相変わらず「軽い」小泉前首相の発言
6月4日小泉純一郎前首相が参院選への応援を開始しましたが、松岡農水相の自殺問題に関連した発言で一つ気になったことがあります。
講演の中で小泉前総理は「松岡さんは努力した。一生懸命、米を売ろうとやってきた」と生前の仕事ぶりを高く評価しました。
続けて「批判ばかりしちゃいけない。いいこともやってきた」松岡氏を擁護したものです。
農水相が米の売込みに努力するのは当たり前で、それは大臣として職務に取り組んできたというだけの話です。
それとも他の大臣たちは、真面目に仕事をしていないのでしょうか。
「いいこともやってきた」として批判を免れたり、悪事が免罪されるなら、大多数の犯罪者は無罪になるでしょう。
凶悪犯が、普段は熱心に仕事をするサラリーマンであり、真面目な公務員であったりするわけで、それと犯罪者として裁かれる事とは全く別物です。
顔に「凶悪犯」などと書いている犯罪者はいないのであって、大半は家庭では良きパパ、地域では礼儀正しい隣人です。
今世間を賑わしているコムスンだって、感謝しているユーザーだって多いのです。
「いいこともやってきた」で許されるなら、コムスンへの行政処分も取り消さなければならない。
関連して一言しますが、議員や公務員が裏金作りをしたり、公金を不正流用したりしてバレた時に、しばしば返金して済ませていますが、あれはなぜ罪に問われないのでしょうか。
詐欺や横領をしても、金を返せば全てチャラになるんですかね。
許される人と許されない人とは、どうやって区別しているのでしょう。
それとも警察や検察も同じことをやってるので、見逃しているんですかね。
どうも腑に落ちない。
相も変らぬ小泉氏の放言ですが、法を軽視するがごとき発言は慎むべきです。
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