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2007/04/10

「扇遊・鯉昇・喜多八」三人会

Risho4月8日の日曜日は、散々でしたね。
近ごろ眼鏡が合わなくなったので、近所のめがね屋に行って検眼して貰ったら、老眼が入っていると言われてしまった。あちこちガタは来ていたが、老眼だけはなっていないのが唯一の自慢だったのに。
夜8時にTVをつけたら、いきなり石原慎太郎の当選確実のテロップが流れた。開票が始まる前に当確が出るなら、選挙など要らねえじゃん、などとブチブチ言いながら他のチャンネルに切り替えたら、今度は阪神タイガース今シーズン初の完封負けだと。
なんちゅうバッドニュースの続く日だと、早々に床についた次第。

それにしても、アタシが投票する候補者は、どうしてこう皆揃って落ちるのだろう。これじゃ「選挙」じゃなくて、「落挙」だね。いくら「落語」がスキだって、選挙までオチなくたっていいだろうよ。
次の時は、石原にいれよう。そうすりゃ、奴も落ちるだろう。

気を取り直して、4月9日は横浜にぎわい座へ、「扇遊・鯉昇・喜多八」三人会です。睦会というらしいが、この3人、気が合うのでしょうね。
開演の直前に雷雨があったせいか、7分の入り。

柳家喜多八「噺家の夢」
マクラの、和風旅館の煩わしさの話、客席からも共感を得ていた。
ノンビリしたくて旅館に来るんだから放っといてくれというのは、その通り。
他愛のない軽いネタだが、客席をワッと沸かせて、引っ込む。

入船亭扇遊「花見の仇討ち」
この時期になると、よく高座にかかる噺。
本格派の「花見の仇討ち」、良かったですよ。
同じネタでも、先日聴いた三遊亭遊雀も良かったが、あちらはいうなればスライダー。扇遊はストレート勝負といったところ。
登場人物の性格描写も申し分なし。何より噺の丁寧なのが良い。

仲入り後
瀧川鯉昇「茶の湯」
鯉昇(写真)は、今最も面白い落語家の一人だろう。
目が大きく愛嬌があり、高座も明るく華やか。
久々に面白い「茶の湯」を聴きましたね。古典の型を崩さず、しかも随所に鯉昇らしいクスグリを入れ、実に楽しい高座だった。
「茶の湯」といえば三代目三遊亭金馬と相場が決まってるが、鯉昇はそれに迫る。

トリは再び柳家喜多八で「二階ぞめき」
この噺も最近高座にかかる機会が減った。原因は吉原を経験した人が段々いなくなり、演じる方も聴く方も、ピンと来なくなってしまったからだろう。
喜多八も年恰好からいえば、吉原は知らない筈だ。
それにしては、見世を「ひやかし」て歩いた当時の遊び人の雰囲気を、実によく醸し出している。客と花魁、客と遣り手との丁々発止が鮮やかであった。
時間の関係か、前半で切れたのが残念。

喜多八がワキにまわり、鯉昇と扇遊を盛り立てた感のある充実した会であった。

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