国立演芸場初席へ
2008年最初の寄席は1月2日国立演芸場へ。ここは元旦が休みなので、2日昼の部が初日となる。前売りは完売だが立ち見はチラホラ、やや寂しい初席の感があった。
お正月らしく劇場の玄関で樽酒がふるまわれ、開演は獅子舞い、終演は手締めと華やいだ雰囲気だ。
開口一番が柳家さん喬とは又贅沢、ネタも正月らしく「初天神」で。さん喬の落ち着いた静かな語り口、いつ聴いても良いネエ。
神田紅は講談「春日局」を手堅く。
三遊亭圓歌は12時に登場、本人もこんなに早く高座に上がったのは初めてと言っていた。79歳はまだまだ元気。
江戸家子猫の「動物物真似」の後は、
中トリの五街道雲助「壷算」、地味ながら確実な芸を見せる。
(仲入り)
北見マキ「奇術」は正月らしい装いで。
柳家小さん「長短」は、気が長い方のセリフはもっとユックリ喋って欲しい。
あした順子・ひろしの「漫才」、同じネタを何十回聴いても面白さが変わらない。86歳のひろしの芸は年を感じさせない。
トリは三遊亭小遊三「浮世床」。持ち味である軽妙な芸を十分に発揮して、会場を爆笑で包んだ。
お目出度い初席、あまり難しいことは言わずにと言うことで、これにて。
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