こんなものイラナイ「防衛事務次官」
多くの方が、恐らくは同じ感想を持たれていると思われますが、今回のイージス艦の事故を巡る防衛省幹部たち、これが揃いも揃って頼りない人物ばかり。
笑顔を浮かべて受け答えしている人もいましたが、芸能人じゃないんだから愛想は要りません。
幕僚長だの何とか部長だのといった制服組や背広組のトップなのでしょうが、入れ替わり立ち代り記者会見に現れては、言い逃れと責任回避ばかり。回避はイージス艦だけで良い。
その最たる者が、増田好平防衛事務次官です。
収賄事件ですっかり名を馳せた守屋武昌被告の後任なので、さぞかし立派な方かと期待していたのですが、これが意外。
イージス艦「あたご」が事故を起こした2月19日、航海長をヘリコプターで呼び寄せて事情を聴いた件について、27日増田事務次官が記者会見を開きましたが、海上保安庁に事前連絡をしたかという質問に対して、幹部が電話はしたが相手に伝わったかどうかは、「誰に電話したかという記憶があいまいで、確認できない」んだそうです。
極めつけは、19日正午から約1時間、石破大臣、斎藤隆統合幕僚長、吉川栄治海上幕僚長と共に、大臣室で航海長から事情聴取したことについて、聴取内容は「覚えていない」と答えていました。
覚えていないだと! この人、本当に東大出たんですかね。
たった数日前の重要な会議の内容を覚えていない。それが事実なら一度病院に行って、オツムの検査をして貰ったらいかがでしょうか。
三浦和義さんなら、20数年前のことだってしっかり記憶してますよ。
大臣以下、こういう頼りなさそうな人々が集まって、事故の原因究明やら再発防止を協議しても、大した結果は得られないでしょう。
この際、防衛省は幹部を総入れ替えして、マトモな人を登用したらどうでしょうか。
少なくとも防衛事務次官、こんなものイラナイ。
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防衛省内には「軍事機密」のひと言で完全に治外法権になった戦前の悪しき伝統がまだ生きていると錯覚している人がいるのでしょうか?
今回のイージス艦騒動を見ていると石破大臣も心もとないが、次官以下の官僚のなってなさが大臣の心もとさを上回っている気がします。
この局面では、心もとなくても石破大臣に頑張ってもらって次官以下の官僚組織を改革し、それがある程度軌道に乗ってから大臣にはお辞め戴くのが宜しいかし思います。
野党の諸氏が申されるように石破大臣が真っ先にお辞めになって現在の官僚諸氏がそのままというのは最悪のパターンとタケチャンマンは思いますが・・・。
それにしても福田首相のリーダーシップのなさ、他人事みたいなコメントには呆れ果てます。
投稿: タケチャンマン | 2008/02/29 10:49
タケチャンマン様
コメント有難うございます。
確かにスジ論としては今すぐ防衛大臣は辞めるのではなく、再発防止策を講じてから辞任するのが順当でしょう。しかし大臣以下、防衛省幹部の右往左往ぶりを見ると、彼らに託していて大丈夫かなという不安が湧いてきます。
公平に見ても、他の省庁と比べ防衛省には人材がいないと感じます。
名称だけは「省」に昇格したものの、実態が伴っていないと思わざるを得ません。
投稿: home-9(ほめく) | 2008/02/29 21:41