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2008/03/06

検察はオソマツ過ぎる

Muzai3月5日に行われた、一つは北九州の放火・殺人でも無罪判決、もう一つは岩国基地米兵の日本人女性集団強姦事件での米軍による軍法会議の決定、いずれも我が国検察のオソマツぶりを露呈する結果となった。

先ず、2004年3月に無職古賀俊一さんが全焼した自宅の焼け跡から遺体で見つかった事件で、妹の片岸みつ子被告が殺人、放火罪などに問われた事件の判決公判だが、福岡地裁小倉支部は無罪の判決を出した(窃盗罪などは有罪)。
この事件は物証が無く、片岸みつ子被告と留置所で同房だった女の証言だけで起訴したもので、元々無理があった。
この女と片岸みつ子被告の二人だけで約3ヶ月間同じ房で過ごしたというのは余りに不自然だ。証言も警察の意向に沿ったものであり、証言の前後から女が捜査に手心を加えられていることなどから、明らかに警察のスパイとして送り込まれた可能性が高い。
警察としては、兄の口座から預金をひき出した妹を強引に殺人犯に仕立てたかったのだろうが、こんなミエミエの手は、検察が見抜けなくてはいけない。

判決ではこの点を、「捜査機関は、被告の収容先の留置場に別事件の被疑者を意図的に同房にして、被告人の供述を得ようとするなど、虚偽供述を誘発しかねない不当な捜査を行った。被告が同房者に語った犯行告白は信用できず、犯人と認定することはできない」と、厳しく指摘している。
また、同房の女の証言についても、「自身も捜査機関に処分を委ねている身だから警察に無意識に迎合する恐れがある。実際には警察の取調官としての役割を果たした。捜査側に伝えることを隠して被告から聞き出しており、証言は任意性がなく、証拠能力もない」と断じた。

これほど明らかなでっち上げを見抜けなかったとしたら、検察の目は節穴だったのだろうか。

一方、2007年10月14日に起きた、岩国基地所属の米海兵隊員4人による日本人女性集団強姦事件だが、以前当ブログにも書いた通り、日本の検察は不起訴としていた。
恐らく、検察は被害にあった日本人女性の素行に問題ありと判断、女性の証言を信用できないとして、不起訴としたものと思われる。
しかし米軍側はこの事件について、昨年12月この4人を性的暴行や窃盗、命令への不服従などの罪で訴追した。
今年の2月14日と15日に軍法会議にかけるかどうか判断する予備審問を開き、この場で被害者の女性が「4人に暴行された」と訴え、弁護側は「事件は女性のでっちあげだ」と主張していた。
この結果、米海兵隊司令官は5日までに、4人を軍法会議、それも最も重い罪を適用される高等軍法会議にかけることを決定したものである。

こちらの事件は、日本の検察が被害女性の訴えに耳を貸さず、証言が信用できないとして米兵を不起訴としていたもので、我が国検察は明きメクラなのか。
日本と米軍とでは法律の違いはあるものの、日本の捜査当局が米兵を不起訴にした後、米軍が軍法会議にかけるのは異例であり、検察の鼎の軽重が問われる。

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