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2007/08/20

第18回鈴本夏まつり・夜席

Gontaroお盆には鈴本演芸場の8月中席「鈴本夏まつり」夜席に行くのを、ここ10年くらい恒例にしている。
志ん朝が健在だった頃は、浅草演芸ホールで住吉踊りを見て、こちら鈴本というコースだったが、最近はここ1本だ。
お目当ては、権太楼とさん喬のツートップが交互にトリを務める番組で、二人の2席がタップリが聴けるからだ。
19日は日曜日とあって開場40分前だがかなりの行列、それでも運良く最前列の席を確保。

柳家我太楼「動物園」
本人が「真打ちです」と自己紹介していたが、そう言われなければ客は気が付かない。未だ実力は二ツ目程度か。

翁家和楽社中「太神楽」
いつ見ても見事な芸に感心する。

古今亭菊之丞「紙入れ」
未だ30代前半なのに、菊之丞のこの落着きぶりは何なのだろう。「噺家」が身体に染み付いているところがスゴイ。色っぽく艶笑譚風に「紙入れ」を。

昭和のいる・こいる「漫才」
最近気になっているのだが、この二人、高座で本人たちが余り楽しそうでない。

柳亭左龍「真田小僧」
この人は「顔」で得をしている。サラリと「真田小僧」を。

柳家喬太郎「路地裏の伝説」
今日は新作で来るなと予想していたら、その通り。夏向きの少しミステリアスなネタを持ってきた。
今日の会の役割を考えてか、抑え気味の演出。

三増紋之助「曲独楽」
伝統芸を守っている数少ない芸人。本人の汗もすごいが、観ているこちらも汗をかいた。

林家正蔵「お菊の皿」
これも夏向きに怪談噺風なネタ。お菊が見栄を切りながら、皿を数えるという演出で楽しませた。

仲入り後。
江戸家子猫「ものまね」
客のリクエストに応えての動物物真似。当意即妙な応対は芸歴を感じさせる。
余談だが、父親の猫八は噺も上手かった。晩年の国立演芸場の中トリでの人情噺でジーンときて、泣いたことがあった。

柳家さん喬「抜け雀」
良い出来でしたね。さん喬のユッタリとした時間の流れが、このネタに活かされていた。
ここ数年聴いた「抜け雀」では、このさん喬の高座がベスト。

さん喬と権太楼の寄席の踊りを挟んで。
アサダ二世「奇術」
本人が冒頭に宣言した通り、「今日はちゃんと」演っていた。

トリは柳家権太楼「居残り左平治」
締めに相応しい大ネタをタップリと。
権太楼持ち前の明るい芸風と腕力で、「居残り」をねじ伏せた。

権太楼とさん喬の熱演が高座を盛り上げ、充分満足した。

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