石原銀行の不正融資に対する捜査を急げ
先日、新銀行東京(石原銀行)の今年度第一四半期(4-6月)の決算が発表され、39億円の赤字だった。通期の赤字は126億円を予想しており、これはより増額される可能性がある。
黒字化できるという石原慎太郎の大ボラに騙され、1400億円もの都民の税金を投入して、未だにこのテイタラクだ。更に追加融資という声も出ているそうで、一体この男のために、私たちはいくらの金をドブに捨てることになるのだろう。
新銀行東京の資産食い潰しは、いわゆる石原ファミリーが大きく係わっていた。
同行の融資を紹介する「口利き」では石原知事の三男・宏高衆院議員を初めとして、浜渦武生元副知事、新銀行の大塚俊郎会長、兵藤茂と高井英樹の両都知事特別秘書ら、ズラリと石原ファミリーの名前がリストに上がっている。
どうやら我々都民は、このドラ息子らの活動資金をせっせと負担させられていたらしい。
やがてファミリーから総理も誕生かって、冗談じゃないぜ。
もう一つ、今秋発売の「週刊朝日」によると、石原銀行の「口利き案件」に公明党が深く関与しているとの指摘がなされている。それによると紹介案件の3分の1は公明党関係者であり、その融資先の実に25%の企業が既に廃業、破産、休業、もしくは経営者が行方不明になっているというから驚きだ。
なかには、融資が行われた時点で既に実態が無かった幽霊会社もあったと、この記事では具体例をあげて紹介している。事実であれば明らかな詐欺であり、紹介議員の責任は免れぬ。
早くいえば、こうした連中が寄って集って都民の資産を食い物にしてきたということだ。
こう並べていくと、新銀行東京の設立目的が、最初から石原都知事の息子たちの選挙支援と、公明党などへの都議会対策ではなかったのだろうかと推察される。つまり新手の公共工事だったということ。
現在東京都あげてオリンピックの招致活動を行っているが、実現すれば莫大な金が動き、又もや石原ファミリーだの、どこぞの宗教団体が潤うことになるのだろう。
新銀行東京の融資にかかわる不正の疑惑、一日も速く司直の手による捜査が行われることを期待したい。
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まったく困ったものですね。
有権者がいい加減だから、こんな輩がのさばってしまう。
先日は東京オリンピックの幟を破ったとか云々する事件がどこかであったようですが、そういう人間がいるだけでもほっとするような気がしました。
すべては自分たちファミリーのためであり、都民や国民のことなどこれっぽっちも考えてない悪党には辟易しています。
投稿: dorunkon | 2008/09/10 23:15
dorunkon様
コメント有難うございます。
ホラ吹き親父のドラ息子が自民党総裁選に立候補するなど、石原ファミリーの日本支配はとどまる所を知りません。
石原銀行の不正融資に関して、石原ファミリーやその子分が関与しており、都民の財産を山分けしたことに、キッチリ落し前をつけて貰わねばなりません。
早くお縄にして欲しいものです。
投稿: home-9(ほめく) | 2008/09/11 10:13