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2009/01/20

「ナチス」化するイスラエル

イスラエルの極右政党「わが家イスラエル」のリーバーマン党首が1月12日、大学でのスピーチで、「第二次大戦中に米国が日本に対して行ったのと同様、ハマスとの戦いを続けなければならない」と語った。
どういう事かと言えば、日本が広島と長崎に原爆が投下された後に降伏していることから、暗にガザ地区への核兵器使用を主張しているわけだ。
年末から始まった今回のイスラエルによるガザ地区への攻撃により、1000名を越える犠牲者と多数の負傷者、倒壊した家屋は6000棟に及ぶ被害が出ている。
イスラエルは既に非人道的な白リン爆弾を使っているが、それでは飽き足らず、核兵器により文字どおりガザ地区の住民の皆殺しをも公言する事態にまで至っている。
取り敢えず、米国のオバマ新大統領の就任前に一時的停戦を宣言したようだが、イスラエルの基本戦略はこれからも変わらないと見て良いだろう。

ガザ地区というのは面積が横浜市くらいの大きさで、そこに約150万人に人々が生活している。その3分の2は元々現在のイスラエル地域に住んでいた住民であり、中東戦争の時に難民となってこの地に移り住んできた人たちだ。
海岸に面してはいるが、制海権をイスラエルに握られていて、海外から医療器具や救援物資を運んできても、イスラエルの海軍によって追い払われる。
陸上はイスラエルが築いた分厚い分離壁によって周囲が囲われ、資材の搬入や搬出が禁止又は著しく制限されている。
物だけではない。人の往来も制限が厳しく、現在は危篤の患者を運ぶ救急車でさえ出入りが許可されない事態になっている。

ガザ地区というのは、要は「強制収容所」になっているわけだ。この中へ押し込めておいて、いわば「兵糧攻め」により次第に追い詰めているわけだ。追い詰められた住民が反撃すれば、報復と称して攻撃を加え住民を殺戮していく。
2004年に当時のシャロン首相のアドバイザーであったアルノン・サフェルは、次のように語っている。
「一発のミサイルには十発のミサイルをもって応じる。女性や子どもも死ぬだろう。女性たちが夫にもうカッサム(ロケット弾)を使わないように懇願するだろう。ガザに閉じこめられた250万人は、イスラム原理主義者に影響され、恐ろしい戦争になる。もし我々が生き残りたいならば、彼らを一日中、毎日、殺し、殺し、殺し続けなければならない。」
この主張は、先のリーバーマン党首の主張と完全に重なっており、イスラエルの本音と見て良いだろう。

イスラエルは第二次大戦中にナチスから受けたホロコーストを、そのままガザ地区のパレスチナ人に対して行おうとしている。
こうしたイスラエルの無法な行動や、その背後にいるアメリカの支援、これらを転換させるのは今のところ国際世論しかないだろう。
先ずは私たち一人一人が声を上げていくことが、その第一歩となるのではなかろうか。

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