.doblog.com/weblog/myblog/33838

表題が示す通り、海外に関する本の書評です。海外本といっても、いわゆる旅行記といった狭い意味ではなく、広い意味での海外本が対象です。

先ず驚くのは、こちらのブログもほぼ毎日ニューエントリーされ、時には一日に2つの書評が載ることもあります。

私も、恥ずかしながらamazon.comに、何本か書評を投稿したことがありますが、これが意外と大変な作業です。あれを毎日やれといわれたら、気が遠くなりますね。

7月末現在で、記事数が1067とされてますので、1000冊を越える本の書評が書かれたことになります。私の意見と異なるケースもありますが、日々書き続けておられるその精神力とエネルギーには、敬服します。実際の世界一周より、こちらの本の世界一周の方が、遥かに大変そうです。 

うさぎさん日記(うさぎ)

http://chappy25.cocolog-nifty.com/blog/

ブログで最も多いのは、日常の身辺を記録した、日記風エッセーです。本人を知っていれば別でしょうが、面白いものは少ないようです。

ここで採り上げた表題のブログは、管理人の感性と生き方、文章力で、毎回旅行記を中心とした、魅力的な記事が書かれています。

7月30日の記事で、ご本人が参加している老舗の楽団の話が紹介されていますが、まるで現代の社会、企業の縮図のようで、興味を惹かれました。

読んでいて、心が和む、癒し系、はまり物のブログです。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

HOME★9さん

 過分な評価に恐縮しています。
 「なぜそんなに詳しいの?」とのことですが、女系については、HOME★9さんも「アウトロー」についてのカテゴリーを設けていますが、実は私の家も曾祖父の代までそのアウトローでした。祖父が博徒と一緒くたになり、暴力団化するのを嫌い手を引いたのですが、三河一体の香具師の親方をしていました。
 ご存知か否かわかりませんが、一般には、香具師の祖は、能の祖と同じく秦河勝公とされています。しかし、私が祖父から伝えられた伝承では火明命の第一子・香具山命となっています。香具師の当て字もこの香具山命にちなむものと聞いていますし、かぐや(香具夜)姫もまた、この系統に属すると聞いています。
 秦河勝公と香具山命、この二つの祖をいうのを説明するには、女系というのがキーワードになります。上述の話にはまったく触れていませんが、拙稿・穂国幻史考(http://www.joy.hi-ho.ne.jp/atabis/)の第一話は、これを前提として書いています。
 また、相撲については、昔から好きでしたが、日置流の弓術を齧るようになり、弓と相撲の関係、たとえば、節会時代には、節会に先立ち、賭弓(のりゆみ)が行われ、その成績優秀者が力士のスカウトを行いましたし、現在の大相撲でも「これより三役」の褒美は弦、矢、そして、弓です。この褒美の弓で舞うのが弓取りです。そうしたことから、相撲について詳しく調べたことがありました。

立派な皆様方と一緒のご紹介いただき、ありがとうございます。私のトコはあくまでも個人的な読書ノートが発展したもので、書評の様な高尚なモノではありません。読み手の事を考えず、自分勝手に思った事を連ねているだけなので、書くのは結構早いです。不愉快に思われる事も多いでしょうが、若輩者の戯言として、これからも見守っていただければ幸いです。これからも宜しくお願いいたします。

柴田晴廣様
コメント有難うございます。
今回、なぜ皇統や大相撲の就いて、深い知識をお持ちなのか、説明を頂き感謝致します。今回のコメントも、ああそういう事なんですかと、感心して読んでおりました。
今後とも宜しくお願い致します。

neto様
コメント有難うございます。
1000の書評を書くということは、それに数倍する書籍を読んでおられると拝察されます。
この中には、数年前に読了されたものも含まれているのでしょうが、内容を詳細に覚えておられるのは、スゴイ。
読んだ本の内容を片っ端から忘れる私から見ると、神業に近いものです。
こちらこそ、これからも宜しくお願い致します。

HOME★9さん

 ちなみに祖父(1903~85)も香具師から手を引いた後、HOME★9さんのご両親と同様に戦前にカフェをやっておりました。
 そんな影響からか私も若い頃はシェーカとバースプーンを手にしていた時期がありました。
 こちらこそよろしくお願いします。

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