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2007/07/25

この誤認逮捕は止むを得まい

Police7月23日警視庁築地署員が、男性が所持していた大量の錠剤を違法な合成麻薬「MDMA」と誤って判断し、男性を麻薬取締法違反で誤認逮捕していたことがわかった。
翌日に正規の鑑定で錠剤が抗うつ剤だったことが判明し、逮捕から約13時間後に男性を釈放したと発表した。

警察の発表に従って、経緯を見てみよう。
①時間は午前1時前
②男性が無灯火で自転車に乗っていた
③警官が職務質問をしようとしたら男性が逃げた
④警官が止めて男性の持ち物検査をした
⑤男性のポケット財布から錠剤98錠が見つかった
⑥築地署に男性を任意同行
⑦錠剤を簡易試験したところ試薬がわずかに変色したためMDMAと判定
⑧男性を麻薬取締法違反で逮捕
⑨午後の検定で錠剤が抗うつ剤と判明
⑩午後3時45分男性を釈放

警察の発表通りだったとすれば、男性の行動は疑われても仕方がない。
無灯火、逃走、98錠の錠剤、普通これだけの大量の錠剤を財布に入れて持ち歩かないだろう。
①~⑥までの経緯からすれば、警察の行為に過失はない。
錠剤の簡易試験での判定ミスは過失であるが、深夜から早朝にかけた時間帯からすれば、不慣れな係官が検査をするというケースもあるだろう。
悪条件が重なったもので、誤って逮捕された男性にはお気の毒だが、この誤認逮捕は止むを得まい。

当ブログでは、いつもは警察が悪者、庶民は正義を掲げているが、本件は別。
「李下に冠を正さず」の諺あり、常に社会常識に反しない行動を取るのは、無駄なトラブルを避ける意味でも大切なことだ。

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コメント

たしかに。
別の報道では、この薬を友人から譲り受けたとのこと。

また、おそらくこの抗うつ剤よは合成覚せい剤「リタリン」でしょう。こんなの大量に持っているのは濫用目的以外ありえません。

Sai様
コメント有難うございます。
合成覚せい剤「リタリン」についての知識はありませんが、もしご指摘の通りであるとすれば、この逮捕は誤認ではなかったという事になります。
検査方法が完全なものでないという事になるのでしょうか。

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