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2008/10/28

「石原銀行」不正融資は組織犯罪

都民の財産1400億円を食いものにした石原銀行こと新銀行東京の乱脈経営と不正融資については、当ブログでも再三にわたり採りあげてきたが、今回ようやく司直の手が入った。
10月27日警視庁は、新銀行東京の元行員・青木千代美容疑者と、大阪市中央区のコンピューターソフトウエア販売会社「アシストプラン」会長で元暴力団組員大丸正志容疑者、東京都中野区の給排水設備工事業「リフレックス」諸隈寛容疑者ら計7人を逮捕した。

手口は下図の通りで極めて単純なもので、営業実態の無かった「リフレックス」社に5000万円が融資され、そのうち約1750万円が暴力団員の大丸正志容疑者へ、2700万円が大丸容疑者が経営する「アシストプラン」社へ、残りは関係したブローカーやら、融資した行員らが山分けしたという構図だ。
Photo
(asahi.comより)

勿論、こんなことは氷山の一角で、こうした例は数え切れないほどあるのだろう。今回逮捕されて新銀行東京の元行員は社内でもやり手だったそうで、次々と大口融資を獲得して「救世主」として持ち上げられていた。
石原銀行は、石原慎太郎知事の息のかかった取り巻き、いわゆる石原ファミリーだの、都議会の与党議員や都選出の国会議員やその関係者だのが、寄って集ってお手盛りの融資を受けたり紹介したりして、資金を食いつぶしてきた。青木容疑者らはそのコマの一つに過ぎなかった。
つまり不正融資は、組織犯罪だったということだ。
問われるべきは石原知事を始めとする都の幹部や議員連中の責任である。

今回の事件について石原慎太郎知事は、「今回の事件については銀行は捜査当局に協力し、厳正に対処すべきだ。銀行業務でこのようなことが起きたことは許されない。元行員の個人的行為ということで、銀行は被害者でもあるが、こうした事態を招いた旧経営陣の責任は重い」とのコメントを出した。
この期に及んで未だに他人事のような発言を繰り返している石原慎太郎という人間は、一体どういう精神構造をしているのだろう。

このままでは、甘い汁を吸った人間の逃げ得になりかねない。
新銀行東京の不正融資については、末端行員のシッポ切りに終わらせることなく、事件の全容解明と石原知事を含めた経営責任に追求の手が及ぶよう、捜査当局に期待したい。

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