中川財務相とアル中
自民党には「中川」姓の二人の有力議員がいる。その一人である中川秀直元幹事長は女ぐせの悪いことで知られており、識別するため「中川(女)」と書かれていた。これからはもう一人の中川昭一は、「中川(酒)」と書かれることになるだろう。
わたし自身が酒好きであり、酒では過去になんかいも失敗しているし、それに会社の同僚で親しい飲み友達だった二人をアル中で失っている。だから顔を見るとアブナイ人は容易に見分けられる。
中川昭一がかなりの酒好きか、あるいは既にアル中に足を踏み入れているか、そういう人物であることは前から分かっていた。
G7閉幕後の記者会見での失態は、あきらかに深酒が原因だ。
公の席でも自制できない深刻な事態が中川財務相におきている。
私の友人の経験からすると、アル中の特徴は次のようだ。
(1)奇行が目立つようになる
(2)人格が破壊していく
友人の一人は、会社の朝礼でいきなり次のような発言をしだした。
「昨夜、家にノミが出てとても痒い思いをしました。もし今日、みなさんの中で痒い人がいたら、それは私の責任です。」
これを真面目な顔で喋るのだから、一同あっけにとられた。事情を知っている上司は、「そういうことだそうだから、皆さん気をつけて。」とまとめていた。
この人は根が正直でウソをつかない人だったが、アル中の進行と共に平気でウソを言うようになった。仕事もいい加減になり、最後は退職を迫られ自殺してしまった。
もう一人の友人は、全身がボロボロになるまで呑み続け、最後は肝硬変静脈瘤破裂で死んでいった。
わたし一人が、今もこうして生き残っている。
アル中は本気で直そうとしなければ、死の病である。
中川財務大臣の酒の失敗は、今回が初めてではない。
2008年11月には、宮中晩餐会で酔って大声で怒鳴るという醜態をさらけだしていた。
この1月の衆院本会議では、財政演説で26ヶ所も原稿を読み違いし、議事録の訂正をしている。
その度に反省の言葉を口にしているが、むしろ事態は深刻になってきている。
中川財務相だが、心を入れ替えて本気で酒をやめるか、それでもダメなら医療機関と相談して治療を受けるか、いずれにしろまともな状態にしなければ、大臣はおろか、公職に就くことも辞退すべきだろう。
なにせ半分病気なのだ。
悪いことはいわない。これ以上笑いものにならないために、自発的に辞職するか、それをも拒むなら大臣を解任するしかないだろう。
小渕優子は懐妊だが、中川昭一は解任である。
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コメント
こちらの中川大臣に関する文章はすべて憶測にすぎない気がします。現地にいたわけでもないのに「あきらかに深酒が原因」と断定するのはいかがなものでしょうか。
私にはわずか35分の昼食+短時間の自室での休憩であれほどもうろうとしているのはどう考えてもおかしい気がします。薬との併用のせい、というほうがしっくりきます。もちろんそれも憶測にすぎません。
それから、中川昭一さんはネット上で、もう随分以前から親しみをこめて「中川(酒)」と呼ばれてます。単に「酒」とも呼びます。いつも国民のために積極的に動いてくださるので、非常に人気があるのです。あまり知らないことについてお書きになるのはやめた方が良いと思います。
今回の件については、マスコミの叩きぶりが狂気の沙汰としか思えないのが気になるものの、私には真相がわかりませんのでこれ以上なんとも言えません。しかし少し気になったので書き込ませていただきました。
投稿: 通りすがり | 2009/02/21 21:50
「通りすがり」なら、どうぞそのまま真っ直ぐにお進みください。後が支えますので。
投稿: home-9(ほめく) | 2009/02/21 22:51
文芸春秋の政治の修羅場は本当は中川昭一の書類を文芸春秋が書籍化したものである。
投稿: ガーゴイル | 2021/01/12 12:43