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2006/11/08

金正日王朝の上をいく「石原王国」

S_ishihara自民党は来年夏の参院選東京地方区に2人の公認を立てるそうですが、その一人は現職で、もう一人の新人候補には石原慎太郎東京都知事の二男でタレント(気象予報士だそうですな)の石原良純の名前が浮上しています。
来春4月に都知事選が行われますが、不幸なことに現状では石原知事の3選が確実視されています。そうなれば、その余勢をかって息子も一挙に当選を果たすと言うシナリオは、十分考えられます。
仮に父親が都知事、3人の息子が東京都選出の国会議員となれば東京は「石原党」一党独裁、今以上に都庁では誰も石原知事に逆らえなくなり、恐怖政治に磨きがかかることでしょう。
いよいよ「石原王国」の集大成です。

このままいくと5年後の都知事の改選で、3人の息子の内の一人が後継者ということになりかねない。
最近国会議員の世襲制が問題にされていますが、いよいよ知事まで世襲という前代未聞の事態になります。何だか封建時代に後戻りですね。
選挙で選ばれてるいのだからという意見もありますが、ヒットラーだってムッソリーニだって最初は選挙で選ばれていました。
この辺りは、民主主義制度の一つの問題点でしょう。

石原慎太郎さんには、もう一人四男の息子さん(確か画家だった記憶していますが)がいらっしゃいます。
この方が一度話題になったのは、1999年の都知事選の際に自民党東京都連事務局長(当時)の秋葉信行という人が、四男がオウム真理教の信者だったという文書をばら撒いたことがありました。
これには背景があり、1995年4月に石原慎太郎は突然衆議院議員辞職を表明しますが、当時地元の後援会にも知らされず、とても唐突な印象を受けました。辞任理由もアイマイでした。
この時期が、1995年3月20日オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きた直後であったこと、怪文書の出所が自民党内部であったことからインパクトがありました。この件は、最終的にデマだと認定されています。

ただ一つ気になったのは、麻原彰晃の第114回公判の証人尋問の中で、弁護人が「石原裕次郎の手術をしたのは林郁夫さんでしょ」と発言していることです。
林郁夫といえばオウムの幹部で、地下鉄サリン事件の実行犯として服役中の人物です。
調べてみると、1981年に石原裕次郎が慶応病院で解離性大動脈瘤の手術を行っていますが、この時の執刀医が、この病院の心臓外科医だった林郁夫だそうです。
なかなか認可が下りなかったのが、1989年に突然オウム真理教が東京都から宗教法人として認可されますが、その経緯に様々な憶測を呼んでいます。
ひょっとすると、「火の無い所に煙は立たぬ」だったのでしょうか。

かたや北の金正日「王朝」の方は、今や権力の維持さえ危ぶまれる状況であり、後継者も決められないという苦境に陥っています。
一方こちらの石原慎太郎「王国」は前途洋洋、順風満帆、視界良好、盛者必衰・・・これはちょっと違いました。
このお二人は正反対なように見えて、写真のポジとネガのように白黒を反転させると相似形です。宗旨もあちらが金日成教なら、こちらは霊友会です。
軍事大好きで核兵器所有論者という点も、共通項ですね。

有名俳優である弟の七光りで当選し、国会議員としても都知事としてもこれといった実績もなく、ただ人気だけが一人歩きしている人物。更にその親の七光りで国会議員となってゆく息子達。この一族が首都を制しつつあるという現状。
暗澹たる気持ちになっているのは、ワタシだけでしょうか。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

統治者も被統治者も世襲制が好きみたいですね。

コメント有難うございます。
結局は選挙民が選んだといえばそれまでですが、世襲制というのは身分の固定化であり、前近代的なものです。
私達自身ももっと賢くならなければいけないでしょうね。

おっしゃるとおりだと思います。
本当に自分のために、国民のためになる政治家を選びたいですね。

民意に沿った選挙とは言っても、実際は世襲制が当然のようになっているのが現状ですね。
名前ばかりの選挙で、貴族院の時代とさほど変わっていない気がします。

こむぎ様ほか1名様
コメント有難うございます。
政治的信条や実績よりも、見た目や知名度、パフォーマンスが重視されるという昨今の傾向が、石原慎太郎のような人物を生み出していると言えるでしょう。
この程度の国民には、この程度の政治家などと言われないためには、もっと賢明な選択が求められると思います。

石原慎太郎は知事再選のために、膨大な税金を投入してまで東京にオリンピックを誘致しようとしている。
東京ばかりでなく、日本国までも食い物している厚顔無恥な裸の王様ですね。

dejavue様
コメント有難うございます。
自らの知事の三選を目的としたオリンピック立候補、石原慎太郎の本質がよく表れています。
今日のニュースで、石原都知事は海外出張の際に1泊26万円のホテルに泊まっていたり、大型クルーザーを借り切ったりしていたなど、規定を大幅に越すムダ使いをしていると報じられています。
残念ながら東京都では、石原知事はやりたい放題。都議会がチェック機能を果たしていないことも、大いに問題です。

東京ナイトの舞台背景の制作は武田厚である。

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