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2006/10/01

「少子化」高市早苗大臣へ

Takaitisanae安倍総理の所信表明演説で、カタカナ語が多くて分り難いという批判があるが、見当違いも甚だしい。理解できない人間は知的レベルが低いのだ。
畏れ多くも安倍晋三センセイは、アメリカ南かるふぉるにや大学で政治学を専攻され(あれ、最近のHPの経歴欄からは削除されているなぁ)、知識豊富、語学堪能、憲法改正、先制攻撃。
本来なら全て英語で演説したいところを、それでは国民が理解できないだろうから、敢えて日本語で演説をして下さったのだ。
多少カタカナ語が多いからといって、ガタガタ言うな!

さて前回の記事で、ここ4ヵ月の当ブログアクセスランキングを発表したが、実はロングセラーの記事が1本ある。
昨年5月8日のエントリー「オモシロ広告」がそれで、1年4ヵ月経った今も毎日のようにアクセスがあり、本ブログの人気No.1である。
この記事は、デュレックス社という世界一のコンドーム会社が実施した「グローバルセックスサーヴェイ」の結果を記事にしたもの。
アンタも好きネ。

この調査は毎年のように行っているのが、2003年だけはローカル調査ということで、我が国の調査に絞っている。
その理由をデュレックス社は次にように述べている。

『日本人のセックス回数は年平均42回で、世界の平均127回と比べると非常に低く、これはグローバル セックス サーベイに参加した34ヵ国と比べても最下位の極めて低い数字となっています。近年の傾向としては、過半数の人がセックス回数が減少していると回答しています。
さらに日本人の57%が現在のセックスライフに満足していると回答していますが、これも世界の平均満足度73%を大きく下回り最下位となっている。』

何せ自社製品の売上を増やすには、回数を増やして貰わなくてはならないわけで、敢えて日本に絞って調査したのだろう。
翻って我が国の現状を見るに、少子化を克服し出生率を上げることが重要なテーマとなっている。私は、これこそ国をあげて取り組むべき最重要課題であると確信している。
子供を沢山作るには、先ずはセックスをして貰わなければ話にならない。
なにせ、タマは撃たなきゃ当たらない。
こうして見ると日本政府とデュレックス社とは、問題意識を共有しているといえる。
この調査、「少子化」担当高市早苗大臣殿にも是非参考にして頂きたい。

早速その調査結果を見てみよう。
先ずセックスの回数、2003年では平均で年43回、勿論ダントツの世界最低だ。
年代別では20代が61回でトップ、これはまあ順当だが、問題は2位が40代の41回で、30代はナント50代並みの36回だ。月間じゃないですよ、年間ですよ。
最近の結婚適齢期は男女とも30歳前後と思われが、いきなり50代と同じでは、こりゃ子供は出来ませんぜ。

日本人の性生活においてより深刻なのは、元々少ないセックスの回数が更に減ってきているという事実だ。
調査結果でも、変わらないが40%であるのに対し、減ったのが50%、増えたのは11%しかいない。
これも年代別の減少率に見ると、40代と50代でそれぞれ5~6%であるのに対し、20代と30代が13%と顕著であり、熟年者が頑張っている反面、肝心の若い人がセックスをしなくなっているという傾向が出ている。

なぜ回数が減ったのかという質問だが、1位は「性欲が減退した」で平均44%なのはともかく、30代で43%とはどうしたことか。「真っ盛り」で減退されたんじゃ困りまっせ。
以下、「体力が衰えた」「多忙になった」と続く。
要するに現在の日本人は、忙しくなり体力も落ちてきた結果、ソノ気が更に無くなってきたというのが実情のようだ。

次に満足度だが平均で57%。女が63%に対し男は50%と低く、日本の男どもが萎えてきているのが良く分かる。

「セックスをより楽しむために」何をするかという設問だが、「ひとつもない」と答えた人が45%で1位とは実に情けない。
何か工夫しようという気は無いのか(怒)。
「手錠・ボンテージ」と回答した人が4%いて、結構SM愛好者が多いのだと感心した。

「経験したことのあるセックスは?」という設問で最も多かった答は、「一夜限り」の41%。
この他男の約3分の1が買春したことがあると答えている。
女の1割が上司とのセックスと答えているが、コッチには1度も回ってこなかったぞ、一体どうなってるんだ(怒)。
同姓が相手というのが男女とも3%だったが、出生率の向上には寄与しないからなぁ。

この調査結果から見た日本人の平均的性生活は、仕事に疲れてソノ気にならず、ついついご無沙汰してしまい、しかしこれといった有効な手立てもなく、たまに一夜のアバンチュールで紛らしているというところか。
子作りの基本であるセックスの回数を、現在の43回をせめて国際平均並みの127回に上げることが出生率向上の前提である。
政府はシッカリとした数値目標を立て、シッカリと努力し、シッカリと達成して欲しい。

聞けば少子化担当ダイジンである高市早苗センセイは、一昨年メデタクご結婚の由、祝着至極。
先ずは率先垂範して出産することが、当面の責務だろう。
ご健闘を衷心よりお祈り申し上げる。

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コメント

安倍晋三、我々日本人大多数のイメージは、小泉純一郎前首相が初めて北朝鮮を訪ねた時に、彼が小泉さんに対して以前の行き掛かりに捉われず「北朝鮮が拉致認めず謝罪の言葉がないのなら席を蹴って帰国しましょう」と言ったアドバイス!
この言葉を正義の味方!と感じて「この男ならやる」そう思ったのが現在の安倍人気のベースになったのではないでしょうか?
ところが、実際に首相になって閣僚人事を見たら、単なる論功行賞に派閥のバランス。
小泉よりもっと悪い、逆戻りだ!
まぁ、我慢して2~3ヶ月は様子を見るにしても、それで成果が感じられなかったらガタガタと支持率が落ちて・・・・。
そんなことにならなければと思います。

デュレックス社の「グローバルセックスサーヴェイ」だけでなく色々な調査が日本人のセックス離れという結果を出しているようですね。
タケチャンマンもそれほど熱心な方ではありませんでしたが、それでも若い頃は統計結果に比べれば・・・・
今は歳をとって意欲はあれど身体が・・・・・ですが(笑)
頑張れ!若いカップル!!!
「今の生活水準を落とすのは嫌」なんて言わずに!!!

タケチャンマン様
毎度コメント有難うございます。
日本は本来が議員内閣制で総理は間接選挙で選ばれるシステムですが、小泉政権以来実質的に国民が選ぶ直接選挙に変ってきました。
民意は反映できる反面、”人気”で首相が決まるという弊害も出てきてます。

デュレックス社の調査は、世界の主要な国々に対して毎年行われており、かなりシッカリとした調査だと思います。
今回は半分ジョークとして記事にしていますが、真剣に中身を検討する価値があると思います。

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