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2007/10/17

福田さんキレちゃいけない

Fukuda_yasuo小泉、安倍両氏に比べ比較的冷静な国会答弁を行ってきた福田首相ですが、「自衛隊の海上給油」につての昨日の共産党・小池晃議員の質問にキレて、「なんで理解をする努力をして下さらないのか。いくら議論したって、賛成とは言わないんでしょ。結局そうなんでしょ。」と居直っていました。
最後は折れてくると見ていた民主党が反対姿勢を崩さず、世論調査でも賛成意見、内閣支持率共に伸び悩んでいる状況では、イライラがつのるばかりなのでしょう。

連日この問題で国会論戦が続いていますが、本質的な議論になっていない。福田総理はキレる前に、正確な説明を行った上で、理解を求めるべきです。
議論の中心が、海上給油がアフガニスタンやイラクの軍事行動に利用されていないかどうか、毎日そこだけで議論が堂々巡りしています。
「自衛隊の海上給油」は、米軍とその同盟軍向け無料ガソリンスタンドであり、給油を受けた戦艦はある時はアフガン攻撃へ、ある時はイラク攻撃へ向かうわけですから、軍事行動に使用されているのは自明のことです。
いや、軍事行動に役立っているからこそ、アメリカは日本の給油活動に感謝している。
いつまでも「テロリストの海上移動を阻止」などと作り事を言わず、海上給油はアフガンとイラクの軍事行動への支援であると、政府は明確に認めるべきです。

その上で、アメリカが引き起したアフガニスタンとイラクへの攻撃が、本当にテロを防止するのに役立ったのか、それともむしろテロの拡大に導いたのか、この点の政府の見解をはっきりさせる必要があるでしょう。
もし福田首相が自衛隊海上給油を主張するのであれば、米国のアフガンとイラク戦争がどのようにテロ防止に役立ったのか、そこの所を具体的に国民に対し説明すべきです。
福田総理の説明は、その肝心の点を逃げているとしか思えない。

もう一つは、海上給油が国際公約であるという主張です。
確かに安倍前総理は、米国ブッシュ大統領にテロ特措法の継続を約束しました。そうしておいて勝手に政権を投げ出したのですから、安倍氏こそ約束を破った張本人ですが、それはいま横に置いておきましょう。
それより、アメリカに海上給油を断った場合、どのような悪影響が予測されるのか、政府は見解を出す必要があるでしょう。
そもそもテロ特措法自体が、日米の同盟関係だけで作られた法律ですから、日米関係への影響が大きな判断材料である事は間違いありません。

福田首相は、給油は軍事行動とは無関係などというウソはいい加減に止めて、米軍の軍事行動がテロ根絶に寄与しているのか、自衛隊の海上給油が日米関係にどのような影響してくるのかを、正確に国民に説明する時期に来ており、その上で国民の判断を仰ぐべきでしょう。
福田さん、論点をはぐらかしておいて、キレてもしょうがないですよ。

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