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2008/08/29

だから工作員の証言は信用できない

Photo「亡命者の証言を信用するな」とは昔から言われていることだ。正確には「亡命者の証言を鵜呑みにするな」という意味だろう。内容を精査した上で、真偽を確かめよということだ。
亡命者の証言に気を付けなければいけない理由は、
1. 自分の地位や役割を過大に見せるために、経歴や実績を偽る。
2. 謝礼や職を得るために虚偽、あるいは不確かな情報を提供する。
3. スパイ活動として送り込まれ、撹乱を狙って誤った情報を流す。
だから、頭から信用してはいけないわけだ。
全てが虚偽だと信用されないので、一部は真実を含めることが多い。受け取る側は嘘と真を峻別して、事実だけを取り出さねばならない。

8月27日、韓国の捜査本部は、脱北者を装って韓国に入国し、スパイ活動をしていた北朝鮮女性工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)容疑者(34)を国家保安法違反の罪で起訴したと発表した。
北朝鮮の工作員だったこの女は、2001年から脱北者として韓国に入国し、諜報活動を行っていた。要人の暗殺指令の任務も負っていたようだが、こちらは不成功に終わっている。
美貌を武器に、韓国の将校などと肉体関係を持ち、情報を引き出していた。
男ってぇのは、どうも美女に弱いのだ。そういえば我が国でも、元首相が大陸方面から派遣された美女と関係を持って・・・、という様なお話があったっけ。
その後の調べで、元正花が北朝鮮と韓国との二重スパイだったと報道されているが、これも大いにあり得ることだ。潜入先での身の安全を確保するために、二重スパイになる諜報員も多い。

元正花は日本へ3回入国していたが、これは驚きだ。北朝鮮の工作員だった人物をなぜ入国させたのか、理解に苦しむ。
脱北者といっても一様ではない。生活に困窮し北を脱出した人たちは別だ。問題は北朝鮮の政府機関に所属していた人物、特に工作員など治安や諜報機関にいた人物は、先ず疑ってかかった方が良い。任務を持って来た人間もいるし、事情が変われば再び北朝鮮へ帰国するつもりの者もいる。
一時期、日本のマスコミにも度々登場し、ある事ない事喋っていた感がある安明進(アン・ミョンジン)も又然り。
2007年7月に安明進は、北朝鮮で製造された覚醒剤を、韓国国内で売りさばいていたとして逮捕された。本人も事実を認め、一審で懲役4年6ヶ月の実刑判決を受けた。ところが控訴審判決では懲役3年、執行猶予5年に減刑され、釈放されている。韓国政府の意向が働いたか、あるいは何らかの取引があったのか。
いずれにしろ、いかがわしい人物であることに、変わりはない。

北朝鮮の工作員というのは、プロのスパイとして訓練されてきた者だ。その証言には、先ずは眉に唾して聞いた方が賢明だといえよう。
それから男性諸君、どうか向こうから近付いてくる美女には、くれぐれもご注意を。
私など、生まれてこの方注意しっ放しだから、誰も近付いてこない。トホホ・・・。

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