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2007/05/31

「落語家」は女に向かない職業

Poppococologのアクセス解析の中に検索ワードという項目があり、このブログに何のキーワードでアクセスしたかが分かる仕組みになっています。
この4ヶ月間で見ると、「春風亭ぽっぽ」というキーワードが多いのに驚きます。落語家の中では、柳家喬太郎に次いで2番目ですから、これはスゴイ。

ブログ内の記事で名前が出てくるのは一度だけ、師匠・小朝の独演会での前座として紹介しているのですが、その中にはこう書いています。
【前座は春風亭ぽっぽ「平林」
学園祭だったら大受け間違いなし。女流の噺家は妙に上手いと、かえって痛々しい。】
せっかくキーワード検索して辿り着いたら、この素っ気ない文章にぶつかり、ガッカリした方も多いでしょう。

多少言い訳をさせて貰うと、この表現は私としては最高の誉め言葉です。
通常は前座は無視するのですが、春風亭ぽっぽの高座を見た印象が、芸が素直でスジが良さそうだと感じたので、記事にしました。
ただ私は、落語家という職業は、最も女性に向かない職業だと確信していますから、これから先いくら修行したって大成しないのになぁと思って、痛々しいと表現しました。

落語家がなぜ女性に向かないのか、一番の理由は元々落語が男の世界だからです。吉原へ女郎を買いに行く噺を女性がしたって面白くないでしょう。
落語の中にだって女が登場するじゃないかと思われるかも知れませんが、あれは男の眼から見た女です。決してナマの女は出てきません。女流落語家が演じる女性が、却って不自然になるのはそのためです。
歌舞伎の世界も同じです。だから前進座のように、芝居に女優が出てくると、ひどく違和感があります。
とにかく女流噺家は大成しない。

落語だけではありません。漫才やコントなど、とにかく全般に「お笑い」芸は女性には向きません。
漫才には女性がいるではないかという反論があるかも知れませんが、相方が男だから成り立つ。女同士の漫才師もいるけど、総じてこれが面白くない。
例えば大阪の今いくよ・くるよ、私はあの芸の面白さが分からない。

これが同じ古典芸能の世界でも、他の分野になると全く話がガラリと変ります。
浪曲でいえば、澤孝子。現役の浪曲師では、恐らくこの人がナンバー・1だと思います。余りの迫力に、椅子から落ちそうになりました。他にも女流浪曲師で、上手な人が沢山います。
講談の世界だと、神田京子のような若い有望な講釈師が出てきています。
平曲(平家琵琶)も、素晴らしい女性奏者がいます。

古典芸能を志す女性の方は、是非落語以外の芸に世界に行かれることをお勧めします。
余計なお世話でしょうけど。

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コメント

春風亭ぽっぽが7/13に品川で行う実験ライブ、落語組曲に出演します。
橘家蔵之助・ピアニスト谷川賢作・三味線太田そのらの出演。
普通の落語会じゃないだけに、何が起こるか、お楽しみです。
http://www.off-broadway-japan.com/

春風亭ぽっぽ様
わざわざご案内頂きましたが、当日先約があって行けません。また次の機会にでも拝見したいと思います。
「落語家は女にゃ向かない」などと失礼なことを書いていますが、これは持論なのでご勘弁のほどを。

二つ目になったら自作をどんどん高座にかけてね。
古典落語は男のものだけど、噺はそうじゃない。
白鳥師匠が道つけてくれているから、その跡を歩いて、追い越ししてしまうといい。
歌る美もこはるもそうだよ。
多ぼうも。

雷門ケン太
そういう女流落語家が出現することを期待したいと思います。

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