宮内庁長官が異例の「苦言」会見
若旦那さま、番頭の信兵衛でございます。
先ほど玄関でお嬢さまにお目にかかりましたが、すっかり大きくなられて、ますますお楽しみでございますね。
若奥さまのお加減の方は? はっ? 時々、外出も、されるように、ああさようで、それは結構でございますね。気鬱の病には、外の空気を吸うのが何よりでございますから。
今日は若旦那さまに少々、へへ、申し上げたいことがございまして、参上いたしました。どうかお気を悪くなさらずお聞き下さいませ。
実は、以前にも一度申し上げましたが、大旦那さまがお孫さまのお顔を見たいと申しております。聞くところによりますと、こちらのお嬢さまと会えるのは年に2、3度とか。それではやはりお寂しいことでございましょう。
お嬢様とはいえ、やがてはこのお店の跡取りになるお方。大旦那さまとしても、今から色々教えておきたいこともございましょう。
それと、これはまあ手前どもの勝手な勘繰りと、お聞き流して頂きたいのですが、大旦那さまがお孫さまに会いたいと仰るのには、へへ、本当は若旦那さまに、ちょくちょく本家に顔を出して欲しいという思いがおありではないかと、まあそう思っているんでございますよ。
そりゃ若旦那さまが所帯を持たれてから、分家はされていますが、ご本家とは目と鼻の先。それが滅多にお出掛けにならないとなると、へへ、やはり世間体ということもございましょう。
俗に口に戸は立てぬといいますが、人さまの中にはお家の中がうまくいっていないんじゃないかと、そう邪推する者も出てまいります。
手前どものような商売は、へへ、世間さまの信用だけが財産でございます。世間さまから陰口をたたかれるようにでもなれば、これはもう肝心の商売にも差し障りが出てまいりましょう。
どうかその辺りを、若旦那さまも心に留めておいて頂きたいのです。
それから、お願いついでと言ってはなんなのですが、大旦那さまも大奥さまもお歳を召され、今までのようにお得意さま回りを続けるのは、段々と大変になっているのではと、気になっております。
つきましては、若旦那さまに、もう少し手助けをして頂けないかと。いや、若奥さまのお加減のことは、重々承知しております。ですから無理を承知で、へへ、かようお願いしております。
番頭の身で、差し出がましいことを申し上げて、申し訳ございません。
どうかこの通り、羽毛田アタマを下げてのお願い、お聞き届け下さいまし。
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