« 「私生活」@シアタークリエ | トップページ | ノーベル賞 »

2008/10/08

株のことは株にきけ

世界同時株安で、前日の米国市場の大幅下落を受け、今日の東京の株式市場も大きく続落している。ニュースでも連日この話題がトップになっているが、報道によると投資家から証券会社への問い合わせが、毎日殺到しているとのこと。これがどうも良く分からない。株式市場の今後の見通しをきいているのだろうが、そんなこと誰も知らないし、もし知っていたら他人は教えず、自分で売買して大儲けするだけだ。
そういう人々は株式について、基本的な認識が出来ていないのではないだろうか。

株式の売買というのは取引関係など特別の例外を除けば、目的はただ一つ利益を得ること、つまり金を儲けることだ。株を買うというのは値上がりを期待する時であり、売るときは値下がりが見込める時だ。売買が成り立つというのは、買う人と売る人の株数が同じだということであり、その値段で強気と弱気が交差しているわけだ。だから取引が成り立つ。
もし投資家全員が、これから株が上がると予測したら、あるいは下がると予測したら、その瞬間から市場は成り立たなくなる。上がると思う人と同じだけ下がると思う人がいなくちゃいけない。
だから株価が正確に予測できたら、株式市場は成立しないのだ。
証券会社に電話で相談するよう人は、株など買わないことだ。
世の中、金儲けをしようと思ったら必ずリスクも付いてくる、それだけのこと。

こういう時は株の格言でも読んで、頭を冷やすしかないだろう。
「石が浮かんで、木の葉が沈む」
かくのごとく、株価は理屈通りにいきません。
「山、高ければ谷深し 谷、深ければ山高し」
上がったものはいつかは下がり、下がったものはいつかは上がるそうですよ。
「天井3日、底100日」
すると年内いっぱいはムリですか。
「万人があきれ果てた値が高下の界なり」
もしかして今が買い時かも。
「今日の高値は明日の安値、今日の安値は明日の高値」
明日は明日の風が吹く。希望を持ちましょう。

でも自分で投資して損した人はまだいい。
問題は株式になぞ全く縁がない人が迷惑を被るということだ。
例えば年金基金の株式やファンドの運用損、こちらは万人に影響するわけで、こっちの方が大問題だ。

|

« 「私生活」@シアタークリエ | トップページ | ノーベル賞 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

FXなど今や素人が気楽に売買できる時代だけに、火傷してるのもいるんでしょうね。
home-9さんの仰るとおりで、証券会社に問い合わせたところで、誰がそんな情報を教えるかって感じです。
でも、素人が株に手を出すようになったのは欧米諸国に近づいたわけで、逆に言えばそれだけ銀行じゃ利息などまったくあてにならないことを悟った国民が株に走ったということでしょうか?
ま、FXをしてるのは小賢しいというかネットで楽して儲けたい輩が多いようですが・・・

投稿: dorunkon | 2008/10/08 17:09

dorunkon様
コメント有難うございます。
株も現物をやっている間は最悪元手をするだけで済みますが、信用取引だのFXだのとなると財産を潰しかねません。
以前は玄人がやっていたようなことを、今時はネットで誰もが安直にやれる時代になりました。それだけリスクは大きくなるのですから、よほど注意が必要です。
ただ売買市場は長期に見ればゼロサムなので、誰かが損した分を誰かが儲けていることになります。自分が損した分は誰かの利益に貢献したと思って諦めるしかないですね。

投稿: home-9(ほめく) | 2008/10/08 18:00

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82117/42722653

この記事へのトラックバック一覧です: 株のことは株にきけ:

« 「私生活」@シアタークリエ | トップページ | ノーベル賞 »