【ツアーな人々】当世海外買春事情
先日、ウズベキスタンのタシケントで宿泊した一流ホテルで、ツァーの男性が勧誘を受けていました。一人は従業員から、「シングルですか、ナイトレディはいかが」と勧められました。もう一人は、部屋の玄関ドアが開かなくて苦闘していたら、ミニスカートの美しい女性が近付いてきて、親切に開けてくれたまでは良かったのですが、「部屋に入ってお話しませんか。」とお誘いがあった由。二人ともお断りしたそうですけど。
特にアジアの国々では、日本人男性と見れば売春の勧誘がありますが、ウズベキスタンまでそうなったのかという所でしょうか。
今回のツアーの同行者の中に、この手に詳しい人がいて、次の理由で日本人が好まれるのだそうです。
①金を持っているので金払いが良い
②海外で買春するのに抵抗感がない
③淡白なので短時間で済む
④臆病である
妙に納得してしまう解説ですが、最後の「臆病」というのは、金銭トラブルが起きても、日本人なら強く主張しないという意味でしょうか。
そういえば、先日フィリッピンで美人局にあって脅され、大金を振り込んだ芸能人がいましたっけ。
魚心あれば水心と言いますが、特に日本人がターゲットになっているには、それだけの理由があるのでしょう。勿論、日本人以外の外国人でも、買春は行われています。
アジア方面のツアーだと、ツアー客の男性の中に、買春が目的だという人に出会うことがあります。添乗員に女性を世話してくれと頼むツワモノもいるそうですから、驚きです。
中には、〇〇ヶ国の女性と経験したなどと、自慢する男性もいます。おバカですね。
なにも団体ツアーでと思いますが、旅行代金が安いですし、夜間は完全自由行動なので支障がないのでしょう。
かつて旅行会社の中には、女性付きツアーの売り物にしていた会社もあったとか。最近は見掛けなくなったそうですが。
世の奥様の中には、海外の買春なら黙認するという人がいるそうです。亭主のスーツケースの中に、コンドームを入れてくれる奥さんもいるそうですから、世の中分かりません。
でも大多数の男性にとっては、海外ならバレナイという安心感があるのでしょう。
高齢化社会を迎えて、最近は70才を越えても、せっせと海外買春に出かける元気の良いオジイサンもいます。
私の想定では、海外での買春は、観光客よりビジネス客の方が、率が高いと思います。
海外出張すると、ある時は客先から、ある時は自社の出先の駐在員から、女性が紹介されるケースがあります。客先だとなかなか断りにくいという事があり、又こちらが複数の場合、自分だけ断るのもチョットなあという具合に、お付き合いで買春してしまうケースもあります。
一度客先から女性をあてがわれて断ったら、その社長から「何が気に入らないのか」と訝られ、気まずくなったことがありました。
余り断ってばかりいると、周囲から「女に興味が無いのか」と、変人扱いされる場合もあり、辛いところです。
推定ですが、長期に海外出張した男性の8-9割は、買春していると思われます。
企業の海外駐在員からは、仕事は日本からの出張者接待が主で、飲ませて抱かせてと、「まるで女衒ですよ」というボヤキの声も時に伝わってきます。
相手の役職に応じて女性をあてがうというのも、楽な仕事ではないでしょう。
売春の勧誘が最も激しいのは、今や中国でしょう。国営ホテルでも、毎晩部屋に戻ると途端に電話がかかってきます。時には部屋を直接訪れ、勧誘してきます。
ホテル側と結託しているのは、間違いありません。しっかりと、室料の追加チャージを要求してくるホテルもあるそうですから、油断なりません。
かつての韓国、タイ、フィリッピンなどのお株を奪ってしまいました。
街に出ても誘惑はあります。
どの国へ行っても、「淫売屋」などと公然と看板を掲げている国はありません。
表向きマッサージ店であったり、カラオケ店であったり、かつての台湾のように理髪店(ブラックバーバー)であったり、様々です。我が国は浴場(ソープランド)ですね。
インドで、ホテルの地下がディスコになっていて、交渉が成立するとそのまま上階の部屋に直行するという、売春宿を見たことがあります。
以前、中国で上海領事館員が自殺する、あるいは自衛隊員が機密情報を漏らした事件がありました。その度に政府は「中国のカラオケ店に通い」と説明していましたが、あれは不正確です。
正しくは、彼らがカラオケ店の看板を掲げた淫売屋に通っていて、それを中国公安当局が買春をネタにして本人を脅した、これが真相であり、政府の説明は言い逃れです。
こうした光景に、「日本の恥だ」とマユをひそめる人もいます。
確かにソノ気が無い人間にとって、勧誘されるのは不快でしかありません。
出来れば買春の意志が有・無のワッペンでも付けて、「無」の人に対しては一切勧誘を禁止して貰うと良いのですが、どうでしょうか。
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コメント
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お体の具合はいかがですか?
この記事、女性にはショックな内容ですね。
性的なことだけでなく、海外では特に学生なんかの、身分証明・小切手などの詐欺行為などにも、驚かされたことがあります。
広い世界を持っているのはいいのですが、そんな行為を知ると、一体何がいいのか~と考えさせれれる事がよくあるのです。
結局、こんな私の選んだ結婚相手は、海外どころか故郷以外に若狭湾しか知らない純朴な成年でした。(笑)
投稿: うさぎ | 2007/10/10 11:54
うさぎさん
コメントとお見舞いのお言葉、有難うございます。お陰さまで回復しつつあり、間もなく平常の生活に戻る予定です。
本エントリーが、女性の方々には不快な印象を与えるであろうことは、十分予想しておりました。
しかし、かつて男性が東南アジア方面に行くといえば、概ね買春が目的であった時代がありました。
又、海外ビジネスで、接待に”女性”があてがわれるのは、今も昔も変わりません。
こういう現実もあると言う事を紹介したく、記事にしました。
勿論、そんな世界に係らないのに越した事は無いのは、当然です。
投稿: home-9 | 2007/10/10 16:15
同感です。
私いま、勤めの会社はよく出張する男性社員沢山います。
各アジア国で子会社ある為、カラオケで楽しんで来たと噂が聞いてありますが、まさか、その実態ですね。
そして、企業の海外駐在員も長期で女を買ってる人もいますね…
投稿: さくらんぼ | 2008/02/18 22:55
さくらんぼ様
コメント有難うございます。
海外での買春の話は、男同士の席だとしばしば話題になるのですが(自慢話として)、あまり女性の耳には入ってこないのかも知れませんね。
①旅先という解放感
②海外ならパートナーのバレル心配がない安心感
③片方に需要があり、片方にそれに応える供給体制がある
という事で、買春しても罪の意識が生まれないというのが、大きな理由なのでしょう。
橋下大阪府知事のように、海外での買春はODAだという主張にも、それがよく現れています。
投稿: home-9 | 2008/02/19 11:10
返事ありがとうございます。
実は家の主人もその中の一員と思うの…
彼も良く海外で2ヶ月前後で出張しています。そして、この間海外のスーツケースから、20枚程のエロDVDを見つかりました、しかも全部見えてるもの。それは海外しか買えないものと思いますね。海外から帰って来てもこの11歳も年下の私には求めってくれないし、セックスレスまでされて、すごく寂しいものですね…(~_~;)
どうすればいいのか分からなくて…
投稿: さくらんぼ | 2008/02/23 12:11
さくらんぼ様
何だかとてもシリアスな・・・。
ポルノ解禁以前には、海外に行くというと会社の同僚や友人から、ポルノ雑誌やビデオを頼まれて買い込んだものです。沢山買われているとしたら、そうした事情があるのかも知れません。
それから画像や映像を楽しむという事と、買春が好きという事とは全く別の問題です。
海外から帰って、一定期間パートナーと接するのを避けるというのも、相手に対する思いやりという場合がありますから、それだけで非難はできないと思います。
何だか代りに私が弁解しているような・・・。
まあ、そんな所でご勘弁を。
投稿: home-9 | 2008/02/23 16:09