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2008/05/24

劇団K助「ステージ」

K_suke大好評(それにしてはアクセスが少ない)連載中の「ある満州引き揚げ者の手記」、これから未だ未だ続きますが、ここでちょっと一息入れて。5月23日中目黒ウッディシアターで行われた劇団K助「ステージ」を観劇しましたので、その感激をお伝えしたいと思います。
親友の息子さんが主役で出演するということで観にいきましたから、劇団のことも役者のことも殆んど知りません。

スタッフとキャストは次の通りです。
劇団K助 第9回公演
『ステージ』
脚本・演出/金沢知樹
脚色・演出/大関真(劇団SET)
[キャスト]  
大隈いちろう(デフロスターズ)
大竹浩一(劇団SET) 
大関真(劇団SET) 
Kいち(トラストワンホープ)
斉藤誠人(SMA)
堀田勝(劇団アルターエゴ)
相原美奈子(劇団†勇壮淑女)
兎本有紀(宝井プロジェクト)
内田もも香(E.NESTO)
土屋史子(YOUGO OFFICE)
松村真知子(劇団SET)
出演者情報によれば、全員舞台やTV、CMなどの出演歴のあるプロの俳優(斉藤誠人だけがお笑いタレント)です。
ただ配役がどこにも書かれていないのは不親切です。

ストーリーは弟分に殺されたヤクザが、死後の世界から自分の辿ってきた過去がリプレイされる中で、次々と真実が明らかになってゆきます。その中でもう一度自分自身を見詰めなおし、現実の世界に戻って新たな人生を歩んでいくという物語で、発想そのものはそう目新しいものではありません。
金沢知樹の脚本は、笑いの中にシリアスな場面を織り込み、笑いと泪で休憩無しの2時間をたっぷりと楽しませてくれました。個々の役者も序盤にはドタバタする所もありましたが、それぞれの力量を発揮していたと思います。
舞台のセットは貧弱と思われるほど一見質素ですが、その分役者の演技を際立たせていました。
過去の公演については分りませんが、今回の舞台を見る限りでは、小劇場の芝居として十分成功だったといえるでしょう。
計6回の公演は全て完売だったようで、やはりお客は良く知っています。

出演者では、主役の斉藤誠人が歳に似合わぬシブイ演技を見せ、母親役の兎本有紀(写真)が登場すると舞台が締まります。息子と母がビールを飲みながら語り合うシーンが秀逸でした。
他には、大隈いちろうが軽快な演技で沸かせ、土屋史子が可憐。

公演は25日まで。

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