« 小泉さん、18億円は流用では? | トップページ | 元禄忠臣蔵[第三部]@国立劇場 »

2006/12/23

2006年My演芸大賞

年末恒例の私が選んだMy演芸大賞、2006年版を発表します。

【大 賞】
柳家喬太郎「按摩の炬燵」(1月22日、国立演芸場)
【優秀賞】
柳家花緑「紺屋高尾」(3月4日、国立演芸場)
立川談春「五貫裁き」(2月2日、横浜にぎわい座)
古今亭菊朗「三味線栗毛」(7月30日、お江戸日本橋亭)
柳亭市馬「お神酒徳利」(12月16日、国立演芸場)
【新人賞】
神田京子「大名花屋」(2月4日、国立演芸場)

【講評】
先ず大賞ですが、喬太郎と花緑、どちらかに迷いましたが、頭一つの差で喬太郎になりました。
「按摩の炬燵」という噺は、滅多に高座にかかりません。難しいのと、盲人を笑いにしている点が、昨今避けられる傾向にあるからです。
喬太郎は、この面白うてやがて哀しき噺を実に明るく、しかもじっくり聴かせました。

僅差で大賞を逃がした花緑ですが、「紺屋高尾」は実に良かった。紺屋職人の高尾太夫への一途な想いが、聴いている私たちに伝わってきました。
私は従来、花緑に点数が辛かったのですが、これですっかり見直しました。

談春はいくつか聴いた中で、「五貫裁き」が最も出来が良かった。この人は出来不出来の差が大きいのが欠点でもあり、魅力でもあります。

古今亭菊朗、今最も期待される若手落語家です。来年の真打昇進を控え、着実に力をつけてきました。
「三味線栗毛」以外にも「小言幸兵衛」「兵庫舟」などいずれも力演で、実力をいかんなく発揮していました

市馬は今最も安心して噺が聴ける芸人と言えるでしょう。安定感は抜群です。
同時に傑出した高座が少なく、決定打に欠けるうらみがありました。
今回は年末に聴いた「お神酒徳利」、これは今年の5本の指に入ります。

Kanda_kyoko新人賞は紅一点でしかも講談の神田京子です。
未だ芸が若いですが華があり、話の間が大変宜しい。
講談界、久々の期待の星です。


さて来年も良い高座に巡り合えるよう、演芸場に足を運びましょう。

|

« 小泉さん、18億円は流用では? | トップページ | 元禄忠臣蔵[第三部]@国立劇場 »

寄席・落語」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82117/13172336

この記事へのトラックバック一覧です: 2006年My演芸大賞:

« 小泉さん、18億円は流用では? | トップページ | 元禄忠臣蔵[第三部]@国立劇場 »