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2007/05/25

社会保険庁の保険金詐欺

Matsuoka2サラリーマンを退職すると、いろいろな届出が必要になり、お役所に出向くことになります。
役所の各窓口の対応は、昔と比べるととてもサービスが良くなり、親切に対応してくれるようになりました。
唯一の例外は、社会保険庁の事務所です。
時期もあったのでしょうが、手続きの相談に行ったら2時間待たされました。係員に待ち時間が長過ぎると文句を言ったら、今日は未だ良い方で普段なら3時間待ちだと言われました。
今どき3時間も人を待たせて当然と思っている神経が、理解できない。

妻のケースですが、最初の手続きの際に、社会保険庁事務所側のミスで、年金支給額が少なくなっていました。
たまたま他の相談に行った際に、別の担当者がそのミスを見つけ、その場で訂正の手続きをとりました。
処が、既に支給された分は変更できないと言われ、妻は最初の事務所のミスに不満を述べたところ、その担当者は「あなたのためを思って訂正してあげたのに、そんなら元に戻しますよ」と怒り出したそうです。
社会保険庁側がミスを犯したにも拘らず、謝るどこころか、自分の責任ではないと開き直るのですから、呆れてモノが言えない。

こうした社会保険庁の態度からは、お上が下々に金を出してやるんだから、有り難く思えという姿勢が感じられます。
現在、社会保険庁が管理する年金保険料の納付記録のうち、約5000万件が該当者不明となっている問題が明らかになり、その解決方法をめぐって議会で論議が行われていますが、こうした事態を招いた原因は、社会保険庁の体質そのものにあります。
公的年金は強制加入ですから、それで所定の保険金を支払っていないなら、保険金詐欺と言われても仕方がない。

更にここで指摘しておきたいのは、こうした官庁の姿勢というのは、全て政府の方針の反映でもあるという点です。
年金制度に根本的な改革を行わず、ドロナワ式な手直しを繰り返してきたことから、制度が複雑になり、支給対象者が把握できなくなっていたという事情があります。
歴代政府が、保険料の徴収には関心を示すが、肝心の年金が正確に支給されるかどうか、全く意に介さなかった事が根本原因です。
「ヤラズ、ブッタクリ」の政府方針こそ、責任が問われるべきでしょう。

今年、民間の保険会社でも多額な保険金不払い、未払いが明らかになりました。
生命保険業界が44万件で359億円、損害保険業界が38万件で294億円です。
保険料は熱心に集めるが、支給の段になるとアレコレ難癖をつけて保険金を払わない、こちらも保険金詐欺です。
基本構造は、公的年金未払いと全く同一ですね。
しかし民間保険は本人の意思ですが、公的年金は強制だけに、より悪質です。

現在、社会保険庁の改革あるいは解体が議論されていますが、いずれにしろ、政府のこうした基本的な方針が変わらなければ、問題解決にはなりません。


話は変わりますが、「緑資源機構」の官製談合事件で、幹部の逮捕と強制捜査が行われましたが、24日この件で松岡利勝農水相が「誠に遺憾」と言ってましたね。
松岡大臣は、緑資源機構の企業から政治献金を受けていて、事件発覚に伴いコッソリと返していました。
するってぇと、あれかい。
世の中金さえ返せば、悪事はみんなチャラになるってことかい。
この松岡利勝という男、どこまで手が汚れているんだろう。
イカンなのは、お前じゃあ~。

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