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2008/12/03

【街角で出会った美女】 タイ編

タイのソムチャイ政権崩壊を受けて、新バンコク国際空港(スワンナプーム空港)など2空港を占拠していた反政府団体・民主主義市民連合(PAD)は、3日朝からようやく撤収を始めました。取り敢えず5日には空港の使用が再開されるようですが、この政争がこのまま終結に向かうとは思われません。というのは、今回の騒動は、タクシン元首相を中心とする親政府勢力対タクシンに反対する反政府勢力との争いが根底にあります。
元にさかのぼれば、2006年のタクシン政権の成立と、その直後の起きた軍事クーデター、それに引き続く軍事政権の支配、そして今年ようやく選挙が行われて民政に復帰したのに、又ここで政権が崩壊したというわけです。

バンコク空港閉鎖で現地に取り残された日本人がTVインタビューで、こんな穏やかな国でなぜなどと言っていましたが、それは不勉強ですね。
第二次大戦後、タイでは度々軍事クーデターが起きており、1976-1991年までの間は軍事政権が続いていました。これからも二転三転あるでしょう。
日本政府の河村建夫官房長官は3日午前の記者会見で、タイのソムチャイ政権の崩壊について「早く安定政権を樹立し、1日も早く平穏を取り戻してもらいたい」と述べていますが、明日は我が身かも知れないですよ。

タイは近代になって植民地支配を受けたことの無いという点では、アジアでは日本と共通しています。
大戦当時は一方で日本と同盟しながら、片方でイギリスに通じるというシタタカな外交を展開して、戦後の地位を築きました。
現在も親日色が強い国で、毎年日本から大勢の観光客がタイを訪れています。特にバンコクは大人のテーマパークといっても良い位、遊ぶにはもってこいの街です。
女性を求めて訪れる男性も多く、夕方レストランに入ると、いかにもという様な日本人男性と現地女性のカップル(それも集団で)が沢山見られます。腹がへっては戦ができぬという訳でしょうか。

不謹慎なことを書いてきましたが、バンコク市内で買い物をした時のブティックの店員で、とても品の良い美しい女性だったのでカメラに収めたものです。
Photo_2
  (クリックで画像が拡大)

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コメント

タイ情勢となるとつい黙っておられず書き込みます。
タイで起こった事は2ヶ月前と全く同じ事です。

今回は憲法裁判所が与党3党(市民の力党、タイ国民党、中道主義党)に解党命令を下したことで、ソムチャイ政権が崩壊したのです。
これを受けて反政府勢力は「内閣が倒れた」「我々の大勝利」と空港や内閣府の封鎖を解きましたが、これでは問題の本質は何も解決しません。
反政府勢力も「仮に新首相を市民の力党から選出するか、もしくは12月8、9日に行われる臨時国会で憲法改正が審議されるようなら再び戻ってくる」と明言しています。

もう少し詳細に説明しますと、タイの憲法裁判所は判事9人の全会一致で、昨年12月に行われた総選挙の際に国民の力党を始め与党3党が票の買収を行っていたとして、3党の解散を命令することを決めたのです。
公判から表決までたった1日と言う荒業でした。
この結果、ソムチャイ首相ら党幹部の公民権は5年停止されました。
そしてタクシン元首相の義理の弟であるソムチャイ首相はこの表決を受け入れるとコメントし、内閣は総辞職し、政権は崩壊したのです。

この経過は今年の9月にタクシン派のサマック政権が崩壊した時と全く同じ経過です。

タクシン元首相が国王を頂点とする旧来の支配層に反旗を翻して地方の貧しい農民に対するばら撒き政策を主体とする政治的な革命を推進し、貧しい農民から絶対的な支持を受けた反面、旧来の支配層からは蛇蝎の如く嫌われ、彼ら旧支配層から資金援助を受けた都市部の中間層が主体の反政府勢力が活発化すると言う社会が現出したのです。

この時に王様は「今こそ司法がその力を発揮すべき時だ」とコメントし、これに力を得た憲法裁判所がタクシン氏の汚職体質を糾弾、彼が外遊中に軍によるクーデターが起こる素地を作ったのです。
この結果、一旦は軍主体の軍事政権が出来ましたが、やはり選挙によって選ばれた民間の政権がタイの政治を推進すべきとの声が強くなり、選挙をおこなったところ、数の上で多数を占める農民層の支持によりタクシン派が勝ってサマック政権が出来たのです。
そして、これに反対する反政府勢力のアピールも・・・・。

そこで、前回と同じく国王の意向を実践するべく憲法裁判所が選挙時の状況を審議し、結果はサマック政権が選挙違反したと認められ、彼の政党は解党、彼自身は公民権停止の判決がでました。
この判決が出る直前に、所属議員たちは新政党である国民の力党に移行、ソムチャイ氏を担ぎ出してソムチャイ政権が誕生、今回の騒ぎになったのです。

ですから、ソムチャイ政権が崩壊してもタクシン派の議員たちは他の政党に移ってまた別の人を担ぎ出してタクシン傀儡政権を続けるでしょうし、仮に再度選挙をおこなってもまたタクシン派が勝ちそうな勢いです。
そのなれば国王、旧支配層は再度、反政府運動を展開するでしょうし、しばらくタイは平静な状況にはなりそうにもありません。

今日の誕生日を前に国王がどんなコメントを発するのか、興味があるところでしたが病気との事でコメントは発表されませんでした。

投稿: タケチャンマン | 2008/12/05 10:36

タケチャンマン様
詳細なコメント有難うございます。
新聞報道では読んでいても、こうして要約されていると大変分かり易いです。
しかしタイの今後の情勢の行方は、決して分かり易いという訳には行かないようですね。権力側が民衆を使って実力行使を扇動するという構図であれば、これからまだまだ混乱が続きそうです。
いずれにしろ観光事業の比重の高いタイにとっては、経済的に大きな打撃を受けることになります。

投稿: home-9(ほめく) | 2008/12/05 11:50

何しろ軍も警察も上層部は全て旧来の支配層に属するエリートで占められておりますから、タクシン派の与党政権がいくら非常事態宣言をしても空港や首相府を不法占拠した反政府勢力の排除に乗り出しません。
放っておいたらタクシン支持派と反タクシン派の市民グループの間で武力闘争が起こる恐れがありました。

この恐れは今後もしばらく継続しそうです。

投稿: タケチャンマン | 2008/12/05 14:30

タケチャンマン様
重ねてコメント有難うございます。
そうするとタイでは、政府の上に軍や警察の幹部が君臨している、権力の二重構造が形成されているわけですか。
不正常な姿はいずれ解消されねばならないでしょうが、これが暴力的手段になった場合、最悪の事態も起こり得るということです。
東南アジアの安定のためには、そうならないよう祈りたいですね。

投稿: home-9(ほめく) | 2008/12/05 17:41

そして、その二重構造の上に国民から神様と崇められているプミポン国王陛下が精神的なよりどころとして君臨しており、その権威は政府与党も含めて全員が認めているのでタイの社会構造は複雑です。

でも、タイの人たちは論理を超越した倫理、社会心理を持つところがあるので、必ずや現在の苦境を平和的に乗り越えてくれると信じています。

投稿: タケチャンマン | 2008/12/05 19:42

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