フォト
2024年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
無料ブログはココログ

« 心配ご無用!「団塊世代の大量退職」 | トップページ | 柳沢厚生労働大臣殿 »

2007/01/29

今度は米国産「宗教」で洗脳ですかい

Hiruman「パワー・フォー・リビング」という名前を最近耳にされた方も多いでしょう。
TVでCMが大量に流されていますし、新聞には全面広告、週刊誌のグラビア頁でも大々的な宣伝を行っています。
日ハムのヒルマン監督や久保田早紀(おお懐かしや「異邦人」)が出演しているといえば、気付かれた方もいるでしょう。
10億円の資金をかけて日本のメディアをジャックしているのだそうで、大変なお金持ちであるのは間違いありあません。

数百万人の人生を変えたという本「パワー・フォー・リビング」を無料で進呈するという団体の正体は、米フロリダ州に本部を置く「アーサーS・デモス財団」といいます。
この本には,「神はあなたを愛している」「人類は罪深い」「何人たりとも神を受け入れねばならない」といった教訓が書かれているそうです。
まさか「神を受け入れない人間は抹殺せよ」とは書いていないでしょうね。
人類愛を説くことと、アフガニスタンやイラクで何も罪の無い一般市民を殺戮している事と、どう説明できるのでしょうか。

新聞報道によればこの団体は「キリスト教福音派の中でも、中絶反対や進化論否定などを訴える右派と関係が深い財団。米国では福音派の保守的な価値観が盛り返し、ブッシュ大統領の当選にも貢献した」だそうです。
なるほど、ブッシュ再選を支えた米国キリスト教イデオロギーを、これからは日本に持ち込んで洗脳してやろうという魂胆ですかね。
米国教への洗脳は、小泉純一郎サンと安倍晋三サンだけで十分です。

欧米でも既に33億円かけてCMをうっているそうですが、ドイツでは「宗教色が濃すぎる」としてCMが放送中止となりました。
日本のTVキー局では、今のところフジTVとTBSはCMを流さない方針のようで、報道機関の姿勢としては評価したいと思います。

話は変りますが、韓国産宗教団体である「摂理」の韓国籍の女性幹部が、日本国内での在留資格を不正に取得していた疑いが強まったとして、千葉県警は1月18日出入国管理法違反(資格外活動)容疑で女性幹部宅や集団の関連施設など関係先を家宅捜索しました。
この「摂理」は韓国人の教祖鄭明析が『聖書』の記述を独自に解釈した教団として設立したもので、現在は基督教福音宣教会(CGM)と呼ばれているそうです。
ナニが福音ですかねえ。
この教団、合同結婚式を行っていることからすると、統一教会と酷似しています。

この鄭明析が実はトンデモ教祖で、女子大生への強姦容疑で指名手配され逃亡、中国を経由して現在は台湾に潜伏していると見られています。
韓国の脱会支援団体「エクソダス」によると、女性信者の性的被害者は韓国人が1万人以上で、日本人も100人以上いるとのことです。
先に捜査を受けた女性幹部が信者の若い女性を教祖の所へ連れて行き、この女性幹部宅で性的暴行が繰り返されていたようです。
この教団も、キリストの教えと教祖の行為がどう両立するのか、訊いて見たいですね。

アメリカでも韓国でも、宗教団体が自国の法律に従って布教活動を行うのは自由です。
どうか我が国へは「輸出」しないでくれ。
我が国の婦女子を惑わせたり、被害を与えないでくれ。
教育基本法の改正論議の中で、いわゆる「宗教教育」が検討項目に上がっていましたが、私はそれより「反エセ宗教」教育の方が大事だと思いますけど。

« 心配ご無用!「団塊世代の大量退職」 | トップページ | 柳沢厚生労働大臣殿 »

宗教」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。いつも楽しみにして読まさせていただいております。
このような巨額なお金を、キリスト教のCMに投じるとは、もったいないやら、我々凡人には、理解しがたいところもありますね。しかし、営利目的でないのは、すばらしいとも感じます。

松ちゃん様
コメント有難うございます。
この財団というのは、マスコミの取材を一切拒否していて、彼らの目的というのが良く分かっていません。
ただ一般論ですが、宗教というのは大変大きなお金が集まるところで、信者が増えれば自然に教団が潤うことになっています。
無料で資料を配布しても初期投資とみれば、十分ペイすると思われます。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今度は米国産「宗教」で洗脳ですかい:

« 心配ご無用!「団塊世代の大量退職」 | トップページ | 柳沢厚生労働大臣殿 »