大ボラ慎太郎の言いたい放題
「最初から私が社長だったら、もっと大きな銀行にしてました」。3月11日に開かれた東京都議会予算特別委員会で、石原知事はこう大見得を切った。上等じゃないか、やって貰いましょうよ。石原慎太郎さん、直ちに都知事を辞職して、新銀行東京の社長とやらに就任して下さい。そして立派な大銀行に育て上げることが、都民に対する唯一の責任の取り方です。
元々そんな気などサラサラ無いのに、あいもかわらずの「引かれ者の小唄」。広沢虎造の名セリフじゃないが、「馬鹿は死ななきゃ治らない」か。
委員会の議論を見ていると、400億円の追加融資に自民党は賛成の立場をはっきりさせていた。石原銀行が1000億円の赤字になっても、一方でイイ思いをしている者もいるという現実がある。
例えば3億円の融資を受けて2ヵ月後に倒産した企業があり、こういう会社の経営者や融資の口利きをした議員や都の幹部連中は、さぞかしほくそえんでいるのだろう。誰だって3億円貰っていれば、追加融資に諸手を挙げて賛成するさ。
都側の説明で、新銀行が破綻してペイオフが発動されると、預金者に計477億円が戻らないとの見通しだそうだ。成る程、大口預金者に損をさせないように、都民の税金から400億円補填させようという魂胆か。
新銀行東京への追加融資、最終的には都議会与党の賛成多数で承認されるのだろう。センセイ方、自分の腹は痛まないのだからお気楽なものだ。
賛成も結構。それほど銀行の再建に確信があるのなら、石原銀行の連帯保証人になってから賛成して下さい。
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