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2007/06/30

こんなモノいらない!「公安調査庁」

Ogata6月28日東京地検は、緒方重威・元公安調査庁長官ら3人を詐欺の疑いで逮捕しました。
整理回収機構による朝鮮総連の中央会館の指し押さえが進められようとしている中で、会館の土地建物の登記が突如、総連側から緒方重威が代表を務めるペーパーカンパニーに移転されました。
緒方重威元長官が総連に対し、資金調達の見込みがないにもかかわらず、「契約は先に所有権移転登記をしてから代金を払う形にしてほしい。金主は登記簿謄本が取れる状態になって初めて、安心して金を出せると言っている。それが絶対条件なんですよ」などと持ちかけ、売買契約を締結。今月一日、購入代金を支払わないまま、土地建物の所有権を緒方が保有する会社に移転し、だまし取った疑いが持たれているものです。

この取引を仲介した元不動産会社社長の満井忠男に対し、総連側が4億8千万円を支払い、その内のおよそ1億円が緒方の手に渡ったものと見られています。
緒方らが資金調達できなかったため、登記は総連側に戻されていますが、検察は緒方らが当初から資金が用意できないことを知りながら、架空の話をデッチ上げた詐欺事件と見ているようです。

緒方らは詐欺容疑を否定しているようですが、もしそうなら一連の緒方らの行動は、総連本部会館に対する差し押さえを妨害する意図があったということになり、いずれにしろ罪は免れない。

しかしこの事件が、単なる詐欺事件ではないことは明らかです。もっと奥の深い事件でしょう。
それは当事者たちに、余りに役者が揃い過ぎているからです。
・緒方重威(しげたけ)-逮捕された元公安調査庁長官
・満井忠男-逮捕された元社長。自民党の派閥領袖だった故三塚博代議士の元秘書。中川秀直自民党幹事長とは親密な間柄とされる
・許宗万(ホ・ジョンマン)-朝鮮総連責任副議長で北朝鮮の最高人民会議の代議員、金正日の信任が厚いとされる
・土屋公献-総連側弁護士で元日弁連会長
こんな事書いていると、「公安か」と言われそうですが。

今回の事件に係わった人々は、いずれも各界のソウソウたる顔ぶれです。
この事と、本部会館の処理をめぐって、官邸と朝鮮総連との間で和解交渉が進められていたことを併せて考えれば、政権の中枢や公安調査庁自身がこの件を把握していたと考えるのが、妥当でしょう。
この事件の背景を解明するには、今少し時間が必要です。
いずれにしろ破壊活動防止法に基づき朝鮮総連を監視している筈の公安調査庁の元最高幹部が、朝鮮総連を救済するために動いていたことだけは確かです。

公安調査庁は1952年、東西冷戦を背景として、主に日本共産党を規制する目的で作られた組織です。設立当時は、戦前の軍の特務機関や特高警察の関係者を集めています。
処が、ソ連崩壊により冷戦構造が消滅する中で、組織がリストラの対象になっていました。
事態が一気に好転し、再びスポットライトを浴びるようになったのは、オウム真理教による一連の組織犯罪であり、北朝鮮による拉致問題です。
つまりオウムと朝鮮総連は、公安調査庁にとっては大事なお客さんです。

公安調査庁が日頃調査対象にしているのは、日本共産党を始めとして、朝鮮総連、オウム真理教などのカルト、労働組合運動、反戦・反基地・反核・反原発運動、市民オンブズマン、部落解放運動、人権擁護運動、生活協同組合、環境保護団体、日本ペンクラブなどの言論活動、極左集団、右翼団体など、幅広く情報収集を行っているとされています。
要は、お上にタテ突きそうな団体や個人の身辺を洗っているという組織です。
あなたも、いつのまにか調査対象になっているかも知れませんよ。

公安調査庁という組織ですが、その活動内容はメッタに表に出ることはありません。
ところが、実にひょんな事から、彼らの活動の一端が明るみになったことがあります。
それは2003年に、元オウム真理教の女性信者が、一時期北朝鮮に“亡命”したことがきっかけでした。
その女性・北川和美は、公安調査庁(京都)調査官の愛人で、一度脱会していた彼女をスパイとしてオウムに送り込んでいたものです。
その後の男女関係のもつれから、北川和美が“亡命”を図ったというのが真相なようです。

この件で取材に応じた北川和実が、以下の重要な証言をしているのが気になるところです。
「彼からラブホテルのベッドの中で“おまえ以外にも大阪道場には2~3人のエス(スパイ)がおる”等と聞かされたそうです。そんな中で、彼女が最も驚いた話が、“走る爆弾娘”と呼ばれている、逃亡中の信者、菊池直子に関するものでした。彼は寝物語で“俺は、菊池とも京都の嵐山で接触に成功しているんや。あいつには携帯電話も渡しており、必要に応じて情報を取っている”と話し、その番号まで教えたというんです」
こんな業務上の機密をベラベラ喋って良いのかしらん。

公安調査庁の職員と言うのは、愛人が持てるほど給料を貰っているんでしょうかね。ウラヤマシイ。恐らく「お手当て」は調査費を流用したのでしょう。
これで見る限りでは、公安調査庁という部署は、約1500人もの職員と、膨大な国家予算を使って、実にオソマツな探偵ごっこをやっているんですね。
今回の不可解な朝鮮総連への支援活動といい、どうも百害あって一利なしの組織のようです。

公安調査庁、こんなモノいらない!
(文中敬称略)

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