【中山成彬国交相】アタマが悪いのはどっち?
人間というのは悲しい生き物で、嬉しい時や得意絶頂の時についつい言ってはいけない本音をもらしたりするものだ。指摘された後から、何であんなこと言っちゃったんだろうと反省するが、もう遅い。言葉というのは一度口の外へ出たら決して戻らないのだ。
誰しも一度や二度身に覚えがあるだろうが、夫婦間なら時に離婚の原因にもなるし、公人であれば命取りになる。
中山成彬国土交通相が9月25日、報道各社のインタビューで、やれ成田空港への反対はごね得だとか、日本は単一民族だとか、普段から思っていることをベラベラと喋ったとのこと。
よせば良いのに大分県教委の教員採用汚職事件にも触れて、「県の教育委員会の体たらくは日教組。日教組の子供は成績が悪くても先生になる。だから大分県の学力は低い」などと発言した。
アアそうなんですか、大分県人というのは頭が悪いんですか。でも宮崎県選出の中山成彬センセイ、そんなに隣の県の悪口を公の場で言って良いんですかね。
やっぱり普段から思ってるんだろうな。
私が最も問題だと思っているのは、次の発言です。
「私が学力テストを提唱したのは、日教組の強いところは学力が低いんじゃないかと思ったから。現にそうだ。だから、学力テストを実施する役目は終わった」と語りました。
この発言を整理すると、次のようになります。
①学力テストの目的は、日教組が強いと学力は低くなることを確かめるために行った。
②その結果、予想通りの結論が得られた。
③従って学力テストの役割は終った。
2004年の文部科学相であった中山成彬は、当時次のように学力テストの必要性を説いていました。
「子どものころから競い合い、お互いに切磋琢磨する意識を涵養する。全国学力テストを実施する」。
こう主張して、その後全国で学力テストが行われたのです。
あれは嘘だったんですね。
中山成彬は、自らの仮説を立証するために66億円もの税金を使って、全国の児童にテストをやらせていたわけだ。
教育の私物化であり、義務教育を冒涜するものです。
それで分かったことが一つあります。
学力テストの結果で、予算の配分を行うという議論が行われていますが、こういう事だったんですね。
①成績の悪い学校は日教組が強いからだ。
②だから予算を減らして嫌がらせをする。
文教族の考えることとは、この程度ですかね。
中山成彬国交相、今すぐに66億円を国庫に返してください。
あなたの趣味で税金を使ったことを「自供」したのだから、返金するのは当然です。
そして直ちに大臣を辞めなさい。
« 研精会OB連昔若庵「さよなら稲葉さん公演」 | トップページ | 【中山成彬国交相】「ガン」はアナタ »
「ニュース」カテゴリの記事
- The U.S. presidential election is getting interesting.(2024.07.27)
- アメリカ大統領選挙が面白くなってきた(2024.07.26)
- 恐ろしい「子ガチャ」(2024.07.21)
- 候補者は演技者だ(2024.07.15)
- 石丸伸二の底が割れた(2024.07.10)
コメント