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2006/02/22

東京都庁舎は「欠陥ビル」ですか

tocho
以前このブログで記事にしたテーマで、昨日改めて話題になった問題がありましたので、取り上げてみました。
一つは東京都庁舎です。2005年5月25日付の記事「丹下氏、そして都庁舎のこと」で、故丹下健三氏設計のこの建物が、デザインに品が無いだけでなく、「バブルの塔と呼ばれている建築費用の無駄使い(不透明な金の話も一部ありました)、毎年かかる膨大な維持費、都民の一人である私にとって、ウラミの対象でしかありません」と書きました。

そこで今この庁舎がどうなっているかといえば、築15年にして雨漏りがしていて、天井裏はポリバケツとビニールシートで応急措置がされているそうです。
年間で修繕費に18億円、光熱費を含めた管理経費に34億円掛けてなおこの有り様です。都の担当者は「都がランニングコストを考えずに、デザイン優先で決めた結果だ」と語っていますが、こんなことは当初から指摘されていて、分りきったことでした。
そのデザインにしても、私は公共施設、特に首都の庁舎として品格に欠けると思っていますし、これも当時から多くの建築家が指摘していました。
加えて不透明な金の流れがあり、総工費1570億円の一部は、建設費以外に使われた可能性が高い。

東京都庁舎ははっきりいえば「欠陥ビル」と言って過言ではないし、当時の設計者である丹下氏と、都知事であった鈴木俊一氏の責任は免れないものと思います。しかし15年経ってますから、今更責任追及は出来ないですね。
都は、今後計画的な本格修繕を検討しているそうですが、現時点の試算結果によれば1000億円に達するそうです。
この建物はバブル最盛期に計画され建てられたもので、今なら相当安く出来るでしょう。談合抜き、裏金抜きにすれば更にコストは下がりますので、仮に新規に建て直しても、修繕費と同程度の金額に抑えられると想定されます。
ここは耐用年数ギリギリまで辛抱して使って貰い、新しく建て替える道を選んで貰いましょう。

もう一つは、2005年4月8日付の記事「子供を宗教活動にまきこむな」でとり上げた、聖神中央教会という宗教法人で、代表者の金保が多数の信者の少女を強姦したとして逮捕された事件です。
21日京都地裁で判決が出され、「被害者が神に近い存在として見ていた地位を乱用し、常習的に犯行を繰り返していたものであり、性犯罪の中でも類を見ないほど悪質」として、懲役20年を言い渡しました。

被害者の少女の多くが後遺症に苦しむ一方、合計22件の暴行を繰り返していた被告は、拘置所から被害者宅に手紙を出し、「今回の件は、偽りに満ちている、信じてください。」「悪魔との闘いに勝利してください。愛しています。」「最後まで付いてきなさい。」といった文面を送りつけ、一層被害者の怒りをかっていたそうですから、当然の量刑といえるでしょう。

私はその時の記事に、「今回の事件は、信者である彼らが宗教施設に子供を連れて行き、宿泊までさせていたことにも原因があったのではないか。子供さんたちは確かに被害者で、本当にお気の毒と思いますが、親である信者は、見方によっては加害者ではないだろうか。厳しいかも知れませんが、親としての保護責任が問われると、私は思います。」と書きましたが、この事件の後も、宗教団体内部での性的被害が跡を絶ちません。
当時の指摘は正鵠を得ているものと考えます。

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