この男が一番のワル、夫バラバラ事件
昨年から大騒ぎになっていた男性のバラバラ遺体事件は、今月になって被害者が渋谷区富ケ谷の大手外資系会社社員三橋祐輔さん(30)と判明、次いでその妻の三橋歌織容疑者(32)遺体遺棄で逮捕され、殺人と遺体をバラバラにした事実も認めています。
事件は一気に解決の方向に向かったのですが、渋谷、高級マンション、外資系金融機関の社員、美人妻、セレブ婚、DVそれに加えて猟奇殺人事件ときては、TVのニュースショーの恰好の餌食になっています。
トレンディドラマとサスペンスドラマが合わさったような展開に、視聴者の関心を呼んでいるのでしょう。
現在の所、殺人の動機については何一つ解明されていないにも拘らず、容疑者の自供による犯行動機が一方的に垂れ流されています。
それに輪をかけるように、ゲストに招かれた心理学者などが、まるで見てきたような解説を加えています。無責任な後講釈なら誰でもできますよ。
マスコミがいつも問題にしている、犯罪被害者やその家族の人権などということは、すっかりどこかにすっ飛んでしまったようですね。
特に問題と思われるのは、被害者と容疑者の共通の友人とやらが、逮捕前に容疑者と電話した時の録音テープがそのまま公開されていることです。
このテープが流れる時に、必ずその友人のインタビューも併せて放映されます。
録音の中味というのは、大半が容疑者の被害者への悪口であり、自己保身の言い訳です。
もし被害者が生きていたら反論できますが、これでは正に死人に口無しです。
犯行もまだ単独犯と断定されているわけではないし、共犯の可能性だって100%否定されてはいない段階だけに、テープの公開は疑問です。
この録音テープの存在については、放送される以前からマスコミ関係者のブログなどで存在が指摘されていました。
録音テープを35万円で、マスコミ各社に売り込んでいる男性がいるとの情報でした。
会話を録音した意図はともかくとして、捜査に協力するためにテープを当局に提出するのならまだ話は分かりますが、どうしてマスコミに持ち込んだのでしょうか。
それは金のためだと言われても仕方が無い。
友人の不幸を金に換えるというには、どんな神経の持ち主なんでしょうか。
テープの中には、例え被害者と容疑者との関係とはいえ、二人のプライバシーに関する内容が含まれており、本来であれば公表に慎重を期すべきです。
この点はマスコミにも大いに責任があります。
この男性が、二人の共通のただ一人の親友を自称しているだけに、とりわけ亡くなった三橋祐輔さんに対する裏切り行為でもあります。
死者への冒涜と言っても良い。
私が三橋祐輔さんなら、この男のところに化けて出てやりますよ。
もしこの男性が、本当に共通の親しい友人であったとしたら、事件の被害者・加害者双方にとって最も大きな不幸は、こうした男を友達に持ったことではないでしょうか。
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