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2006/11/17

「自殺予告ごっこ」はもうやめようよ

Jisatsu_yokoku「昔から死ぬ死ぬと言って死んだ人はいないからね」は、母の口癖でした。
水商売が永かった母の所に、色々な人が身の上相談に来ていましたが、「もうアタシ死にたいわ」と言ってくる人に、母は必ずこう答えていました。「死ぬ人ってゆうのはね、黙って死ぬのよ」。
確かに予告してから自殺する人は、滅多にいないでしょう。予告して人を殺したり、火をつける人がいないのと同じですね。

文部科学大臣あてに最初の自殺予告の手紙がきてから、11月16日現在で文科省あての自殺予告の手紙は22通になりました。これからもまだまだ増えるでしょう。
時期が時期とはいえ、文科省は過剰に反応し過ぎでした。
自殺予告対策より、現に毎日のように起きている連鎖反応とも思える子供達の自殺を防ぐのが先決です。

しかし文科省というのは、実にショーもない省ですね。
教育基本法改正で、金を配って「やらせ質問」をさせていたというのは、教育上正しいんですか。いじめによる自殺はゼロなどとウソをついてきたことは、教育的なんですかね。
これじゃあ「嘘つきは教育の始まり」になっちまう。
自分達のやっていることは正しいと、子供達の前で胸をはれるのだろうか。
教育改革で、教員の資格うんぬんと偉そうに言ってますが、その前に文部科学省の役人連中の資格審査が先です。そうして教育行政を指導できないような役人は、辞めて貰いましょう。

ここ最近の連鎖反応的な児童の自殺については、マスコミ報道のあり方も問題です。
2000年に世界保健機構(WHO)は、メディアに対して自殺を防ぐためのガイドライン(「PREVENTING SUICIDE A RESOURCE FOR MEDIA PROFESSIONALS」)を発表しています。
この中でマスコミの報道、特にTVの報道が自殺の増加の原因となっていると分析しています。

その上で、自殺報道に関してやってはいけないことを、次のように上げています。
・写真や遺書を公表しない
・自殺の方法について細部を報道しない
・自殺の原因を単純化しない
・自殺を美化したり、センセーショナルにしない
・宗教的・文化的な固定観念を使用しない
・自殺を責めない
こう並べてみると日本のマスコミは、報道してはいけないことを率先してやっていることが分かります。

ある時期に次々と自殺が続くことは昔からありました。
例えば1986年にアイドルの岡田有希子さんが自殺し、後追い自殺が社会問題化しました。
警察庁のまとめによると、86年の未成年者の自殺者数は前年比約1.4倍の802人に達したということです。明らかに連鎖反応によるものと見て良い。

子供達の自殺の連鎖を止めるために、報道機関はWHOの指針に従うべきでしょう。
特に新聞とTVは、
①遺書を公開しない
②自殺方法の詳細を報じない
③自殺そのもの、あるいは自殺した人を美化しない
の3項目を、直ちに実施すべきです。
視聴率を上げることより、先ず子供の命を救うことが先決です。

いじめを無くすことは大切ですが、そう一朝一夕に実現できません。それよりマスコミが自殺事件に過剰報道をしないということは、直ぐに実行できることです。
同時に子供達に対して、どんな理由があるにせよ自殺してはいけない、自殺は悪いことなんだと教える必要があります。
いじめが原因で自殺したとしても、加害者を責めるあまり、自殺した人に同情を寄せるような報道はすべきではないと思います。

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コメント

自殺をほのめかす遺書の問題や、連鎖的に続く自殺。
少なからずマスコミの報道のあり方も問題ですね。
マスコミはこれだと目を付けた物は連日取り上げてしまうので、短期間に劇的に自殺が増えたかのような錯覚を起こしてしまいます。皮肉にもそれが心の弱っている人に強く影響を与えてしまい、結果として自殺を誘発してしまう形になってしまっている気がします。
真実の報道云々も大事ですが、世の中には云わぬが花という言葉もある位ですし、そういった辺りのさじ加減をマスコミには考慮して貰いたい。と思ったりします。

投稿: こむぎ | 2006/11/18 22:12

こむぎ様
コメント有難うございます。
自殺報道について最も大事なことは、連鎖反応的な自殺が起きないよう配慮する必要があります。
現在のマスコミのセンセーショナルな報道姿勢では、自殺を誘引するだけだと思います。
今回の児童達の自殺を見ますと、殆どが首吊り自殺です。これは明らかにマスコミ報道の影響によるものと思われます。
我が国マスコミの権力迎合と視聴率第一主義の姿勢が、今問われています。

投稿: home-9 | 2006/11/18 23:09

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