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2007/07/15

池袋演芸場7月中席昼の部

Enso台風が近付いていての大雨にもかかわらず、7月14日の池袋演芸場はほぼ満員に近い入り。客筋も良く、熱気のある良い雰囲気だった。
この小屋は、当日の出演者のプログラムを渡してくれるのが嬉しい。

・三遊亭司「浮世床」
スジは良さそうな印象を受けた。夢の女に色気が欲しい。
・大空遊平・かほり「漫才」
かほりがお疲れなのか、いつもよりパワー不足。
・三遊亭萬窓「胡椒の悔み」
師匠圓窓と交互で、大師匠である六代目三遊亭圓生と、八代目春風亭柳枝の持ちネタを演じると言う企画のようで、この日の萬窓は柳枝の得意ネタであった「胡椒の悔み」で一席伺う。
私の印象としては、柳枝より萬窓の方が面白いと思った。
・柳家小菊「俗曲」
せっかくの粋な音締めなのに、下座の太鼓がひどかった。
今日の前座は音感が悪いのでは。
・橘家文左衛門「千早振る」
何度聴いても面白いものは面白い。でも「とわ」って一体何の意味なんだろう。
・柳家はん治「背で背負ってる唐獅子牡丹」(多分)
チョイと強面なのと、だみ声と、独特のイントネーションが、このネタに良く似合っている。
・川柳川柳「ガーコン」
以前から言っているのだが、この人が呑みすぎで倒れる前に、早く「無形文化財」に指定したほうが良い。
落語界の共通の宝だ。
・翁家和楽社中「太神楽」
昔ながらの形を崩さず、大のファンです。
・入船亭扇橋「弥次郎」
セリフで「牙有るものには角無し」が咄嗟に出てこなかった。衰えは隠せない。
いぶし銀の芸にファンも多いのだから、まだまだ頑張って欲しい。

-お仲入り-
・三遊亭窓輝「ぞろぞろ」
人物の演じ分けができていない。単調。
・林家正楽「紙切り」
現在の正楽は三代目。自慢じゃないが、初代、二代目共に高座を見ている。
実は自慢。
・鈴々舎馬桜「たがや」
独特の雰囲気を持った中堅落語家。
楽しく聴けたが、もうちょっと花火時分の両国の情景描写が欲しい。
・あしたひろし・順子「漫才」
ひろしは85才とか、あの細い身体で良く頑張っていると、いつも感心している。
・三遊亭円窓「不孝者」
遊び好きの若旦那と下男の清蔵が出てきたので、てっきり「木乃伊取り」と思ったら、「不孝者」のようだ。
圓窓は芸はしっかりしているし、圓生の芸では、圓楽に次ぐ継承者と言って良いだろう。
だけど芸に色気がない。
この手のネタは、演じ手に色気がないと退屈な作品になってしまう。
「芸がよけりゃ、女は向こうから来る」と豪語していた圓生の域には、未だ程遠い。

歌舞伎の世界も落語界も、吉原が無くなり、花柳界が衰退した影響が、ボディブローのように利いてきている。

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