流行語使っている人「どんだけぇ~」
昨日昼にTV番組を見ていたら、2007年の「新語・流行語大賞」(「現代用語の基礎知識」選)が12月3日発表されたというニュースが流れて、授賞式のもようが写っていた。パンツ1丁の男だの、オカマみたいなのが出てきて、奇妙な声を張りあげていた。
すっかり気分が悪くなり、飯まで不味くなった。まるでお化け大会だ。ああいう映像は、食事時には避けて欲しいものだ。
1年の世相を反映した言葉を選ぶという趣旨だそうだが、今年選ばれたその新語・流行語は
「どげんかせんといかん」「ハミカミ王子」の二つが大賞で、以下トップテンは、「大食い」「消えた年金」「食品偽装」「そんなの関係ねぇ!」「鈍感力」「どんだけぇ~」「ネットカフェ難民」「猛暑日」となっている。
その年のキーワードといわゆる流行語がゴッチャになっているのだが、選ばれた流行語って本当に使われているのだろうか。
世情に疎いと言わればそれまでだが、上記10個の言葉が、それほど巷間で流行ったという記憶がない。
「ハニカミ王子」というのは知っているが、この「〇〇王子」という表現の元祖は「監禁王子」ではなかったろうか。あれ以後やたらに「王子」を冠する者が増えた。
そういう意味ではこの男の功績は大であり、石島泰剛被告に感謝状くらい送らねばならないだろう。
選ばれた言葉と該当者の関係に、無理があるのも目立つ。
「消えた年金」が舛添要一厚労相とあるが、それなら「消した年金」の間違いではないのか。年金記録は自然に消えたわけではなく、過誤あるいは意図的に消されたのだ。舛添大臣は完全な調査はできないとはっきり言明しているのだから、加害者側の立場だろう。
舛添要一氏を選んだのは諷刺というのであれば、「食品偽装」ではミートホープや吉兆の社長を表彰すべきだった。
それに肝心な人を忘れてはいませんか。
「防衛汚職」「過剰接待」「おねだり妻」で、守屋武昌・幸子ご夫妻に大賞を授与すべきだろう。
なんと言っても、今年最も話題をさらった人物はこの二人だ。協力者はもちろん山田洋行。賞品はゴルフ旅行なんてぇのはどうだろう。
今年の「新語・流行語大賞」は、一番の主役を欠いた感がある。
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