後から後から農(田)林大臣が登場
安倍晋三という人は、よほど懲りない性分なんでしょうね。
安倍首相は今回の内閣改造にあたり、新閣僚は身体検査をしっかりやるとしていたのに、次から次と「政治と金」にまつわる不祥事が跡を絶ちません。
いくら検査したって、肝心の検査官の眼が曇っていれば、不正は見抜けない。
今度こそと意気込んだ結果が、ヤッパリこれです。
特にひどいのは遠藤武彦農水相で、自らが組合長をつとめる「置賜(おきたま)農業共済組合」が、加入者の水増しなどで共済掛け金150万円を国から不正に受給していたことが、9月1日分かりました。
農水省の最高責任者が、農水省の補助金を不正に受け取っていた組織のトップだったわけですから、責任は免れません。
大臣就任前には、分からなかったと官邸は言っているようですが、不正受給が発覚したのは1999年であり、2000年には会計監査院から返還命令を受けていたにも拘らず、それが未だに返還されていません。
水増し不正受給は10年以上前から行われていたそうですから、組合長である遠藤大臣が知らなかったでは済まされない。
国会議員である遠藤武彦氏が、なぜ組合長を続けていたのかですが、二つ理由があると思います。
①年間およそ240万円の報酬を得られる。
②組合で購入した乗用車を、遠藤大臣の専用車として使用できた。
組合長の特権だけ受けてきて、不正が明らかになると途端に、「課長がやったことで自分は知らなかった」とシラを切るとは不届き千万。
農業団体への膨大な国の補助金が、政治資金として政治家へ還流されている仕組みそのものを無くしていかないと、問題の根本的解決にはなりません。
先ずは不正にかかわった遠藤大臣には、辞めてもらうしか無いでしょう。
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