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2009/02/23

祝!「おくりびと」アカデミー外国語映画賞受賞

本日、第81回アカデミー賞の発表・授賞式が行われ、外国語映画部門で滝田洋二郎監督の「おくりびと」が受賞しました。この部門での日本映画の受賞は始めての快挙となりました。
今日は朝から家族の者に、「絶対に『おくりびと』が選ばれるから」と宣言していたので、何だか私まで嬉しさ一杯というところです。

映画をご覧になった方はご存知のとおり、「おくりびと」には人間の「生と死」と、「家族愛」という二つの大きなテーマが描かれていますが、これは世界中どこの国の人々にとっても普遍的なテーマです。
同時にこの映画が、日本人の死生観を色濃く映し出しており、こうした点が高く評価されたのだと思われます。

この映画は主演の本木雅弘が10年以上前から映画化を目指していた企画で、彼の納棺師の演技にはそうした執念が感じられました。
また巨額な資金を投入し大作を作ってきたハリウッド映画界に、一石を投じるものとなるでしょう。
先ずは滝田監督をはじめスタッフ、出演者の皆様に心より祝意を表したいと思います。

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コメント

タケチャンマンも劇場で「おくりびと」を見た時に「久しぶりにインパクトのある映画を見たなぁ~」と感じました。
納棺師という職業がない外国の人たちにも「死者を美しく飾って見送りたい」という気持ちは理解出来るでしょうし共感は受けられると思います。
また納棺師の所作の中に日本の伝統文化である茶の湯や生け花にも合い通じる侘び寂びの感覚が感じられます。
これらの要素が受賞の理由のかなりの部分を占めたのではとタケチャンマンは思っております。
それに「Departures」という英語のタイトルも良かったのかな?
とにかく「つみきのいえ」と合わせて日本映画のダブル受賞おめでとうございます。

タケチャンマン様
コメント有難うございます。
私が映画館で見た際に、映画が終わって最後のクレジットが流れると普段は途中で席を立つ人がいるのですが、この映画では誰も立つ人がいなかったのがとても印象的でした。
もう一つ、この作品を観ているうちに、観客一人一人の肉親や友人の死の場面が思い浮かび感情移入ができることも、感動をよぶ要因でしょう。。
日本映画の優位性を世界的にアピールでき、本当に良かったと思います。

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