来年の阪神はメンチで勝つ、か
当ブログで今年のシーズン前に、初めて阪神タイガースの優勝を予言したが、結果は見事に外れてしまった。
評論家たちの事前の予想では3番手というのが大勢を占めていたが、私には優勝の確信があった。
金本、矢野、下柳の熟年トリオがシーズン通して活躍できる最後の年だと思ったのが第一の理由、
第二は新井の加入で打線に芯が出来ると期待できたこと、
そして第三は抑えを含めた投手陣が6球団の中で最も安定していると判断していた。
中盤までは正に私の予想通りの展開で、早々と勝利宣言までしていたが、終盤まるでツキに見放されたように崩れてしまった。それでも例年なら優勝は出来ただろうが、巨人が余りに調子良過ぎた。
今年優勝出来なかったのは、返す返すも残念だった。
さて来年のタイガースだが、優勝はかなり難しいだろう。
FAもドラフトも思惑通り行かなかったのが痛い。最大の弱点だった先発陣の補強に失敗したツケが、来年回ってくるだろう。
依然として熟年3人組の奮闘に頼らざるを得ない現実が、その全てを物語っている。
フル出場が危ぶまれる矢野の控えにいた野口が移籍したのも痛い。
若手の底上げには期待したいが、それは他球団も条件は一緒だ。阪神だけ飛び抜けるのは考えにくい。
真弓新監督の手腕に注目したいところだが、これも未知数だ。
そうなると外人選手ということになるが、今年は新外国人選手としてケビン・メンチ外野手(30=ブルージェイズ)を獲得したが、不安要因としてここ数年タイガースに入団した外国人選手は、総じてハズレが多い。
いま欲しいのは大砲であり、メンチの実績を見るとアヴェレージヒッターのようだ。クリーンアップを打てるようなら嬉しい誤算となるが、こればかりはシーズンに入ってみなければ分からない。
果たして「メンチで勝つ」となるか、期待ハズレに終わって「メンチを切る」となるか。
阪神ファンとしては、頭の痛い年になりそうな、嫌な予感がする。
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