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2008/01/27

第334回花形演芸会@国立演芸場

Ippei1月27日は国立演芸場の「花形演芸会」へ。今年最初の花形とあって満員御礼の札が出る。
自宅から電車の乗換えが多いので、いつも最低区間を買っておいて精算するのだが、降車駅に駅員の姿が見えず、やむなくそのまま通過。次に券売機に200円入れて160円のボタンを押すと、どういうわけか540円のお釣りがきた。多分、日頃良い事をしているご褒美だと解釈して有り難く頂いた。
神様は、決して正直者を見捨てていない。

・前座は春風亭正太郎「初天神」
初見だが語り口がしっかりしているし、独自のギャグも入れて前座としては良く仕上がっていた。二ツ目が近いのだろうか。
・三笑亭朝夢「湯屋番」
とにかく下手、それだけ。
・春風亭栄助「マザコン調べ」
本日のお目当てだった栄助、「大工調べ」を現代風にアレンジした新作で、場内を沸かせた。大工の代りにマザコンとは意表をつかれたが、古典を踏まえたネタになっていて、とても楽しめた。
語り口が明快だし、芸風が明るく華がある。未だ二ツ目だが、将来が楽しみな芸人だ。
・ロケット団「漫才」
見る度に着実に進歩している。息がピッタリと合っているので、見ていて心地よい。
・橘家円太郎「棒鱈」
今日の顔ぶれの中に入ると、芸の年輪がさすがというしかない。
最近聴いた「棒鱈」の中では、出色の出来。一つ一つの語りや動作が非常に丁寧で、若手噺家の手本になるような高座だった。
―仲入り―
・カンカラ「時代劇コント」
いつの間にか女性が抜けて三人になっていた。ネタの出し方や芸風が「チャンバラトリオ」に似てきたが、彼らのキャラからいってこの路線が正解だと思う。
・鏡味仙志郎「太神楽」
太神楽の世界も若手で優秀な芸人が出てきていて、頭を抜けるのは大変だろう。芸は着実だが、もっと垢抜けして欲しいところ。
・トリは林家いっ平「悋気の独楽」
兄正蔵が襲名を迎えた頃から精進し始め、芸がしっかりとしてきたので、三平襲名が決まったいっ平がどう変わってゆくのか注目される。以前の浮ついた雰囲気が減り、落ち着きが出てきた印象だが、マクラはともかく、ネタに入ると未だ未だの感がある。
早く一人前の噺家になれるよう、いっそうの修行を期待したい。

栄助と円太郎の高座が良かったので、まあまあの満足度。

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