« セコイ!「古紙持ち去り裁判」 | トップページ | 【ツアーな人々】ここにもアメリカの横暴 »

2008/01/24

経済は「川上」支配の時代へ

Tosho昨年末に今年の経済を予測する記事“「良いお年を」と言いたいとこですが・・・”を掲載しましたが、年明けの世界同時株安などの状況を見ると、不幸にも予想が的中しそうな気配になってきました。
その昔「アメリカがクシャミすると日本が風邪を引く」と言われたものですが、この経済構造は全く変わっておらず、サブプライムローンに端を発した米国の景気後退が、今後ボディーブローのように我が国の経済に打撃を与えるでしょう。
何より私たちの生活にとって、景気後退と物価上昇が同時に進行する「スタグフレーション」が大いに気になるところです。

物価の値上がりの要因ですが、次の点が上げられます。
①化石燃料に代表される資源の枯渇を背景に、今後も原材料の価格が上昇する。
②メーカーのコストダウンもそろそろ限界に近付いていて、原材料高を製品価格に転嫁せざるを得ない。
③中国の「元」の実勢レートがあまりに低すぎることが問題化しており、「元」の為替レート切り上げ→輸出価格の上昇を招くことになる。

原油価格の高騰を背景に、昨年秋から国内各メーカーがいっせいに販売価格の引き上げを発表しましたが、年末年始を挟んで値上げが浸透してきたようです。
周囲のスーパーでも、年明けにカップ麺が実勢価格で1個20-30円値上げしました。これからも食料品を中心として物価値上げが続くでしょう。
価格破壊を担ってきた中国からの輸入品ですが、北京オリンピック終了後に中国「元」の切り上げが日程に上るようになれば、日本への輸出価格も上げざるを得ない。
今後、価格上昇圧力は上がる事はあっても、下がる要因は一つも無い(極端な円高が起きない限り)でしょうから、庶民の生活は苦しくなる一方です。

かつては、物の価格は「川下」が握っていました。消費者に近い企業が価格を決め、原材料納入業者に対して一方的に納入価格を押し付けてきました。
国際的に見ても、永らく少数の先進国が潤い、開発途上国が多数を占める資源国が貧しい状態に置かれてきました。
この構図に変化が起きつつあり、これからは資源を持つ国の発言力が強まって経済的にも豊かとなり、その分先進国のウマミが失なわれてくる、そういう時代に移行しそうな予感がします。
我が国の外交方針も、資源の安定的確保に大きく舵を切る必要があると思われます。

|

« セコイ!「古紙持ち去り裁判」 | トップページ | 【ツアーな人々】ここにもアメリカの横暴 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82117/17812734

この記事へのトラックバック一覧です: 経済は「川上」支配の時代へ:

« セコイ!「古紙持ち去り裁判」 | トップページ | 【ツアーな人々】ここにもアメリカの横暴 »