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2005/09/23

阪神ファンの軽~い憂鬱

okada
阪神タイガースのリーグ分裂後5回目の優勝が、目前に迫ってきました。ところがトラキチ暦50年の私は、どうも今年はワクワクしない。自分自身でも、ああ優勝か、良かったなあという程度の感想です。先日、大阪の方数名にお会いしたのですが、やはり同じような反応でした。
以前の優勝の時のような、爆発的なヨロコビが無いのです。
UFJ総合研究所は22日、阪神タイガースがセ・リーグで優勝した場合、全国で1455億円の経済波及効果があるとの試算を発表しましたが、2年前の優勝時に比べ半分以下に止まっており、やはり盛り上がり不足の感は否めません。

今年の優勝(もう決まったも同然)の最大の要因は、岡田監督の用兵です。
私が最も注目していた選手は、鳥谷遊撃手です。今年は大きな補強が無く、戦力は殆ど昨年と変わりません。変わったのは、選手の配置転換です。
昨年のルーキー鳥谷を、二塁手からショートにコンバートし、打順を二番に定着させました。
野球をやられた経験が無い方は、あるいは内野手などどこをやっても同じだろうと、思われるかも知れません。しかし実際に守ってみると、二塁、三塁、ショートでは、全く要求される守備の技術が違います。
最も実績の無い鳥谷のコンバートを中心に、他の実績のある選手のポジションを動かすということは、相当な冒険、はっきり言えば無茶な用兵と批判されかねないのです。
これにより、ショートの藤本を二塁に、二塁の今岡を三塁に、本来はショートだったシーツを一塁に、内野手全員をコンバートしました。
この結果、チャンスに強い今岡が打撃に専念できて5番を打つようになり、現在得点王を独走しています。1-3番がチャンスを作り、アニキ金本と今岡が返すという、今年の得点パターンとなりました。
現在鳥谷選手は、打撃面でやや打率が低く、エラーが多少多いという欠点はあるものの、年間通して出場していますし、二番バッターとしてチャンスメーカーの役割も果たしています。
もし、鳥谷がダメであったら、チーム内にコンバートに対する不満が渦巻き、とても優勝争いどころでは無かった筈です。鳥谷選手は隠れたMVPだと、私は見ています。

投手陣も、大きく動かしました。
昨年までやや中途半端な使われ方だって福原、安藤を先発ローテーションに固定し、抑えにやや衰えが見えていたウィリアムスを中継ぎに、球の速い久保田を抑えに、実績の無かった藤川をセットアッパーの軸に、それぞれ据えました。これもかなり思い切った冒険であったといえます。
しかし結果は見事に的中、J(ジェフ・ウィリアムス)K(久保田)F(藤川)、JFKという磐石な勝ちパターンを確立しました。

岡田監督の采配の特長は、一昨年の優勝の記憶を消し去り、キレイに作り変えた点にあります。

では何故阪神ファンの喜びがイマイチなのでしょう。
やはりニックキ巨人の不振が大きいと思います。阪神ファンとしては、強い巨人を、戦力に劣る阪神が倒すことに、快感を感じるのです。それが相手が弱体化して、今や野球界の盟主は阪神だなどと言われると、どうも座り心地が悪い。何だか妙に落ち着かない。
もしこのまま、阪神が毎年優勝を続けたら、却って球場に足を運ぶファンが、減ってくるのではないでしょうか。
何だか、強い巨人に果敢に挑んで、思い出した頃に優勝する昔の阪神の姿が、懐かしく憶えてきました。
ガンバレ、原監督。

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» 阪神 [[阪神]とは]
る阪神電気鉄道の略。尚、下記の企業は同社のグループ企業でもある。阪神阪神(はんしん)#大阪市と神戸市、またはその間の大阪湾岸の地域や、かつての摂津国を指す。現在の兵庫県尼崎市、西宮市、芦屋市、伊丹市、川西市、宝塚市、川辺郡(兵庫県)|川辺郡猪名川町、三田市にあたる。この一帯は、内陸部には、高級邸宅街で知られる芦屋をはじめ早くから開けた近代的な住宅街を持ち、海岸沿いは日本有数の工業地帯がある。阪神工業地帯も参照。#大阪と神戸を結ぶ私鉄である阪神電気鉄道の略。尚、下記の企業は同社のグループ企業でもある。... [続きを読む]

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