「世の中は三日見ぬ間の」
7月中旬から10日余り旅行で家を空けていましたが、久々に我が家に戻り新聞やTVを見ると、色々変化が感じられます。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」ですから、10日以上も経てば状況が変わるのは当然ですけど。
旅行に出発する頃は、北朝鮮のミサイル発射で大騒ぎでした。又近々発射するんじゃないだろうか、それなら先にミサイル基地を叩くことも考えようといった勇ましい意見も出ていて、TVのニュースショーやネットでもこの話題で大いに盛り上がっておりました。
当方の乗る飛行機の航空経路が、朝鮮半島の東側を北上するものですから、飛んできたミサイルに当ったら困るなと、ちょっと心配もしておりました。
帰国してみると、はてミサイルのことなど忘れ去られたかのごとく、マスコミでは触れられていません。ミサイル再発射の話はどうなったんでしょうね。
代わりにマスコミを賑わしていたのは、金正日の女秘書が、4番目だか5番目だかの夫人らしいという報道でした。どうも金正日は、新夫人相手に「夜のミサイル発射」に忙しいようです。実にウラヤマ・・・じゃ無かった、ケシカラン話ですな。
それにしてもその女性の名前、金玉(キムオク)ですか。因みに検索エンジンで、「金玉」と入力し画像検索すると、“お探しのキーワードでの検索結果には、成人向け、あるいは有害な情報が検索結果に含まれる可能性があります。キーワードを変更するなどして再度検索してみてください。”というメッセージが表れます。そう言われても困る。
日本のニュースでは、韓国や北朝鮮の人の名前をハングル読みにしていて良かったですね。そうでないと、TVのアナウンサーが、ニュースで「キンOマ」を連呼していたでしょうから。
第一視聴者の方だって、「え、奥さんが金玉。じゃあダンナは・・・」とついついイケナイ想像をしてしまいます。
ともかくも天下泰平ということですかね。
小泉首相が、サミットで大変お浮かれだったとか。しょうもない駄洒落を連発したり、歌まで披露したそうですね。アッチの高級宴会では、ついぞ見たことが無い風景です。
どうも小泉さんという人は、ブッシュ大統領と一緒にいると、やたら気分がハイになるようです。「ナイスガイ」と言われるのが、そんなに嬉しいんでしょうか。それとも、多少情緒不安定な傾向でもあるのかしら。
そのポスト小泉自民党の総裁選挙で、出るの出ないのと注目されていた福田康夫氏が立候補を取りやめたとか。こうなれば安倍官房長官の一人勝ちですね。
後は、消化試合の観客動員数だけが気がかりという状況です。
党首選挙が政治ショー化したり人気投票になるのは、多いに疑問ではあります。いずれにしろ私には選挙権が無いので、どうにもなりませんけど。
もう一つ良く分からないのが、安倍晋三氏本人だか応援団だかがスローガンにしている「失敗しても再挑戦が可能な社会」です。
私は今までずーっと、日本という国は失敗しても再挑戦できる国だと信じていましたが、そうじゃ無かったんですか。
いつから再挑戦が出来ない社会になったんでしょうか。それは小泉改革の結果ですか。
もしそうなら、小泉政権下で幹事長や官房長官の要職にあってその政策を推進してきたということを、どう説明するのだろうか。
「気をつけよう、甘いマスクとオイシイ言葉」。
論語でも、「巧言令色すくなし、仁。」と言いますからね。
この間畠山鈴香容疑者が、実の娘彩香ちゃん殺しを自供したそうですね。
この彩香ちゃんというのは、本当に不幸な少女でした。恐らく生まれてから虐待を受け続け、何も楽しい事も無く辛い辛い日々を送り、揚句の果てに母親の手で川に突き落とされ死んで行ったのです。
彩香ちゃんの報道を見る度に、可哀想で涙が止まらなくなります。
鈴香容疑者については、以前このブログでも記事にしましたが、私の想像を遥かに超える悪逆非道な女でした。
この他イスラエルのレバノン侵攻や靖国参拝などで、様々な動きがあったようですが、これは又次回以降で。
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