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2007/05/30

祝!白鵬69代横綱昇進

Hakuho本日30日午前、大関白鵬の横綱昇進が正式に決まりました。
69人目の横綱となり、新横綱の誕生は朝青龍以来で4年4カ月ぶりです。
22歳2カ月での昇進は北の湖、大鵬に次ぎ史上3番目の若さです。

白鵬については入幕当時から注目していて、このブログでも過去2回記事にしています。
自分が注目し応援してきた力士が昇進するというのは、とても嬉しいことです。
今年の阪神タイガースの不振をしばし忘れられる快挙であります。

白鵬の父親はモンゴル相撲の横綱で、5年間一度も負けたことが無いという大記録を持っています。レスリング選手としても、オリンピックでモンゴルに初めてメダルをもたらした国の英雄ですから、正に「父子鷹」です。

白鵬は大相撲入門を目指して、2000年に数名のモンゴル人青年と共に来日しましたが、当時体重が軽くて、他の仲間が次々入門を決めた中で取り残されてしまいました。諦めていよいよモンゴルに帰国する数時間前に、モンゴルの先輩である旭鷲山の口利きで宮城野部屋への入門が許されました。
白鵬は後年、「数時間で人間の運命が変わることがあるんだ」と語っています。
こうした運も、実力の内なのでしょう。

以前、記者とのインタビューで、土俵に上がった時どんなことを考えるかという質問に対して、白鵬はこう答えています。
「目をつぶります。そうするとモンゴルの草原が浮かんでくるんです。そして、両親や苦しい稽古のこと、親方の言ったことを思い出す。その後は相手に集中します。」
なんと青年らしい、瑞々しい感性でしょうか。

外国人力士ばかり増えてと訝る声もありますが、どのスポーツでも国際化は避けられない。
日本人精神ウンヌンいうけれど、今時は外国人の方が却って、かつての日本人の精神を持っていたりしますから、これも気にしなくて良いでしょう。

白鵬に一つ注文があるとすれば、決して稽古が多いという方ではありません。むしろ素質の良さでここまで上がってこられたと言って良い。
昇進の口上で、「横綱の地位を汚さぬよう、精神一到を貫き、相撲道に精進致します」と述べましたが、今後はその気持ちを忘れずに努力して欲しい。
横綱土俵入りは両腕を伸ばしてせり上がる不知火型ですが、不知火型は悲劇の横綱が多いというジンクスを、是非打ち破って欲しいものです。

横綱朝青龍は以前から、「大関には琴欧州が先になるかも知れないが、横綱は白鵬が先になる」と言っていましたが、見事に的中しました。
ここの所、何かと悪役に回っている朝青龍ですが、その炯眼畏るべし。

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コメント

今日の白鵬のコメントは、
「部屋の伝統を考えて不知火型にした」
「ジンクスを打ち破りたい」
期待をもって今日の彼のコメントを見守りたいと思います。

タケチャンマン様
コメント有難うございます。
白鵬は若いのに、とてもしっかりした考えを持っているという印象を受けています。
心技体のバランスの取れた横綱に成長することを期待したいですね。

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