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2008/06/03

【四川大地震】「宗教的に正しい」シャロン・ストーン発言

2ハリウッド女優シャロン・ストーンが中国の四川大地震に対して行った発言が物議を醸し出している。シャロン・ストーンは、彼女がモデルを務めるクリスチャン・ディオールを通じて謝罪声明を発表したとされていた。しかし米ニューヨーク・タイムズ紙によると5月29日夜の彼女とのインタビューでは、謝罪声明は勝手に書き換えられたもので、「ディオールの幹部には『私は何も悪いことはしていないし、私は謝らないわよ』と伝えていたのに」という。
今でも発言は正しいと確信しているのだろう。

問題のシャロン・ストーンの発言は、カンヌ映画祭の会場で次のようになされた。
「中国のチベットに対する扱いに不満を持っている。ダライ・ラマは私の友人。地震が起きて『これはカルマか?』と思った。良くないことをすれば、悪いことが起きるでしょ?」
「カルマ」とは、オウム真理教によるサリン事件の時に散々聞かされていたので思い出すと、「善をなすものは善生をうけ、悪をなすものは悪生をうく」といった様な意味だったと理解している。
彼女の主張によれば、チベットを弾圧した報いが四川大地震だということになるのだろう。
結論だけ見れば、日本の一部のブログが主張している「天罰」と同じ見方である。

しかしよく考えると、彼女の主張は変だ。もし因果応報であるなら、チベット民族を弾圧した張本人が被災する筈であり、決してそうなってはいない。実際には弾圧に係わっていなかった人が大きな被害を受けている。第一、四川省は元々チベット族の人が多数暮している。神だか仏だかが罰を与えるのなら、少なくともチベット族のいない地域に地震がおこりそうなものだ。
関係ない人々を巻き込んでおいて、「カルマ」という言い方は無いだろうと思う。
こういう理屈が通らないのが、宗教の恐ろしいところだ。

もう数十年前になるが、職場の友人に創価学会の熱心な信者がいて、3ヵ月ばかり聖教新聞をとらされてことがあった。その時期に国鉄(当時)鶴見事故と言う惨事があり、大勢の方が亡くなった。新聞を読んでいたら、乗客の中で創価学会の信者は助かったという記事にぶつかった。私は友人に、この書き方は信心をしていなかったから死んだという意味に取れ、おかしいではないかと食って掛かった。友人の答えは、宗教の信者からすれば当然の見方であり、正しいというものだった。信仰していない人間には分からないよというのが、その友人の見解だった。
要は、ある宗教を信仰していない人間は、いつかは報いを受けるという事を言いたいのだ。

シャロン・ストーンの発言は、きっと「宗教的には正しい」のだろう。しかし社会常識とは遊離している。
「信ずる者は救われる」なら「信じない者は救われない」のだろうか。
こんな宗教なら、コチトラァ真っ平ご免である。

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