慎太郎、いい加減にせい!「石原銀行」
この男は一体いくら都民の金をムダにしたら、気が済むのだろう。他ならぬ石原慎太郎が設立した「新東京銀行」、通称「石原銀行」のことだ。
新東京銀行は2005年4月開業以来赤字を垂れ流し、昨年9月の中間決算では累積赤字が936億円に達した。東京都の出資金が1000億円だから、殆んど食いつぶしてしまった計算になる。
他の金融機関に融資を頼んだが断られ、外資系金融機関からも見限られているのが現状だ。金を出さないのは当たり前で、再建の見通しがないからだ。
S&Pによる格付けも、下から3番目の“BBB+”にまで下げられている。
決算で公表されている以上に、実態はもっと悪いのかも知れない。
石原銀行がここに至った原因は、乱脈経営で融資した金の多くが焦げ付き、回収不可能となったからだ。元々回収の見込みがない企業に貸したり、中には幽霊企業への貸し出しもあったのだろう。
巷間伝えられる所によれば、貸出先の企業が品川区と大田区に集中しているそうだ。三男石原宏高の選挙地盤であり、もし本当なら息子の選挙資金を都民の税金でまかなったことになる。
又、融資先に自民党や公明党の関係先が多いという指摘もある。まさかとは思うが、都議会が本来果たすべきチェック機能がマヒしていたのは、この辺りに原因があったのかも知れない。
いずれにしろ「無担保・第三者保証なし」という大盤振る舞いで、石原銀行は破綻寸前に陥ったのである。
新東京銀行の設立目的は中小企業の救済にあったが、2007年9月末の貸出残高で見ると、その中小企業への融資比率は50%を切っている。既に使命は終えているのである。
処が、ここ最近になって東京都として300-400億円の追加融資をする話が進んでいるらしい。
これぞ「盗人に追い銭」、上積みして税金をドブに捨てるようなものだ。
これ以上損失を増やさぬためには、ここは損切りしか手がないだろう。
「石原銀行」が破綻に追い込まれた場合、東京都(つまり都民)の損失は計り知れない。
先ずは、石原慎太郎一族の個人資産は全て投げ出して貰わねばならないが、それだけでは足りないだろう。
残りは、都知事選で石原慎太郎に投票した人が負担して下さいよ。
私は出しませんから。
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