【街角で出会った美女】ロシア編(1)
1991年にソ連が崩壊した時は、殆んどの日本国民はこれを喜びました。
共産主義が終わって全ての国が民主主義国家となり、冷戦が消えて国家間の対立がなくなると期待したわけです。何しろ日本共産党までが「諸手を上げて歓迎」したくらいですから。
それから18年、果たしてソ連からロシアに変ったこの国は良くなったのでしょうか。
ビジネスで度々ロシアを訪れている人にきくと、「行くたびに段々悪くなっている」という感想を述べていました。
政府高官の汚職・腐敗は相変わらずで、経済はマフィアが握っている。言論の自由への制限は、いぜんとして続いているとのことです。まあスパイの親分だった人間が大統領(今は首相)をやっている国ですから、致し方ないのかも知れません。
ハッキリしているのは貧富の差の拡大で、わたしがロシア旅行に出かけたときも現地ガイドの見解では、かつてのソ連時代の方が良かったという人が結構多いということでした。
もう一つ考えておかねばならないのは、我が国の国益にとってソ連崩壊は良かったのか悪かったのかという視点です。領土問題一つとりあげても、今の段階では何とも判断できないというところでしょうか。
ソ連との崩壊と歩調を合わせて、欧州のユーロコミュニズムはあっという間に崩壊し、福祉国家論は後退して世界はアメリカの一国支配となりました。
グローバリズムの名の下に、世界は米国型の弱肉強食の資本主義に染まっていきつつあります。今回の世界的な経済危機で、これから軌道修正される可能性はありますが。
先日、渋谷の街を歩いていたら、久々に右翼のデモに出会いました。街宣車を先頭にスローガンを叫びながら行進していて、15分ほど立ち止まって見ていましたが、ついに北方領土の「ほ」の字も出てこなかったのです。昔とは随分と変りましたね。それともロシアのマフィアから、何かオコボレでもあるのかしらん。
モスクワの街を一望できる丘の上では、何組もの新婚カップルが、友人たちから祝福を受けていました。
彼らの輝くような表情を見ていると、この国の未来に希望が持てそうな気がしてきます。
この花嫁さん、金髪がとても綺麗ですね。
ちょっと触ってみたくなります。触れませんけど。
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